ここは2chワンピースエロパロスレのまとめです。


投稿日: 03/10/29 17:12 ID:qJeReZ2M




最近、あいつの視線がどことなく痛い。あたしが目を向けるとすぐに逸らすのが分かる。
言いたい事があるならはっきり言えばいいのに・・・なんだかすごく落ち着かない

あいつの胸には大きな・・・すごく大きな傷がある。胸だけじゃない。体中傷だらけ
あたしの村を守るとき、成り行きで助けることになった国を取り戻す戦いのとき。
めんどくさそうな顔して出て行って、いつも血みどろになって帰ってくる。

あたしの気持ちは知られていない。誰にも言っていないし、絶対に気取られないように注意してる。

航海の邪魔にしかならない感情、あいつを見つめるときに湧き上がる激情。いつだって抑えるのに必死。
だけど・・・最近のあいつの視線は・・・あたしの心の砦をすこしずつ削り取っている。
すごく・・・落ち着かない。酷く・・・いらいらする。

「ナミー・・・蜜柑・・・食っていいか?」「だめに決まってんでしょ!それにまだ酸っぱいわよ!」
この船の船長・・・いつも麦わらをかぶって水平線を見つめている。ガキみたいな時もあれば難しい問題を
「かんけいねぇ!海賊だからな!」みたいな乗りで簡単に答えを見つける。まぶしく見えるけど・・・あいつに持つ感情とは違う
この感情は・・・憧れ・・・なんだとおもう。でもあいつに持つ感情は・・・焦げ付くような・・・壊れてしまいそうな胸の痛み

あたしはあいつを好きなんだ・・・少し低い声・・・傷だらけの体・・・ちょっとずれてる服のセンス
何でだろうと思う。いつもそっけなくてどこか他人を寄せ付けないそんな奴にあたしは心を奪われた。

もう・・・限界なのかもしれない・・・胸の痛みが止まらない
あいつの視線に耐えられない。思いが溢れる。溢れて弾ける。

今夜・・・あいつが見張り・・・あたしはきっと他のクルーが寝静まった後、あいつのところに行くだろう
そして・・・無言で抱きしめあいつの唇に吸い付くんだ

フシダラナオンナニナルンダ
あいつのことが頭から離れねぇ
気がつくと目で追ってる。やけに感がいい女だ。俺が見てると必ず見返してくる
どんなに遠くから見ていてもだ。そのたび俺はあわてて目を外す
きっとあいつは気づいているだろう。俺があいつを見ていることを

俺の夢をかなえるために麦わらかぶった大馬鹿野郎と海に出る前
海賊専門の泥棒とか言いながら擦り寄ってきやがった。いけ好かない女だと思った

だが・・・あの魚人たちとの戦い・・・あいつは一人でずっと戦ってた。
村の人間の命をあんな細い体で奪い返そうと必死になって。
すげぇと思った。俺が出来るのは斬る事だけ。守ることには慣れてない。
でもあいつは守ってた。自分を犠牲にして

あれ以来あいつに対しての見る目が変わった。いけ好かないと思っていた怪しい笑みは
すごく魅力的な太陽のような笑顔に。隙あらば金を掏り取ろうとしていると思っていた指は
繊細で大海原の向こうを指差す力強い道標に

俺は・・・この気持ちを抑えることはもう出来そうにない。あいつを抱きたい
あの笑顔を俺だけのものに。そんな思いが止められない。

いっそ・・・あいつをさらってこの船を降りてしまおうか・・・そんなことも考え始める。
俺の夢を・・・あいつとの約束を反故にしても手に入れたい。と思うこともある。

今夜の見張りは俺・・・どこかであいつが来るのを期待しながら、夜の暗い吸い込まれるような海を見つめる
もしあいつが来たら・・・俺はきっと壊れるだろう。あいつに溺れ全て投げ出してしまうだろう。

ひとつだけ最初の印象から今でも変わらないものがある。

あいつは・・・魔女だ。男を虜にする。俺を骨抜きにする。怪しく美しい魔女。


少しずつ早くなる鼓動を感じながらあたしは見張り台に歩み寄る。
下から眺めると何だか月明かりを映してきらきら輝く物が見える。
何だろう?・・・ん?お酒臭い?あいつ!見張り中に酒なんて!もう・・・

