ナザリック地下大墳墓
画像・紋章など
詳細
タイプギルド拠点
所属ギルド:アインズ・ウール・ゴウン
所在地ユグドラシル:グレンデラ沼地
転移後:カルネ村の北東
Media
登場作品web、書籍

概要

 ナザリック地下大墳墓とはユグドラシルの世界の一つ”ヘルヘイム”のグレンデラ沼地にあるギルドホーム系ダンジョン『ナザリック地下墳墓』を攻略することで手に入れることができるギルド拠点である。
 かつてギルド:アインズ・ウール・ゴウンが未探索ダンジョンとして発見し、そのまま初見クリアしてギルドホームとした。初期NPC製作可能レベルは2250であり、ここにボーナス500が加わり初期値の合計が2750レベルとなっている。*1 そして、ここからさらに増えていると思われる。(詳しくはこの記事末の「NPC製作可能レベル」の項目参照)
 最高十大ギルドの一つとして数えられた悪名高きギルド:アインズ・ウール・ゴウンの本拠地であり、かつて八ギルド連合および関係ギルドや傭兵プレイヤー、傭兵NPCなど合わせて1500人というサーバー始まって以来の討伐隊の大群が制圧を目指して全滅したという伝説を生み出した場所。
 転移後の世界ではギルド:アインズ・ウール・ゴウンのギルド拠点としてまるごとアゼルリシア山脈の南にあるトブの大森林のそばの平原に転移した。位置的にはエ・ランテルの北にあり、カルネ村の北東10km*2 地点に存在している。周りに何もなく丸見えだったのでマーレの魔法により地形を変え、大地の盛り上がりを広い範囲に複数存在させて、その中に埋もれさせる等の隠べいが施されている。

ダンジョン時のナザリック地下墳墓

 ユグドラシルではヘルヘイム内の猛毒の沼地が点在する大湿地帯である”紫毒の沼地”の中の一つ「グレンデラ沼地」の奥地に存在していて、まわりには毒耐性型ツヴェークたちの巨大な根城がある。特定条件下でしか発見できないダンジョンであり、特定高度以下か、もしくは歩いて到達した者の前にしか姿を現さなかった。*3
 このダンジョンは同時攻略系ダンジョンであり、それも最難関の五チーム編成じゃないと無理なタイプである。「墳墓」、「地底湖」、「氷河」、「大森林」、「溶岩地帯」の五つのエリアがあり、墳墓エリアにはアンデッドモンスターばかり、溶岩地帯では炎系のモンスターが溶岩の中から襲ってきたりとエリアごとの特色が完全に分かれている。それぞれ存在するエリアボスを倒すことで「荒野」のエリアに移動した。
 地底湖エリアには真っ白い蝙蝠みたいなボス。溶岩地帯エリアには雷のブレスを吐く竜のようなボス。墳墓エリアには六本の腕を持った阿修羅みたいなボスが存在していて、最後に戦うボスほどより強大になっていく。各エリアをクリアすると「荒野」のエリアに移動するのだが、しかし、荒野エリアではすべてのエリアがクリアされるまで無限湧きの様々なモンスターが出現し、戦わなければならなくなる。これはボス戦で疲弊した者たちにとっては最悪な状況である。
 このダンジョンの攻略法としてはどのボスがどの順番でどれくらい強くなるという情報を集めた後に、わずかな時間差を置いてほぼ同時にボスを倒すというのが正しい攻略法なのだろう。

各階層の詳細

 もともと「墳墓」「地底湖」「氷河」「大森林」「溶岩」「荒野」の六つのエリアのみだったが、のちに増築し墳墓が三層へ増え、第九・十階層が追加されている。墳墓の第一〜三階層間や第九と第十階層間は物理的につながっているが他のエリアとは転移門での移動となる。各階層守護者は守護している階層の転移門が使用された場合分かるように設定されている。
 ナザリック内は転移が制限されていて同じ階層内ならともかく違う階層間での転移はできない。また、外から直接内部へは転移できない。だがリング・オブ・アインズ・ウール・ゴウンを所持していればナザリック地下大墳墓内の名前のついている部屋であれば、回数無制限に自在に転移することを可能とし、外からでも直接中に転移できる。

