なぜないのか疑問だった

お姉さんは処女


__ねぇ?イシス様、僕は妹と関係を持ったこともあるんです

首筋にキスが走る。呆然としながらイシスはその言葉を聴く。
思えば、この男に会ったのがいけなかった。

火属性で前線を張る息子のホルスがナイスアシストを受けているという仲間がいると聞き、イシスは一度、礼を言いたいと思った。
そこにいたのは、金髪蒼眼のりりしい少年。彼はフレイと名乗った。
あどけなさを残した端正な顔立ちは少女のようであるが、程よい筋肉が乗った二の腕は男であった。ホルスより少し年上の少年神に、イシスは少し見とれた。

「いつもホルスをありがとう」
「いいえ、お世話になっているのは僕のほうです。彼はとても強い」
柔らかい物腰で、微笑んでフレイは答えた。イシスを初めて見ると、フレイは上から下まで彼女を見回し、続けてこう言った
「イシス様、とてもホルス君のお母様とは思えない、ううんお姉さんといっていい!」
「まあお上手ね」
イシスは少し照れながら返そうとして、そしてそのまま・・・
「ねぇ?イシス様?」

押し倒されたのだった。
絹のようなイシスの黒髪を救いながら、フレイは手馴れた様子でイシスのほほを押さえ、唇を奪った。紅を差した唇の朱がフレイの唇にうつる。
フレイはそのまま舌を差し入れた。イシスは歯を閉じて抵抗した。やめて、放して。しかし、手首をがっちりとつかまれて、身動きが取れない。
イシスは歯を閉じてフレイの舌を拒んだ。少年神は仕方ないというように一度唇を放すと、

「ねぇ?イシス様、僕は妹と関係を持ったこともあるんです」
さらりと言ってのけたのだった。そして首筋にその舌を這わせ出した。
あっけにとられるイシス、一瞬でも力を抜いたのはいけなかった。
「おやイシス様、お口がひらいてらっしゃる」

フレイは悪戯っぽく微笑みながら、イシスの半開きの口にキスをして、舌を割り込ませる。イシスはスキをみて舌を噛み切ってやろうとしたがフレイの舌にうまくからみとられる。ちゅぱちゅぱと唾液同士が絡まる音をたてながら、フレイの足がイシスの白いドレスをを割り込んだ。
感触は豊満だ。フレイは確信した。これは上玉だ。
ディープキスをしながら、あいた手でドレスの胸元をずり下ろす。たわわな乳房がぷるんとまろびでた。
同時にフレイは足をうごかし、イシスのドレスの裾をたくし上げる。身体をまとう衣より白い両脚が伸びている。
「綺麗ですよ、思っていた以上に」
「やめて、これ以上は・・・」
口を押さえつけながら荒い声で懇願するイシス、その瞳にはうっすらと涙が浮かんでいる。フレイは一度顔を起こし、これも朱をさしたイシスの切れ長の瞳のそばに唇をそえて即答した
「いやです、イシス様。僕は欲しいものをあきらめはしない」

そのまま、両胸が荒々しくもみしだかれる。イシスは最初からだじゅうに嫌悪感が走るのを感じた。
フレイの掌よりはるかに大きな白い乳房は、形をかえてこねくりまわされる。柔らかく温かな感触にフレイは妹の乳房と対比する。どちらも大きい。僕は大きな胸の女性が好きだ。
淫蕩な妹の胸をもてあそぶのもすきだったが、気高いお姉様の胸もたまらない。
フレイはそのまま胸の先端、まだ桃色の乳首をちょっとなめてみる。イシスは嫌悪した表情ながら一瞬びくんとふるえた。彼はそのまま乳首を口に含み、上下に舌をちろちろ這わせながら、対の乳首を指で愛撫する。
イシスの顔から苦悶の表情が消えて、やがてあきらめたような盛ったような吐息をひとつはきだすと、あつい湿り気をおびたあえぎ声をあげはじめた。

