ノスしるべ (ノスタルジア紹介wiki) - phantasmagoria

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phantasmagoria /(アーティスト表記なし)

心に響く旋律は 目覚めた者の道標
(軌跡のブローチ 長き道を振り返り 小さな光へ歩き出す)
紹介No.040 【パネル編集】 【PC編集】 
NormalHardExpertReal
5810
ƒORTE登場 2017.11.08
初代ストーリー19番目の解禁楽曲
 曲調、ストーリー、アーティスト名…様々な側面で話題を呼んだ楽曲。
 記憶を刺激する旋律で聴く者を徐々に目覚めさせていくピアノが、優しく包み込むストリングスや時計の音も手伝って、闇の中にこそ見出せる希望へと導いてくれます。
所属カテゴリ:ノスタルジアオリジナル
関連:wac/郷愁の階段/公式告知

長き道を振り返り 小さな光へ歩き出す
(軌跡のブローチ コメントより)

ノスタルジアの初代から続くforteのストーリーChapter 19の解禁曲。
「phantasmagoria(ファンタスマゴリア)」とは、走馬灯(影絵が回転しながら写るように細工された灯籠の一種。転じて、死に際して見るらしい人生の記憶の疾走)のように次々と移り変わる幻影を示す言葉です。
行先を示す小さな光のような聴き覚えのある旋律は、主に当時のノスタルジアのシステムBGMから引用されており、曲名の通り様々な記憶の面影が繋がって移り変わって行くようなアレンジとなっています。

チュートリアル画面の旋律も含まれているのですが、私はOp.2でチュートリアルを見るまで忘れてしまっていました…。

ジャケ絵が大きく見える告知ツイート


登場時の公式告知


この楽曲が解放されるチャプターは、他と比べてだいぶ特殊でした。
それまでずっとノスタルジアの象徴のような緑色の空の元階段を上っていたのから一転、ガラクタの積もる暗い底からスタートした事、そのストーリー上の景色の変化に合わせてシステム上の選曲画面背景・階段を登る時の背景が暗く変化していたこと、チャプタークリアに必要な課題曲が解禁曲だけでなく8曲もの課題曲演奏が必要だったこと、そのため合計Step数がストーリー最長である200越えであったこと、などです。
課題曲の構成も走馬灯的な要素があり、扉の向こうの世界を楽しむムービーの楽曲を「逆に辿る」というものでした。
そして、辿り切った更に向こうにあったものを見出だしたその時、この長い歩みの必要性に納得したプレーヤーも多かったのではないでしょうか。

アーティストに関して

オリジナル楽曲でありながら作曲者名義が全くの非表示であり、音ゲーの世界では極めて異例なパターンです(ゼロではないです)。
後にOp.2のリサイタル審査員猫「ヴィルカト」(用語集参照)が10点を出したため、作曲者はwacであることが確定しました。
(初代のシステムBGMの作曲がwacである、wacが名義にこだわりを持つ作風である事、ストーリー上の立ち位置、曲調等から作曲者がwacである事は登場時から予測されていました。)
初代ストーリーで同じく名義が非表示なのはエンディングの「Vide Nostalgia」のみで、この楽曲がいかに特別な位置付けであるかがここからも伺えます。

演奏のポイント

おそらくメインとなるのは、初代のモード選択画面の旋律が流れる部分でしょう。右手で弾いたり左手で弾いたりと出番の多いフレーズです。8分続きのシンプルな構成ですが、ここがズレると他も一緒にズレかねませんので、確実に拾っていきましょう。
しかし技術面よりも「あの時の旋律だ」と思い出しながら気持ちたっぷりに鍵盤を押していくのが、この曲らしい演奏となるのではないでしょうか。
Ex譜面について
Real譜面について


ノスタルジアの公式サントラへの収録について

2020年8月19日に発売された「NOSTALGIA Music Collection 〜Op.1 & Op.2〜」に収録されている。
ノスタルジアおよびノスタルジアOp.2の楽曲165曲が収録されたCD5枚組の公式サウンドトラックであり、CDはコナミスタイルの限定販売。
ダウンロード版で曲ごとの購入も可能なのだが、コナミスタイル版についてくるブックレットやCDのデザイン等のビジュアルが素晴らしいのでオススメしたい。

→サントラの特設紹介ページはこちら

ゲーム外での展開

第1回リアルリサイタルにおいて、事務員G氏により演奏されました。(第二回では演奏されていません)
また、ピアノアレンジ・サウンドトラックCD「BEMANI PIANO COLLECTION ノスタルジア」にも収録されています。
詳しくは公式サイトへ
【ヤマハミュージックコミュニケーションズ BEMANI PIANO COLLECTION ノスタルジア】

みんなのコメント

 この楽曲に出会った当時、申し訳なくも「後の展開は余韻だな」と認識してしまいました。それぐらい、ストーリーの中核を克明に表現したクライマックスの楽曲でありチャプターだったと思うのです。
(ページ制作者)


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