最終更新:ID:FFBsrgXsug 2021年06月08日(火) 03:05:36履歴
INDEXへ:クエスト:ヘルヘイム地方【第1章:神剣の荒野ヴィーグリーズ/第2章:イーダフェルト平原/第3章:闇の森ミュルクヴィズ/第4章:旧魔都アンチアダム/第5章:天翼連山バタルエル】ムスペルヘイム地方【第6章:降魔軍道フィンブルバーン/第7章:魔都パンデモニウム/第8章:ヴィルドエンハース遺跡/第9章:天魔断崖アンドラング/第10章:天空大陸アスガルド】
旧メインクエスト内のストーリーダイジェスト版。《月蝕帝国》復活後の新章ストーリーはフルムーンイベントや闘技場イベント内のストーリーとして展開されている。また、新章版メインクエストは第10章まで用意されている。
伝説の終末《ラグナ》の砕き手は、最初は一介の冒険者として旅立った。
通りがかった分水嶺の町アクアマリンを襲撃した女魔族、ラミアを撃退するが、彼女は次元上昇で離れ離れになった子どもを探しているだけだった。
冒険者はラミアの子どもを探しだすと約束し、旅を続ける。
次に赴いたアレシアル高原では、謎の魔術師ハーメルンに大人は殺され、子どもは魔術で操られ、さらわれるところだった。
ハーメルンは次元上昇を防ぐために子どもの魂を生贄に捧げるつもりなのだ。
たとえ次元上昇を防ぐためとはいえ、そのような非道は許せない。
冒険者はハーメルンを追い詰め、子どもたちを解放させる。
ハーメルンは、自分を邪魔したことを必ず後悔する、と冒険者に伝える。
彼女が《月蝕教団》の元神官であり、第2位の邪神官《背信のタローマティ》の妹であったと知るのは、まだ先のことである。
ハーメルンは魔界へ行けと冒険者に言い残した。
次元上昇の余波で、魔界へ通じる道を見つけた冒険者は、『地獄』地方のエルドザンパイアに入り込む。
そこでは奇怪な歩みで儀式を行う者がおり、彼は決して名乗らず、歩く者である魔術師(ウォーカー・マジシャン)とだけ呼ばれていた。
彼は魔法陣を利用して小規模な次元上昇を起こそうと企んでいた。
冒険者がウォーカー・マジシャンを倒し、次元上昇の発生を防ぐ。
しかし、強大な魔術師である彼が《月蝕教団》の末端構成員にすぎなかったと知るのはまだ先のことである……。
過酷な魔界から地上界へ戻る道は少ない。
そのため、冒険者は、魔界と天界をつなぐ遺跡の街ヴィルドエンハースを目指すことにした。
だが、その街では時間が止まっており、無数の罠とモンスター、そして悲しい天使が待っていた。
時空を操る天使は、次元上昇による破壊と混乱という現実から目を背け、街そのものを時の牢獄に凍りづけにしていた。
冒険者は、時空天使の砂時計を破壊し、街の人々を時の牢獄から解放する。
ヴィルドエンハースの遺跡の力を利用し、冒険者は天界にワープした。
そこは神獣の棲むラートーアの森。
しかし、次元上昇を利用して天界に入り込んだ地上界の密猟者とその使役獣に襲われてしまう。
膨大な霊力を持つ神獣は、魔術の媒介として高く売れるのだ。
冒険者は密猟者と戦い、神獣を助けようとするが、あまりにも敵が多く、多くの神獣がさらわれてしまう。
悪いことは続くもので、森を守る天使ムウラに、密猟者と間違われ、戦いになってしまう。
どうにか誤解を解くと、密猟者にさらわれた神獣を奪い返してほしいとムウラに依頼される。
冒険者は、例の密猟者とラミアの子どもをさらった犯人は同一人物ではないかと考え、密猟者の縄張りへと挑む。