地表部分

 200メートル*4 四方の広さを持ち、周囲に高さ6メートルの厚い壁に守られ、正門と後門の二つの入口を持つ。混沌とした墓地風の作りがなされ、そんな中の東西南北四か所にそこそこの大きさの霊廟がある。そして中央には巨大な霊廟がおかれ、6メートル級の武装した戦士像が守護するように取り囲んでいる。この中央霊廟がナザリックへの入口である。
 また、ナザリック敷地外にはナザリックへの客や敵と最初に応対するために建てられた、プレアデスたちが日替わりで勤務している一階建てのログハウスが存在する。
配置モンスター
名前解説
地表部分
オールドガーダーアンデッドの警備兵。WEB版では地表部を警戒している。
ナザリック・オールド・ガーダーナザリックにしかいないアンデッド。地表部の大地に隠れて配置されていた。

第一〜三階層「墳墓」

 様々なアンデッドモンスターが徘徊するエリア。
 どこかの階層に飛ばされてしまう転移の罠があったり、落とし穴があったり、負のダメージを与え続けるエリアエフェクトがあったりといろんな罠がある。
 第二階層にはシャルティアの住居である屍蝋玄室や恐怖公の守護する黒棺ブラックカプセルがある。
 地表から第四階層へ向かうルートはまず第一階層から第二階層、第三階層へと降り、その後第二階層へと上がりシャルティアのいる屍蝋玄室を抜ける必要がある。玄室を抜けてすぐの所に見た目がボロボロの(実際はかなり強固に作られている)吊り橋があり、渡ると、その先におよそ100メートル四方はある地下聖堂があり、その中に第四階層へと続く転移門がある。
配置キャラ・モンスター
名前解説
屍蝋玄室
 第二階層にあるシャルティアの住居。中は墳墓内とはまるで違う淫靡な空気が漂う異空間の様であり、濃密で甘い香りが部屋の中を漂っており、生者に対する何らかのバッドステータス効果があるらしい。
シャルティア・ブラッドフォールン第一〜三階層の階層守護者。
吸血鬼の花嫁ヴァンパイア・ブライドシャルティアの愛妾。
ヴァンパイア・ブレイン屍蝋玄室のWEB版での門番。
黒棺ブラックカプセル
 第二階層にある恐怖公の守護する領域。エントマ曰くおやつの間。ユグドラシル時代は女性の外装を持つキャラが罠にかかると、この部屋に飛ばされるよう設定されていた。*5
恐怖公黒棺ブラックカプセルの領域守護者。ユグドラシル時代はプレイヤーをそこそこログアウトさせた強敵。
恐怖公の眷属恐怖公が召喚したゴキブリ。部屋があふれるくらいいる。
シルバーゴーレム・コックローチWEB版で登場した恐怖公の乗騎ゴーレム。
大きな蜘蛛の巣
 第三階層に存在し、このあたりは領域守護者グラントの複数の階層にまたがって守護する領域の一つ。エントマが時々訪れている。*6
墳墓エリア
アンデッド・扉擬態魔ドアイミテーター普段は扉に擬態しているモンスター。
獣の動死体アンデッド・ビースト動物のゾンビ。レベルは動物によって変わる。
死者の大魔法使いエルダーリッチレベル22の魔法詠唱者のアンデッド。
腐肉漁りガストグールの上位種。ゾンビやスケルトンよりも強いアンデッド。
食屍鬼グールレベル1のアンデッド。麻痺毒を持つ。
骸骨スケルトンレベル1以下の最下級のアンデッド。
骸骨弓兵スケルトン・アーチャーレベル2のアンデッド。スケルトンの弓兵
骸骨戦士スケルトン・ウォリアーレベル16のアンデッド。円形の盾とシミターを持つ骸骨の戦士。
骸骨魔法師スケルトン・メイジ魔法を使うスケルトン。
骸骨騎兵スケルトン・ライダーレベル2のアンデッド。骨の馬に乗ったスケルトン
動死体ゾンビレベル1以下の最下級のアンデッド。動作がのろい。
疫病爆撃手プレイグ・ボンバー死亡した際に、爆発して負のダメージを与えると共に周囲のアンデッドを回復させるアンデッド。
肉の動像フレッシュ・ゴーレム生肉製のゴーレム。ゾンビに混ざって配置されている。
床擬態魔フロアイミテーター普段は床に擬態しているモンスター。