少し緊張が解れた。ホント馬鹿よね・・・思いながら見張り台へあがるはしごに手をかけようとすると
「だれだぁ?明日も早いんだから寝とけよ?昼間は俺が寝るんだからよ。」
上からあいつの・・・愛しい人の声が聞こえてくる。
普段は素っ気無いくせに何気ない優しさを見せる。あぁ・・・あたし完全に参ってるわ・・・
「あんたね!見張りのクセに酒なんか飲んでんじゃないわよ!」一気にはしごを駆け上がり一発殴っておく。

「い!!!てめぇ!いてぇじゃねぇか!!いいじゃねぇか!見張りならしっかりやってんだ!酒ぐらい飲ませろ!寒いんだよここ!」
「毛布ぐらい持ってきなさいよ!この馬鹿剣士!」いいながら持ってきてた毛布を叩きつけてやった
ぶつぶついいながらあいつは毛布に包まる。
何だか拍子抜け。やっぱりさっき思ってたようにはいかないか。
思い出して顔が熱くなる。顔に手を当てていたら目の前の剣士が言う。

「おい・・・寒くないのか?」「そういえば・・・ちょっと肌寒いかも」夜の海・・・しかも見張り台の上。風が強い。
容赦なく体温を奪っていく。肌寒いどころか・・・凍えそうかも・・・。
体を抱きさすっているとあいつのごつい腕があたしの腰を掴んだ。「な!なによ!」

「寒いんだろ?入れ。俺も寒い。体くっつけといたほうがあったけえだろ?」無理やり引き寄せられ胸に抱かれる。
な!何よこいつ・・そんなことされたら!スイッチ入っちゃうじゃない!黙って抱かれ背中越しに体温を感じながら
「ゾロ・・・あんたさ・・・いっつも大怪我して・・・そのうち死ぬわよ?」「あ?俺が夢をかなえる前に死ぬわけねーだろーが」
耳にかかる息がくすぐったい
「じゃなくて!心配する身にもなれって言ってんのよ!」「誰も心配してくれなんて頼んでねーだろーが」
「そうだけど・・・そうだけど!あぁもう!あんたむかつく!」「何なんだお前は!」何でこいつ抱く力が強くなってんのよ!
もうだめ・・・もうむり・・・溢れる・・・「あたしはあんたが心配なの!いなくなってほしくないの!ずっとそばにいてほしいの!」
「あんたがすきなの!!!文句あるかこの馬鹿剣士!!!」背中越しに抱かれ、顔を見ることも出来ない状態で一気にまくし立てた。
あぁ・・・いっちゃった・・・こいつどう思うんだろう・・・



今・・・この愛しい女はなにを言った?
なんかものすごいこと怒りながら叫んで・・・
マジかよ・・・どうしろってんだ。俺は・・・そんな事言われたら押さえが・・・
「ナミ・・・」声をかけると真っ赤な顔して振り返る。潤んだ瞳が艶かしい。いい女だ。月明かりがこいつの魅力を引立たせる。
「何よ!あんたなんか大怪我して死んじゃえばいいのよ!でも・・・あたしも後から行くからね!絶対!あんたがし・・・!」
だめだ・・・耐えられなかった。あいつの体温とぶつけられた気持ちと・・・気がついたら叫ぶあいつの唇を塞いでた。

貪る様に口付けてた。愛しい女は抵抗もしないで受け入れた。
われに返って唇を離すと。気丈な航海士が涙を流してる。「馬鹿!馬鹿剣士!怪我なんかするな!心配させるな!馬鹿!馬鹿!!」
「・・・わかったよ・・・気をつける。」「・・・馬鹿」いいながら目を伏せる。こいつ・・・めちゃくちゃ可愛い・・・だめだ・・・もう無理だな
「ナミ」じっと見据えて言葉をつむぐ。「好きだ。お前、俺の女になれ」いいながら抱き寄せまたキスを落とす。
抱きしめたら壊れてしまいそうな華奢な体。こんな小さな肩に村人全員の命を背負って戦っていた。
まもってやらなきゃ。 俺が。 こいつを。 こいつの守ろうとするもの全てを。 こいつに降り注ぐ矢は全部俺が受ける。
これが・・・愛ってやつなのかもしれない。