天界の聖地クリスタル・ベルに厚かましくも根城を築いた密猟団のボスはオーマといった。
彼は近くの天人の村を襲い、モンスターをけしかけるわ、子どもを人質にとるわ、悪行の限りを尽くす。
しかし、冒険者に追い詰められ、密猟団は壊滅。
オーマはムウラの守る神獣やラミアの子どもたちを解放するのと引き換えに必死に命乞いをする。
どうやら彼は最近シエンレンヴァーリを乗っ取った悪徳商人に雇われていただけらしい。
神獣を無事取り返すと、ムウラは『知識の化身』が住むという天界の遺跡リコル・バサドの場所を教えてくれた。
その『知識の化身』ならば、次元上昇の解決方法も知っているだろう。
しかし、『知識の化身』グノースィの知識は、邪知のたぐいだった。
彼は次元上昇の力を利用し、大量のモンスターを使役し、世界を支配する野望を抱いていたのだ。
冒険者は、禁断の術式が発動する前になんとか魔法陣を破壊し、グノースィを倒す。
だが、その魔法陣は以前に出会ったウォーカー・マジシャンのものと妙に似ていた。
彼もまた《月蝕教団》の構成員だったのだ。
ハーメルン、ウォーカー・マジシャン、そしてグノースィ……三人もの《月蝕教団》関係者を倒してしまったことで、冒険者は《月蝕教団》に目をつけられることになり、意図せぬ大いなる戦いに身を投じていくことになるのである……。
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冒険者は旅の途中、謎の力を手に入れた大富豪に支配された国に立ち寄る。
大富豪ハーヴァーは突然謎の力を手に入れ、国を乗っ取ったらしい。
以前退治した密猟団のボス、オーマも彼に雇われていたようだ。
暴君ハーヴァーを打倒するべく革命軍が立ち上がるが、ハーヴァーの謎の力に圧倒され、歯が立たない。
しかし、冒険者にはその『謎の力』の正体がわかる。
グノースィと同じ、次元上昇の力だ。
冒険者は革命軍と協力し、ハーヴァーを追放する。
不思議なことだが、あのしぶとい老人と、もう一度戦うことになりそうな気がした……。
数々の冒険で名を上げ、アリナスの街を解放したことで、白百合の王国リュンヌの王宮に招かれた。
リュンヌの第一王女リィスは、《月蝕教団》なる邪教に命を狙われており、彼女を守ってほしいとの国王の依頼を受ける。
《月蝕教団》の遣わした魔物が王宮に押し寄せ、王国の兵士とともに迎撃するが、高度な機械じかけの魔獣、ズィーベンゴーレムの術式で国王も兵士も石化されてしまう。
石化をまぬがれたのは、冒険者と王女リィスのみ。
石化の呪いを破るべく、ズィーベンゴーレムを破壊するが……。
ズィーベンゴーレムの造り主にして、《月蝕教団》第7位の邪神官、群像のアカ=マナフが王女リィスをさらう!
リュンヌに伝わる古の『次元塔』に、王女の生贄に捧げ、大規模な次元上昇を起こすつもりだ。
その時、あたかも見守るように、巨大な黒き月が天に昇る。
まるで巨大な暗黒の瞳だ……。
冒険者は無数のゴーレムを打ち破り、群像のアカ=マナフを打ち取り、王女リィスを救出する。
しかし、王家の血はすでに流され、儀式は成功してしまった。
冒険者は黒き月の見守るなか、次元上昇の渦に飲みこまれてしまう……。
次元上昇の渦に飲みこまれ、冒険者は魔界へ飛ばされた。
あらわれたるは謎の老翁。
かの伝説の終末《ラグナ》を予言せし賢者、オフルマズド。
彼が終末《ラグナ》を予言したまさにその日から、ラグナ暦が始まった。
そして今がラグナ暦809年!
あの老魔法使いはいったい何歳なのか?