第四階層「地底湖」

 暗い地底湖が存在する以外詳細不明。
配置キャラ・モンスター
名前解説
地底湖
 ガルガンチュアが沈めてある湖。
ガルガンチュア第四階層の階層守護者。

第五階層「氷河」

 極寒の空気と氷雪が荒れ狂うエリア。侵入者を遭難させるほど吹雪いたりもするが平時にはそこまで苛烈ではない。冷気による継続ダメージを与えると同時に動きを鈍らせるフィールドエフェクトがあるが、転移後の世界では切ってあるのでただ寒いだけである。
 また、この階層にはアンデッド創造用の媒体である死体が氷漬けの状態で保管されている。その数はアインズトパンドラが二人で生産していっても手が回らないほど。*7

配置キャラ・モンスター
名前解説
大白球スノーボールアース
 スズメバチの巣をひっくり返したような形をしているコキュートスの住居である。壁も天井も家具も全て氷でできている。中でコキュートスが剣を振り回しても問題ないくらいの広さを持つ。*8
コキュートス第五階層の階層守護者。
雪女郎フロスト・ヴァージンレベル82の氷系モンスター。コキュートスの住居大白球スノーボールアースの周りに水晶が立っていてそこに親衛隊の如き者として配置されている。
氷結牢獄
 寒々しい氷の世界に異質な雰囲気を運んでくるメルヘンチックな二階建ての洋館。内部は極寒の外部よりもなお寒く、廊下は青白い氷に覆われている。
 ナザリックに敵対した者が放り込まれる場所であり、陽光聖典の生き残りなどが幽閉されている。
 内部の真実の部屋ではニューロニストが捕えた者たちへの情報収集や拷問を行っている。
ニグレド氷結牢獄に幽閉されているという設定の特化型魔法詠唱者。
ニューロニスト・ペインキル”真実の部屋”にいる特別情報収集官(拷問官)。五大最悪の一人。
拷問の悪魔トーチャーニューロニストのお手伝い。回復魔法が使える。
腐肉赤子キャリオン・ベイビー赤ん坊にも似た半透明の蠢く肉塊。ニグレドの部屋にタブラが自腹を切って大量に配置したモンスター。
非実体のアンデッド氷結牢獄内のあちこちに配置されているアンデッド。