でも今は・・・こいつをめちゃくちゃにしてやりたい衝動が止められそうもないな
ナミの上着を乱暴に脱がす。抵抗はない。腹くくってるみたいだ。豊かな膨らみが目の前に現れる。
先端に口付けると甘い声が耳元に聞こえる。細い腰を抱き寄せ強く抱きしめた。
壊れちまいそうだ。大切に・・・優しく・・・そんな余裕は正直無い。
ナミの持ってきた毛布を見張り台に敷くとそこに女を横たわらせる。うるんだ瞳は俺を見据えて。
ゆっくりとナミを包む布を剥いでいく。恥ずかしそうに顔を背ける女の首筋に音を立てて吸い付き証を刻む。
声にならない声をあげ女は俺にしがみつく。
ゆっくりと掠めるように健康的に日焼けした肌に手を滑らせ、ナミの中心に向かう。
そこはもう十分に溢れていた。少し乱暴に花びらを擦ると小さな甘い悲鳴を上げる。もう俺も限界だ。
ゆっくりと自分自身をそこに押し当て。少しずつ開いていく。「ゾ・・・ロ・・・好き・・・すきぃ・・・」
女は俺の背中に爪を立て熱病に浮かされたように俺の名前を呼び続ける。

ナミの中は・・・うまく伝えられないが・・・とにかく柔らかくて暖かい。俺の中心を優しく包むように締め上げる。
俺は我慢できず強く腰を打ちつけた。奥に進むたびに愛しい女は甘い息を吐く。
少しずつ背中に走る痺れ・・・絶頂が近いことを体が伝えている。まだ感じていたい。まだつながっていたい。ずっとひとつでいたい。
そんな思いが渦巻いて・・・気がつくと頭の中は真っ白になってた。ただ快感だけが体を支配していく。
「あ・・・ゾロぉ・・・あたしもぅ・・・もぅ・・・!」急に俺を包む温もりがきつく締め上げてきた。
「うぁ!」耐えられるわけが無いだろう?俺はナミの中で果てた。愛しい女の温もりを感じながら。

ん・・・うわ!さむぃ・・・え・・・?あたし裸・・・あ・・・そっか昨日・・・
うわぁ・・・あのまま寝ちゃったんだ・・・風邪ひいてるかも。なんか頭痛いし、後でチョッパーに薬もらっておこう。
あれ?何で動けないんだろ・・・ボーっとする頭で考えていると目の前に大きな傷のある胸があることに気づく。
ずっと抱いててくれたんだ。こいつ・・・鈍感なんだかまめなんだか・・・ハァ・・・やっちゃったなぁ・・・
いろんな意味でこれから大変かも・・・でも・・・後悔は無い。あたしは愛しい人と結ばれたんだ。
こいつはきっとあたしとの約束なんか忘れて今度の戦いでも大怪我して帰ってくるだろう。
でも・・・あたしは待ってる。こいつが死ぬなんて絶対無いから。あっても無いから。
だけど・・・いつなくなるかわからない温もりを今感じるくらい許してもらえるよね。
愛しい人の大きな傷に口付け水平線から上る朝日を眺めた。すごく綺麗。ずっとこうしていられたらなんて乙女だわあたし(笑)
さてと・・・そろそろ他のクルーが起きるわね。さっさと戻っておこう。


目が覚めるとあいつはいなかった。
夢でも見たのか?でも俺裸だしな。どうなんだ?飲みすぎたのか?毛布もある。・・・どうなんだろう。
考えていると、あいつの香りが残っている事に気がついた。

海と太陽と蜜柑の香り。

どんな顔して会えばいいんだか・・・とりあえずあのラブコックにだけはばれないようしねーとな・・・



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