座標値取得(ginput)
最終更新：
jade_python 2013年02月26日(火) 01:18:46履歴
グラフ上の座標を取得する 
matplotlibで描写したグラフ上の座標を取得する方法を考える。
この処理は僕が開発したシステムにはなくてはならない機能だったので、すごく頑張った（笑）
グラフ上の座標値を取得する方法はいくつかあるようだが、僕はginputを採用した。
ginputはマウスでクリックした位置の座標値を返してくれるコマンドである。
import matplotlib.pyplot as plt x=[0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10] y=[1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11] plt.plot(x,y) a=plt.ginput(n=3)[0] print a plt.show()
上記のコードは、「y=x+1」のグラフを描写した後、グラフ上でマウスがクリックした座標値をターミナルに表示するプログラムである。
5行目のginput(n=1)に記述されている「(n=i)」では、座標値を何回取得する（何回マウスクリックする）かが指定でき、
「n=3」とすれば3回分だけ座標値を取得し、6行目のprint aで座標値をターミナルに出力する。
実際に上記のプログラムを実行すると、ターミナルには
[ (3.2661, 8.2894), (5.3225, 7.7526), (5.5241, 4.2473) ]
と出力される。これより、1回目にクリックした位置の座標値が必要であればa[0]とすればタプル（x座標,y座標）の形式で座標値が取得できる。
ginputのエラー回避
ginputではマウスクリックした位置の座標値を取得できる。
その回数はginputの引数で指定でき、変数として格納した後にprint等で結果を出力できる。
ginputを用いたプログラムの流れは
�．哀薀佞鯲�ち上げる
��引数で指定された回数だけグラフをクリックし、座標値を取得（格納）する
��グラフを（右上の×印で）閉じる
の3段階である。ここで、よくやってしまう操作ミスとして「グラフクリックする前にグラフを閉じてしまう」、もしくは
「引数で指定された回数未満の段階でグラフを閉じてしまう」というものがある。
このようなミスをしてしまうと・・・プログラムは動かなくなり・・・固まり・・・システムは落ちてしまう。
理由はもうお分かりのとおり、約束したはずの取得回数が守られなかったからプログラムがパニクったということ。
そこで僕が考えたのがtry except構文とginputのtimeout機能の組み合わせです。
（try except構文についての詳細はtry except構文のページをご覧ください）
ginputは引数としてタイムアウト機能をもっています。
ginputのタイムアウト機能は「座標取得はあきらめて、[ 空白 ] を格納する」というものです。
それでは下のプログラム例をご覧ください。
ポイントとなるところに番号を振っておきました。
それでは重要なポイントを番号ごとに解説していきます。
このプログラムにより、
※try except構文により、マウスクリックが成されずにグラフが閉じられてしまった場合、try構文を抜け、except構文に処理が流れるようになる。
これにより、システムがダウンすることを防げるのである。
しかし、これだけでは利用手からすると不十分なのである。
なぜならば、try except構文はシステムが大きくなるにつれて、エラー判断が遅くなってしまうというデメリットがあるからである。
つまり、10秒程度はシステムが固まった状態になってしまい、その後ようやくexcept構文が実行される。
その不便点を回避するのがginputのtimeout指定である。
※timeout機能を追加することで、try構文を流れていくのか、はたまた直ちにexcept構文に移行すべきなのかの判断がtimeout時間内で下されるようになるのである。
どういう意味か分かっていただけるでしょうか？ポイントを下にまとめますね。もし、try構文内でエラーが発生した場合、
・try構文は構文内のいつ、どこでエラーが起こったのか認識できない
・よって、ある程度の時間は「このままで待っていてもいいんだよね・・・」と誤解をし、システムが固まる
・待った結果、やっぱりエラーが起きているよ・・・と判断が下され、except構文に流れていく
という特徴があります。一番問題なのは、いつどこでエラーが起き方をしっかりと自覚させることなのです。
この解決策としてtimeout機能があるわけです。上記のプログラムではtimeout時間内に何も問題が起きなければ空白を格納し、while文へ移行する。