第六階層「大森林」

 温度・湿度ともに過ごしやすい空気で、緑の香りと酸素濃度を濃く感じる場所。ナザリック最大の敷地面積を誇り、大半を鬱蒼と茂る木々が支配している樹海ともいうべき場所。
 侵入者を迎撃する闘技場や蠱毒の大穴、歪みの木々、塩の樹林、木々にのまれた村跡、底なし沼地帯、移住者の為に造られた村などが存在する。村の北には湖もある。
 墳墓を徘徊しているアンデッドのようなモンスターはおらず、通常ではPOPしない魔獣たちによって守られている。
 空があるが上空200m地点に不可視の壁があり、それ以上先にいけないようになっている。時間と共に太陽が上り昼夜すらある。夜空の作り込みはブルー・プラネットが最も気合を入れて作った理想の世界の具現である。
 第五階層から第六階層への転移門、第七階層から第六階層への転移門はどちらとも闘技場の中にある。
配置キャラ・モンスター
名前解説
巨大樹
 高さよりも直径が大きいずんぐりとした樹。中はくりぬかれたようになっており、中央部に支柱、そしてそれに沿って螺旋階段が上へと延びている。樹を完全にくりぬいて作られたアウラとマーレの住居である。中は可変不可固定で作られている。三階建てになっており、一階はリビング、キッチン、お風呂、トイレ、他複数の部屋がある。二階はアウラとマーレの部屋等が色々ある。三階はお客さん用の部屋やテラスがある。*9
アウラ・ベラ・フィオーラ第六階層の階層守護者。
マーレ・ベロ・フィオーレ第六階層の階層守護者。
やまいこズ・フォレスト・フレンズWEB版で登場したクマとエルフのヌイグルミ。
円形闘技場コロッセウム
 長径188メートル、短径156メートル、高さ48メートルとローマ帝政期に造られたコロッセウムそのものである。1500人の侵攻以外ではどんなに屈強な侵入者でもここで最期を遂げた。
土塊くれのゴーレム観客席に配置してあるゴーレム。
ドラゴンの近縁ドラゴン・キンLv55のモンスター。闘技場の片づけ役。
蠱毒の大穴
 餓食狐蟲王が守護する領域。
餓食狐蟲王(がしょくこちゅうおう)蠱毒の大穴の領域守護者。最近新居を構えた。
大きな蜘蛛の巣
 第六階層に存在し、このあたりは領域守護者グラントの複数の階層にまたがって守護する領域の一つ。エントマが時々訪れている。*10
大森林エリア
フェン神獣と呼ばれる上位魔獣。漆黒の巨狼。
クアドラシル六本足の巨大な神獣。カメレオンとイグアナを合体させたような姿をしている。
スピアニードルLv67。アンゴラウサギに似た魔獣。
マーレのドラゴンLv90近い守護者直轄の2体のドラゴン。
アウラの魔獣数多の魔獣たちが配置されている。
 ナザリック外から移住してきた者たちが住む集落以下の場所。畑や果樹園がある。トレント達のために時々マーレが魔法で雨を降らせたり大地の栄養素回復を行っている。
ピニスン・ポール・ペルリア第六階層に移住してからリンゴ農家をやっている。
森精霊ドライアード第六階層に移住し果樹園で働いている。
トレント達第六階層に移住し果樹園で働いている。
マンドレイク達第六階層に移住し畑に植えられている。
蜥蜴人リザードマン第六階層に10人移住してきている。*11

第七階層「溶岩」

 空気がまるで赤い光を持ったかのような世界。紅蓮の輝きをともす溶岩の川が流れている。本来は継続的に炎ダメージを与えるフィールドエフェクトが存在するが、現在は切られているのでただひたすら熱いだけである。ただ熱いだけだが生者の生きられるような生易しい世界ではない地獄のような世界である。
配置キャラ・モンスター
名前解説
赤熱神殿
 白い柱が乱立する、かつては古代ギリシャ風の美しい神殿だったような場所。聖なる神々が悪魔に敗北した後の廃墟、そんな荒廃した雰囲気に満ちた場所。破壊された神殿の中央の位置の少し盛り上がった小高い大地に白い玉座がある。ウルベルトがデミウルゴスの為に様々な物を造った住居。*12
デミウルゴス第七階層の階層守護者。
魔将たち憤怒・嫉妬・強欲等のレベル80台の悪魔たち。
十二宮の悪魔現状では七体しかデミウルゴスの配下にいない悪魔たち。
溶岩の川
 紅蓮が守護する領域。第七階層を流れる溶岩の川。
紅蓮超巨大奈落スライム。溶岩の川の領域守護者。自分の領域内ならデミウルゴスより強敵。
溶岩エリア
悪魔達悪魔は大半が炎に耐性を持つため多く配置されている。
邪精汚された炎の精霊が配置されている。
アンデッド炎に強いアンデッドが配置されている。

第八階層「荒野」

 最強の存在達が配置されている、ナザリックの最終防衛ラインである。
 現在立ち入り禁止。原則アインズが許可した場合のみ進入できる。
 アインズが超位魔法《天地改変ザ・クリエイション》の実験を行ったのもここ。
配置キャラ・モンスター
名前解説
生命の樹セフィロト
 ヴィクティムの住居。
ヴィクティム第八階層の階層守護者。
桜花聖域
 オーレオールが守護する領域。リング・オブ・アインズ・ウール・ゴウンでも直接ここへは転移できない。
オーレオール・オメガ桜花聖域の領域守護者でプレイアデスの末妹。転移門関係の管理を行っている。
ウカノミタマオーレオールのシモベとして配置されている85レベルの少女型モンスター。
オオトシオーレオールのシモベとして配置されている少年型モンスター。
荒野エリア
第八階層のあれらナザリックが誇る最強の存在達。

