POG-38：第5試合

対戦カード

レポート

　POG参戦後、代名詞のキックで存在感を示すも、その戦績が伸びない山﨑優華。純正レスラーの里中相手に面目躍如となるか。
　初っ端、山﨑の鋭い前蹴りを受けた里中だが、めげずに前進し山﨑を抱えてボディスラム。さらにはショルダータックルでロープに飛ばし、戻ってきたところを引き倒してスリーパー、さらに逆片エビと試合をリードしていく。
　しかし、それでも山﨑の蹴りは油断ならない。ハイキックで頭部、スピンキックでレバーを打ちぬかれた里中は苦悶の表情で膝をつく。蹴られるのはこりごりと近い間合いを保ち、NLスープレックスやドロップキックで山﨑を頭から叩きつけ続ける。ならばと山﨑も掌底の連打で反撃し、ヒールホールドのロープブレイクを挟んで、至近距離からフライングヒールキック！大の字となる里中だったが、フォールを辛うじてカウント2.9で返す。
　ダメージの残る里中だが、そこからの反撃が凄まじかった。ラリアットで山﨑を吹き飛ばすと、戻ってきた山﨑を捉え、タイガー、ジャーマン、そしてパワーボムと大技を次々と決めて山﨑を粉砕。自力で立てずタンカで控室に運ばれる山﨑の姿が、それを物語っていた。