イシスには直接的な男性経験はなかった。彼女の夫はある事件でばらばらにされ、それを探し出して集めたことはあったが、男性器だけは見つからなかった。
処女のままホルスを生み出したイシスはほんものの処女だった。震える胸も腰元も一切の穢れはない。フレイがそそられたのはここだった。直接男を知らない年上の女性。
手馴れた彼にとってはなんとしても手に入れたい勝利の証でもあった。火属性の直情的な愛撫を少年神は聖海神の白い豊満な女体に与えていく。
イシスは快楽に震えながら、自分がどうなるかわからないことに不安を感じまたそれに震えていた。

そして、しくしくと泣き出すのだった。
「やめて、フレイ・・・・あ、ああんっ」
穢れを知らぬ少女のよう。
水属性のイシスの深みはフレイをはまらせた。火が水に出会えば飲み込まれるが、勢いのついたひは水を蒸気に替えてしまう。理性を飛ばし浮かれた熱情で積極的にフレイはイシスをなめ上げる。

初めて自分の下半身にフレイの唇が迫ったときに、イシスは最後の抵抗として足を強くとじたが、おかまいなしに少年神は割ってしまう。
割ったところでフレイは歓声をあげた。少し時を生きて充分に熟した女性の身体に、いまだ穢れを知らない女性器がついている!
イシスは両手を顔に押し当てていやいやをした。赤面している。
かわいいひとだ、フレイはにやつきながら、イシスの秘所に優しくキスすると、割れ目を荒くこじあげて、ねろねろと舐めだした。

「はぁああん!」
イシスは両手を当てながら声をあげる。初めての感触に、腰から下がしびれて動かない。
あついフレイの舌が、けして触れられてならない女神の領域を犯している。縦横に走る舌の動きにあわせ、イシスの豊かな臀部も上下する。がっちりと腰をホールドされて、イシスは足をばたばたとさせる。フレイは動かない。
体躯は他の炎の神より小さい少年ではあるが、力は強く、荒々しい攻撃の手をゆるめない。
秘所のなかにある蕾に舌の先端があたったときにはイシスは思わず悲鳴をあげた。いや、悲鳴ではなく嬌声、本能の声であったであろう。
口の周りをなおナイルの河の水の量よりぬらしながら、フレイは執拗にイシスの女性器をなめ上げた。
自分がお姉さまの初めてを奪うんだ。このひとは夫もいるし、子供も生んでいるが、それでも気持ちいいことは何も知らない。可愛らしいものだ。
「ねぇ、イシス様、僕は貴女が大好きだ。妹もかわいいが、貴女もまたすばらしい」

フレイは妹フレイヤとも幾度か関係を持っている。可愛らしい妹はその顔に似ず淫蕩でそれはフレイの好むものだったが、今自分の下で震えているイシス女神は成熟した大人の魅力をたたえ、性的な行為を行ったことがないというところで彼の所有欲と嗜虐心を満たした。
できるものなら自分で征服してみたかった。それが今叶おうとしている。かかえあげたイシスの白い足、指が時々快楽をしめすと指先から震えている。

自分の指を少しイシスの秘所の穴のところにあててみる。イシスは少し大きく腰をふった。割れ目の中には処女膜。フレイは悪戯っぽくほほえむと、やおら身体を起こした。

「イシス様、貴女みたいな女性がいたとはね」

かちゃかちゃと自分の甲冑と衣服の継ぎ目を緩めるフレイ。腰元には少年のものとは思えない大きな屹立した男根があった。イシスはそれを見て、小刻みに全身を震えさせた。
ああ、自分はこんな少年に蹂躙されてしまうのか。
そして、それ以上に、少年の男性器に見とれてしまう自分の愚かさを認めたくなかった。下の口はあられもないほど蜜をたたえていた。これぞナイルの恵みといわんばかりにぬれてしまっているのだ。
羞恥心と期待感にイシスは頬をこれ以上ないほど赤くした。フレイはかわいい、少年らしい微笑をたたえながら、容赦なく硬い男根をイシスの秘穴にあてた。