第九階層「ロイヤルスイート」

 白亜の城を彷彿とさせる荘厳と絢爛さを兼ね備えた世界。見上げるような高い天井にはシャンデリアが一定間隔で吊りさげられている。広い通路の磨き上げられた裕香は大理石のように天井からの光を反射して輝いている。
 第九階層はギルドメンバーの住居としてギルドメンバーの私室やNPCの部屋だけではなく、客間、応接室、円卓の間、執務室等で構成されている。
 また、この階層には他にも様々な施設がある。大浴場や食堂、美容院、衣服屋、雑貨屋、エステ、ネイルサロン等々多種多様。ユグドラシルでは意味のない施設だったが、現在は実際に稼働している。
 第九階層から10人以上が横に手を広げることも可能ぐらい巨大な階段を降りると第十階層である。
配置キャラ・モンスター
名前解説
使用人
 第九階層及び第十階層で細々とした作業を行っている。特に清掃関係――至高の四十一人の部屋の清掃を重点的に行っている。
ペストーニャ・S・ワンコメイド長。一般メイドを指揮している。
一般メイド全部で41人いる。レベル1のメイド。
エクレア・エクレール・エイクレアーイワトビペンギンの姿をした執事助手。彼がトイレ掃除を行えば便器も舐められるほどキレイになる。
男性使用人全部で10人いる。エクレアを運んだり、食堂で食事を作ったりしている。
食堂
 白を基調とした無味乾燥な食堂。メイド達や使用人などが毎日食事をとっている。
料理長ナザリック内の料理を作っている。魔法の効果のある料理を提供している。
スパリゾートナザリック
 スパリゾートをイメージして作られた大浴場。男女合わせて9種17浴槽を持つ。大浴場内は12のエリアに分かれていて、最も大きいのがアマゾン河をモチーフにしたジャングル風呂、情緒あふれる古代ローマ風の風呂、柚を浮かべたゆず風呂、炭酸風呂、ジェットバス、低周波が流れていて入ると体が痺れる電気風呂、炭が浮かんでいる水風呂、謎の光を放つチェレンコフ湯、そして男女混浴の露天風呂。他にサウナ、岩盤浴ができるエリア、リラクゼーションルームがある。
ライオン像のゴーレム普段は風呂場でお湯を吐いているが、マナーを守らない者がいたら襲い掛かるゴーレム。風呂場の領域守護者か?
ショットバー
 管理者は副料理長。落ち着いた照明が室内を静かに照らしていて、酒を並べたカウンターに椅子の数は八つ。静かに酒を楽しむには十分な部屋だと副料理長は確信している。常連と呼べる者は片手で数えられるほど。
 酒も毒扱いされるので、訪れる客は毒無効の装備を外すか雰囲気を味わうためにやってくる。
副料理長普段は食堂で働いているが曜日によってはショットバーでバーテンを務めている。
円卓ラウンドテーブル
 リング・オブ・アインズ・ウールゴウンを持つ者がゲームに入ると特定条件下以外ではこの部屋に自動的にインするように設定されている部屋。部屋の真ん中に黒曜石の輝きを放つ巨大な円卓が鎮座し、41人分の豪華な席が囲んでいる。
 スタッフ・オブ・アインズ・ウール・ゴウンは作られてからずっとこの部屋に飾られていた。
 第九階層に配置されている執事と戦闘メイド。ユグドラシルでは第十階層に配置されていた。
セバス・チャン執事。プレアデスのリーダー。
ユリ・アルファ戦闘メイドその一。
ルプスレギナ・ベータ戦闘メイドその二
ナーベラル・ガンマ戦闘メイドその三
シズ・デルタ戦闘メイドその四。
ソリュシャン・イプシロン戦闘メイドその五。
エントマ・ヴァシリッサ・ゼータ戦闘メイドその六。
その他
パティシエデザート等お菓子を作っている。
鍛冶長アインズやハムスケの鎧を作ったりしている。
八肢の暗殺蟲エイトエッジ・アサシンアインズに付き添い警備を行っている。
アインズ私室の警備兵達コキュートスの部下。だれもがうらやむアインズ私室の警護という栄誉を頂いている。
その他のシモベ上層から連れてこられた選りすぐりの品位を持つ者たちが配置されている。