もしもtimeout時間内にエラー（グラフが閉じられた）がおきたのであれば、即座に「エラーだ！」と自覚され、except構文に移行する。
これにより、システムが固まってしまうように感じる時間は極端に短くなるわけです。
以上のコードを使えば、より効率的にginputを利用できるのです！
python project
その回数はginputの引数で指定でき、変数として格納した後にprint等で結果を出力できる。
ginputを用いたプログラムの流れは
�．哀薀佞鯲�ち上げる
��引数で指定された回数だけグラフをクリックし、座標値を取得（格納）する
��グラフを（右上の×印で）閉じる
の3段階である。ここで、よくやってしまう操作ミスとして「グラフクリックする前にグラフを閉じてしまう」、もしくは
「引数で指定された回数未満の段階でグラフを閉じてしまう」というものがある。
このようなミスをしてしまうと・・・プログラムは動かなくなり・・・固まり・・・システムは落ちてしまう。
理由はもうお分かりのとおり、約束したはずの取得回数が守られなかったからプログラムがパニクったということ。
そこで僕が考えたのがtry except構文とginputのtimeout機能の組み合わせです。
（try except構文についての詳細はtry except構文のページをご覧ください）
ginputは引数としてタイムアウト機能をもっています。
ginputのタイムアウト機能は「座標取得はあきらめて、[ 空白 ] を格納する」というものです。
それでは下のプログラム例をご覧ください。
ポイントとなるところに番号を振っておきました。
import matplotlib.pyplot as plt X=[1,2,3,4,5] Y=[1,2,3,4,5] plt.plot(X,Y) try: #…�� a=ginput(n=1, timeout=2) #…�� while a==[]: #…�� a=ginput(n=1, timeout=2) print '取得座標値 = ', a except: #…�� print '座標値取得をあきらめました'
それでは重要なポイントを番号ごとに解説していきます。
| �� | プログラムはtry構文内を流れていく。問題なく処理が実行されたらexcept構文は無視する |
| �� | ginputにより座標値を1回取得し、aに格納する。timeoutは2秒とし、2秒以内にクリック事象がなければ空白を格納する |
| �� | �△砲�いて空白が格納された場合は再度ginputを定義し、クリック事象を待つ |
| �� | もしtry構文内においてシステムエラーが生じた場合、直ちにtry構文を抜け、except構文内に記述されたコードに従う |
このプログラムにより、
※try except構文により、マウスクリックが成されずにグラフが閉じられてしまった場合、try構文を抜け、except構文に処理が流れるようになる。
これにより、システムがダウンすることを防げるのである。
しかし、これだけでは利用手からすると不十分なのである。
なぜならば、try except構文はシステムが大きくなるにつれて、エラー判断が遅くなってしまうというデメリットがあるからである。
つまり、10秒程度はシステムが固まった状態になってしまい、その後ようやくexcept構文が実行される。
その不便点を回避するのがginputのtimeout指定である。
※timeout機能を追加することで、try構文を流れていくのか、はたまた直ちにexcept構文に移行すべきなのかの判断がtimeout時間内で下されるようになるのである。
どういう意味か分かっていただけるでしょうか？ポイントを下にまとめますね。もし、try構文内でエラーが発生した場合、
・try構文は構文内のいつ、どこでエラーが起こったのか認識できない
・よって、ある程度の時間は「このままで待っていてもいいんだよね・・・」と誤解をし、システムが固まる
・待った結果、やっぱりエラーが起きているよ・・・と判断が下され、except構文に流れていく
という特徴があります。一番問題なのは、いつどこでエラーが起き方をしっかりと自覚させることなのです。
この解決策としてtimeout機能があるわけです。上記のプログラムではtimeout時間内に何も問題が起きなければ空白を格納し、while文へ移行する。
もしもtimeout時間内にエラー（グラフが閉じられた）がおきたのであれば、即座に「エラーだ！」と自覚され、except構文に移行する。
これにより、システムが固まってしまうように感じる時間は極端に短くなるわけです。
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