一度、つうと上下に動かす。
充分に潤っているのを確かめて、一気に押し込む、

「ひぐぅっ・・・・・」イシスは苦悶に顔をゆがめる。
処女膜の力ない抵抗、それはすぐに破られる。小さく、血がにじむ。男根が収まったのを確認して、フレイはゆっくり腰を動かし始める。
前後に、最初はちいさく。

最初イシスは身体を本能的に固くすることで拒否を示した。それでもフレイは腰を動かすのをやめなかった。
拒否は一瞬で、やがて、フレイの動きにあわさってイシスの腰が動いてくるのを感じると、少年神は少しだけビストンをはやめて、自分の下であえぐ美しい聖海神を見下ろした。
イシスは顔をそむけて黒髪を乱し、息も絶え絶えになりながら、苦悶と快楽の間をさまよう表情を浮かべている。イシスの顔を自分のほうへむけさせ、フレイは優しくキスをする。

イシスは声を上げることもできない。
何もしゃべれない。
フレイに対して嫌悪もいとおしさも感じられなく、ただ自分の流される快楽におぼれないよう堪えるだけでいっぱいだった。
しかし、フレイは容赦しない、自分にさらに快楽を与えることに夢中になっている。かわいい顔をして、股間には赤黒い大きいペニス、自分のヴァギナから出入りしている。
フレイはイシスに何度もキスをした。軽く唇をついばんだり、ときには下唇を甘がみしながら。情熱的な火の神らしい、熱いキスをたえまなく。
そして、イシスはいつのまにかキスに応えていた。快楽に流されて、そしてたゆたう、豊かな水の神らしく。

「はぁはぁ、は、あ、あああああああん・・・・・っ」
「イシス様、イシス様、その調子・・・・・ねぇ、気持ちいいでしょう?最高にきれいだ」
年上の女性なのにまるで生娘に対するように、しかし休む暇もなくフレイは腰を動かす。スピードははやめたりゆるめたり、そのたびにイシスは違う表情を見せる。
新しい快楽の場所を見つけたらフレイはわざと止めたりした。カリが届かないともどかしく、イシスから求めて腰を動かし、男根を内部に沈める。痴態がフレイの嗜虐心をそそる。
「おやおや」

長いようで短い時間、絶え間なくピストンをしたあと、フレイは高まりに気がつき、イシスもそれを感じたのか、やがて腰をしならせ身体を伸ばし弓なりとなる。
「で、出るっ・・・・・!」
「あ、あああああああ、ふ、ふ、フレ・・・・・イ・・・・・」

フレイの腰がイシスの膣の最も奥の地点に届いて、どくどくびゅるびゅると白い白濁液を幾度も出す。膣肉にしぼられて、若い男根から無限に勢いよく。子宮の奥までフレイに蹂躙され、イシスは遠く気をやった。
白い肌になびく美しい黒髪の女神をいっぺんに抱きしめて、フレイはイシスを自分のものにしたと知った。二人の股間の間からは、だらしなく愛液と精液がぼと、ぼととこぼれおち、激しい行為の痕を物語っていた。


ややあって、イシスが目を覚ましたとき、そこにフレイの姿はなく、自分の着衣にも髪にも少しの乱れもないことに彼女は驚いた。
しかし、先ほどまでの快楽の痕跡は自分の身体の中にのこり、堪えられなくなった彼女はまた自分で自分の顔を覆った。そしてまぶたの裏に刻み込まれた、容姿端麗な少年神の姿をみて、重ねて彼女は驚いた。

「フレイ、また・・・・・・」

会えないかしら。そうだ、ホルスにまた話してみよう。
あわよくば、自分のパーティに組み込めないものかしら・・・

終わり

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