第十階層「玉座」

ナザリック最下層にして最深部であり心臓部。心臓部たる玉座の間、図書館、宝物殿等ギルドの真髄ともいうべき重要なものが詰まった階層である。
配置キャラ・モンスター
名前解説
玉座の間
 ナザリック地下大墳墓最奥にして最重要箇所。リング・オブ・アインズ・ウール・ゴウンでも直接この部屋に転移する事はできない。
 入口には3メートル以上はあるだろう巨大な扉、その右側には女神が、左側には悪魔が異様な細かさで彫刻が施されている。ナザリックで最も手の込んだ部屋。壁の基調は白で、そこに金を基本とした細工が施されている。天井から吊り下げられた複数の豪華なシャンデリアは七色の宝石で作り出され幻想的な輝きを放ち、壁には各ギルドメンバーの大きな旗が41枚天井から床まで垂れ下がっている。
 中央には真紅の絨毯が敷かれていて、その先は玉座に続く階段まで伸びている。十数段の階段を上がった先にはアインズ・ウール・ゴウンのギルドサインが施された真紅の巨大な布がかけられていて、その前に水晶で出来た玉座であるワールドアイテム"諸王の玉座"が鎮座している。
 ナザリックの管理システムであるマスタ−ソースはユグドラシル時代はどこからでも見れたが、転移後の世界では玉座の間でしか見ることができない。
 アルベドは第九階層に部屋を与えられるまでここが住居だった。
アルベド守護者統括。
レメゲトン
 玉座の間の手前にある半球状の大きなドーム型の部屋。天井には4色のクリスタルが白色光を放っている。壁には穴が掘られ、その中には彫像が置かれている。彫像はすべてソロモンの72柱の悪魔を形どったもの。この部屋こそ最終防衛の間であり、レベル100のパーティー二つくらいなら崩壊させられる威力を持つ。
レメゲトンの悪魔像るし★ふぁーが作った超希少金属製のゴーレム。その数が67体しかいないのは製作者が途中で飽きたからである。
四色のクリスタル侵入者に対し四元素の上位エレメンタルを召喚すると同時に、広範囲に及ぶ魔法攻撃を行うモンスター。
最古図書館アッシュールバニパル
 入口に玉座の間への扉に匹敵する大きさの扉がある巨大図書室。
 図書館というよりは美術館のようなものを想像させる造りになっている。上部は吹き抜けになっており、2階にバルコニーが突き出し、そこにも無数の本棚が部屋を覗き込むように取り巻いていて、半円の天井には見事なフレスコ画と豪華な細工でびっしりと埋めつくされている。
 図書室内は『知の間』、『魔の間』、『理の間』、そして用途別の小部屋――『製作室』や各員の私室等という風に分けられている。
ティトゥス・アンナエウス・セクンドゥス司書長
司書Jエルダーリッチ系モンスターで司書をやっている。
レアメタル製のゴーレム図書館入口の扉を開け閉めしている。
アウレリウス図書館に配置されている複数の死の支配者オーバーロードの一人。
アエリウス図書館に配置されている複数の死の支配者オーバーロードの一人。
ウルピウス図書館に配置されている複数の死の支配者オーバーロードの一人。
コッケイウス図書館に配置されている複数の死の支配者オーバーロードの一人。
フルウィウス図書館に配置されている複数の死の支配者オーバーロードの一人。
宝物殿
 ギルド:アインズ・ウール・ゴウンの集めた最高峰のマジックアイテムが鎮座する場所であり、守護者ですら侵入を許されない聖域。
 宝物殿に入ってすぐの辺りは猛毒の効果をもたらす”ブラッド・オブ・ヨルムンガルド”により空気が汚染されていて、毒無効系の対策をしていない者ならば3歩と持たずに絶命してしまう。
 整頓好きなギルドメンバーが各用途ごとに分けており、武器系、防具系、スタッフ系、装身具系、その他アイテム系、製作物系データクリスタル等に別けられている。入口はパスワードに反応して開く扉となっている。
 奥には霊廟があり、ワールドアイテムと引退していった至高の四十一人の武装を装備したゴーレム”アヴァターラ”達が存在している。
 他のエリアとは物理的に一切つながっていないため、入るにはリング・オブ・アインズ・ウール・ゴウンが必須となる。
パンドラズ・アクター宝物殿の領域守護者。
アヴァターラ霊廟に配置されているゴーレム。指輪を所持している者に襲い掛かる。

