nextDR-stolen hope- 公式wiki

家族構成は、両親と自分のみ。
容姿がよく、地頭も良かった為両親に期待されていた。昔は目立つことが好きだった。
ただ、周囲が瀬奈のことを甘やかして育てていた為、性格がひん曲がってしまう。悪口等は一切言われず、ただ褒められて生きてきた。
中学生の頃に大学生の彼氏がいた、中学生の頃はやんちゃしていたらしい。高校にあがる際、ある事が原因で落ち着いた
ただ、メンタルは物凄く弱い。容姿のせいで強いと思われがち。

ある時、当時絡んでいた男に「バーチャルYouTuber」を進められる。当時は目立つことが好きだったのもあり、二つ返事で承諾する。

キャラデザは瀬奈の理想の女の子である。

月日は流れ「バーチャルYouTuber サクラアユ」には慣れたものの、誹謗中傷の多さには慣れずにいた。とある日、俗に言う「サクラアユアンチ掲示板」を見てしまい、今まで褒められて生きてきたせいで自分自身を否定されたような感覚に襲われ、「なぜ私がここまで言われなくちゃいけないのか」と、精神が病んでしまう。

その日にサクラアユという人格が生まれる。

サクラアユが生まれたその日から余り外に行かなくなり、次第に引きこもりになってしまう。外に行くと、誰かに後ろ指を刺されてるような感覚に襲われてしまう、と。そしてそうなってしまったのは他でもない今までの自分の行いだということに気付き、改心していくように精神科にも通い始めた。

サクラアユという人格は自我を持っていない、瀬奈の行動が全て正しいと肯定するからだ。それに甘えた瀬奈が生きてもいない自分の分身に話し掛けるようになったのはそこから。基本的に自分の部屋でしか喋らない、サクラアユを隠すために。
スクーリングでは逆にサクラアユが向坂瀬奈を隠した。

「生きていた、サクラアユは生きていたのに。それを否定する人はみんな嫌い 私とアユちゃんは別人なの！」

「自分が一番大切。けどアユちゃんも大切なの。」

『アユは瀬奈が一番大事、自分のことはいいよ。』

精神科に通い、性格こそ丸くなったものの。サクラアユと話している時以外、自分の本音を話さない。どんなに精神をやられても、自分が一番可愛い。愛される自分が一番すき。何をしたら愛されるのか、何を話せば好いてくれるのかを理解してしまったからこそ、本心は隠すようになってしまった。そんな時、全てを肯定してくれるサクラアユに「そんな瀬奈が1番すき」と論されてしまって、言いたいことも言えぬまま、やはり「愛されることが一番」と考えるようになってしまい、それは未だに治っていない。一生彼女が本音で話すことは無いだろう。

けどいつか本音で話せたらいいね。

サクラアユも本当は人間として、ちゃんと瀬奈のことを支えたかった。そしたら瀬奈はこんなことにならずに済んだのに。生まれてこれなくてごめんなさい。

サクラアユは『本来』の向坂瀬奈である。
ただそれはすなわち瀬奈の大好きな『サクラアユ』の死に繋がってしまうので、彼女が本来の自分に戻ることは無いだろう。