なぜないのか疑問だった

スキル無きものにスキルを。



「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!! )」

 誠に遺憾ながら、どこかで聞いたような絶叫脱糞の音が響く。叫ぶ彼の眼前には、大量のマネキニャドラが身を寄せ合って恐怖に震えていた。
「当職は冒険者に対するプラマラ妨害を行ったことへの認識の甘さ憂いてナリます。これは冒険者制度に対する重大な挑戦ナリよ。マネキニャドラは出てこないで謝罪した方がいいナリ、しっかり罪を認識するナリ」
 とりあえず取り急ぎ口にした冒険者だったが、何を言おうと相手は獣である。所詮ヒトの言葉が通じる相手ではない。憤りに身が震える冒険者に妙案が浮かぶ。その発想に、彼の脳内風景では電灯が点ったようなイメージが湧く。
「そうだ、当職というものをニャドラの心の中にきざみ恐怖心を植え付ければきっとニャドラは当職にもっと協力的になるナリ」
 素晴しい発想が浮かんだと思った一瞬だった。冒険者が自ら手で首を直角に曲げ、猛然とニャドラへと襲いかかった。恐怖に駆られたマネキニャドラ達が蜘蛛の子を散らすように逃げ出す。肥満体の冒険者ではニャドラの小回りと素早さからして捕まる訳がない。その現場を目撃するものがいれば、間違いなくそう答えただろう。

 冒険者があの技を使うまでは。

「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!! )」

 冒険者の十八番、絶叫脱糞。その糞射力と反作用で冒険者が加速する。冒険者の向かう先にはニャドラの一群。それぞれ左右に逃れるニャドラ達だったが、群れ中央部にいた数匹が逃げ遅れる。左右は同族、冒険者の足の間には脱糞のシャワー。気づいた時には、もう手遅れだった。
「君達は一生自分のしたことの意味を考えるナリ」
 数匹が壁と冒険者に押し潰され、行動不能となった。ニンマリとほくそ笑む冒険者が自身のイチモツを露出する。サイズに関しては一般的と言うには小さきにすぎるが、それでもニャドラ達からすれば身に余る大きさと言えた。でっぷりと肥えた腹と壁の間から一匹のニャドラを掴み出し、もう片手で己の肛門に残った糞便を掬う。そして、掬った糞便を潤滑油代わりにニャドラの総排出口に塗り込んでいく。掴まれたニャドラは総排出口をいじられる嫌悪感ゆえにか、それともこれからの行為を予感してか、必死で身体を捩って四肢を遮二無二振り回して暴れるが冒険者はついに手放さなかった。

「ニャドラケツマンコ行くナリよ〜」
 冒険者が醜悪な肉塊を押し当てて一気に突きこんだ。種族の違い故に、体躯に対し余りに大きなそれの挿入にニャドラが声にならない叫びを上げる。切れた総排出口からは一筋の血が流れた。
 痛みに苦しむニャドラのことなどお構いなしに冒険者は腰を振る。ニャドラのけつの穴に冒険者のちんぽを突うずるっ込んでやるとけつの穴が糞でずるずるして気持ちが良い。堪らない。
「新しい性癖を。プラスなきものに裁きを」
 興奮のままにまた一匹のニャドラを掴み、自らの肛門に押し当てる。
「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」
 冒険者の肛門をメリメリと押し広げ、ニャドラが少しずつめり込んでいく。やはり抵抗するニャドラだったが、それはただ冒険者を悦ばせるだけに終わる。前のニャドラをオナホのように、後ろのニャドラをディルドのように前後に動かす。冒険者の絶頂はすぐに訪れた。
「もぉダメェ!!我慢できないナリ!!イッちゃうナリィィィィィ!!(ブリブリブリドバドビュパッブブブブゥ!!!!!ジョボボボボジョボボボ!!!!!!!ブバッババブッチッパッパッパパ!!!!!!」
 絶叫、絶頂、射精、脱糞、失禁。その何れもが凄まじい勢いだった。肉オナホと化していたニャドラも、肉ディルドと化していたニャドラも、そのあまりの勢いに冒険者から外れた……と言うよりは“発射”された。
 同族達が駆け寄り、かたや白濁塗れ、かたや糞便塗れの同族に躊躇う。何匹かは絶頂に浸る冒険者を敵愾心に満ちた目で睨む。妙に満足気な冒険者はしっしとニャドラ達を追い払うように手を振っていた。
「出ていけ……出て行けと言っているナリ。くどい……」
 成し遂げた男の瞳にニャドラ達は困惑を隠せなかったが、動く様子が無かったので一匹、また一匹と逃げ出していった。そんなニャドラ達を冒険者が穏やかな心持ちで見送る。
「(当職の恐怖を同族達に知らせ、二度と当職の前に落ちないようにするナリ……)」



 数時間後。
「カネツグ降臨行くナリよ〜」
 スタミナの回復した冒険者がプラマラの聖地とさえ一部で言われるカネツグ降臨へと足を運んでいた。使用ptは重用するシヴァドラパだ。値段がなんとなく好きな数字である30万であったことに加え、あまり魔力操作が上手くない冒険者でもそこそこの力を発揮することが重用の理由だった。妖怪も下忍も中忍も上忍も蹴散らし、問題の5Fに到着。ニャドラが出てきたが、冒険者の心には一切の不安が無かった。経験上、これなら倒せるという魔力操作をし、武者ゴブリンもマネキニャドラもまとめて焼き払う。そして……。

「もぉダメェ!!我慢できないナリ!!漏れちゃうナリィィィィィ!!(ブリブリブリドバドビュパッブブブブゥ!!!!!ジョボボボボジョボボボ!!!!!!!ブバッババブッチッパッパッパパ!!!!!!」
 齢三十四にもなる冒険者の奇声がプラスの無い星卵の前でこだました。

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