ナザリック地下大墳墓を訪れた者たち

ヘッケラン
  • 「アインズによろしく」
  • アインズ「クゥ、クズがぁあああああああ!!」
アルチェル
  • 「財を溜めているようだが、税金は支払っているのか?」
  • アインズ「……この俺の大切な仲間たちと一緒に作りだした宝に唾を吹きかけたな! 糞共がぁ!」
ジルクニフ
  • 「貴殿らの支配する国と私の帝国との間で友好的な同盟を結びたいんだ。将来を見越してね」
  • アインズ「なるほど。それではよろしく頼む」
ネム・エモット
  • 「凄い!こんなの凄すぎるよ!」「すごーい!ゴウン様のお仲間の方たちもすごーい!」
  • アインズ「そんなにすごいかね」「どうだね? 私の、いや、私たちの作った家を一緒に見て回らないかね?」

その他

  • ナザリックがあるグレンデラ沼地だが、特典小説「プロローグ上」やTwitter(2015/9/26)の「シュガールート」ではグレンベラ表記となっている。
  • ユグドラシル時代ギルドメンバー以外を招いたことはほとんど無かった。やまいこの妹である「明美ちゃん」を数度招いたことがあったくらい。*13
  • 全てを敵に回すと、WEB版だとかなりダメージを受けるが勝利。書籍だとナザリックに攻め込まれないが、攻め込めない。頭を押さえ込まれた、ある意味敗北で終わるような感じとなる。*14
  • ナザリック内の細かなギミックの二割はタブラ・スマラグディナの手によるもの。なんだかんだと結構な自由設定データを食いつぶしギルメンからブーイングがあったため、責任を取り課金アイテムを買い集めてデータ量を増やした。*15
  • ナザリック地下大墳墓が受けた損害を修復するにはユグドラシル金貨を消費する。しかし、一日一定額までなら修復費用が掛からない設定となっている。特に上層部等の敵が多く来る階層ほど安く設定されているので第一階層をまるまる更地にしても大した費用は掛からない。*16

ナザリックNPC製作可能レベルについて
WEB版
  • 初期NPC製作可能レベルは不明だがNPCレベル増加の課金アイテムとワールドアイテムの効果により格段に上がっている。(Arcadia[1796]ポリンキー様より)
書籍版
  • 初期NPC製作可能レベルは判明しているが増加については明言されていない。ただ、(Twitter2015/10/14)によるとWEB版と同じく課金アイテム・ワールドアイテム・ギルド長が特殊な職に付く事でNPC製作可能レベルを増やす事が可能となっている。
     また、諸王の玉座がWEB版で描写されたNPCレベル増加の効果があるワールドアイテムの可能性がある事。 (1-045)によるとギルドメンバーがほぼ全員課金していてモモンガもサーバー全体で上位にはいるくらい課金している為、課金アイテムが有るなら使っているのではと思われる事。これらより書籍版でもWEB版同様課金アイテムとワールドアイテムによりNPC製作可能レベルが増加しているのではと思われる。

どなたでも編集できます