冒険者は、自分が終末《ラグナ》の砕き手、ラグナブレイカーであると魔法使いに告げられる。
冒険者あらためラグナブレイカーは、オフルマズドの試練を乗り越え、世界の真実の一端を明かされる。
太古の昔《月の民》という民族が《月蝕の民》と戦って滅びた。《月の民》の末裔がラグナブレイカーであり、《月蝕の民》の末裔が《月蝕教団》である、と。
オフルマズドから地上界へ戻る道を教えてもらったが、その途中で魔王后リリスの軍隊に捕まってしまう。
魔王后リリスは地上界侵攻を計画していたのだ。
魔王后いわく、次元上昇とは三つの世界が一つになることであり、それ以外の世界は崩壊してしまうという。
なにやら《月蝕教団》の暗躍があるようなのだが……。
魔王后はラグナブレイカーの力を認めて部下に加えようとするが、ラグナブレイカーはそれを拒否し、地上界へ脱出する。
魔界軍侵攻の知らせを地上界諸国へ伝えるため、ラグナブレイカーは道を急ぐ。
しかし、フロッグ族の開拓地、ガマノ里へ迷い込んでしまう。
ガマノ里のフロッグたちは東方ユエで修行を積んだ強者ぞろい。
里の長、フロッグサムライのカネツグは凄腕の剣豪で、里を守るため何度も立ち上がってくる。
ラグナブレイカーはなんとか誤解を解き、種族を超えた友情を結ぶ。
やっと人間の村までたどりついたラグナブレイカー。
しかし、なぜかその村には人気がまるでない。
そこにやってきたのはルゥナー帝国の皇女、純聖騎士アンジェリカ。
姫君はラグナブレイカーを村人の誘拐犯だと思い込み、騎士団を率いて戦いを挑んでくる。
誤解を受けるのは慣れたこと。
ラグナブレイカーはアンジェリカを説得し、村人の誘拐犯が別にいる可能性を示す。
村人誘拐犯の痕跡を追っていくと、とある神殿の廃墟にたどりついた。
神殿に監禁されていた村人たちを救出するラグナブレイカーとアンジェリカだったが、無数のスライムが襲いかかってくる。
犯人は《月蝕教団》第6位の邪神官、混沌のルドラ!
ラグナブレイカーは、姫騎士と協力して、スライムの群れを駆逐し、混沌のルドラに必殺の一撃を加えるが……。
混沌のルドラは真の姿を現し、巨大なスライムと化してルゥナー帝国帝都スヴァローグへと進撃する。
あまりにも巨大なスライムに帝国軍も歯が立たない。帝都の城壁が完全に破壊されるのも時間の問題だ。
ラグナブレイカーは一縷の望みをかけ、ルドラの本体を倒すため、巨大スライムへと挑む。
ラグナブレイカーは、巨大スライムの《核》となっていた混沌のルドラ本体を倒す。
しかし、ルドラは今際の際に、すでに魔王后リリスの軍団が帝国辺境に到着したことを告げ、ラグナブレイカーを嘲笑うのだった……。
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ルゥナー帝国軍と魔王后リリス率いる魔界軍は一触即発の状態にあった。
ほかの世界を滅ぼすことで魔界を救わんとする魔王后リリスを止められる者はいない。
しかし、そんな時に再び魔法使いオフルマズドが現れる。
彼は《月蝕教団》のスパイが魔界軍に紛れ込んでおり、魔王后リリスを騙しているのだと告げる。
ほかの世界を滅ぼしても次元上昇から逃れる術はないのだ。
《月蝕教団》のスパイが魔王后リリスをそそのかしている。
スパイを見つけ出すため、ラグナブレイカーは単身、魔界軍の陣地に潜り込む。
そこは荒らしつくされ、燃やされたフロッグ族のガマノ里だった。
待ち構えるは《月蝕教団》第4位、焦熱のタルウィ。
そして……《月蝕教団》第5位、渇きのザルチュの2名!
一人でさえ恐ろしい魔導の使い手である邪神官を相手に、苦戦するラグナブレイカー。
数多の試練と冒険を乗り越えたラグナブレイカーは、かろうじて二人を撃退することに成功するが、取り逃がしてしまう……。
しかし、自分の里を荒らされたフロッグサムライのカネツグが焦熱のタルウィを討ちとり、騙されたことに気づいた魔王后リリスが渇きのザルチュに鉄槌を下す。
かくして《月蝕教団》の陰謀は暴かれ、魔王后リリスの軍は魔界に撤退することとなった……。
《月蝕教団》陰謀も暴かれ。魔界軍が撤退するだけ……。
しかし、魔王后リリス配下の高位魔族、魔竜将軍デモゴルゴンが、の師団を引き連れ、謀反を起こし、魔界への撤退を拒む。
目的は帝都スヴァローグ。帝都の城壁が混沌のルドラに破壊されてしまっており、完全な無防備状態であった。
撤退すると言った手前、介入できない魔界軍。
さりとてルゥナー帝国軍が抗戦すれば、再び魔界軍との間に戦端が開いてしまう。
そこで、中立の立場のラグナブレイカーが『単騎』で、将軍デモゴルゴンの魔界師団を打ち破ることに。
フロッグサムライの剣豪やルゥナー帝国の姫騎士と戦い、そして3人もの《月蝕教団》幹部を打ちのめしたラグナブレイカーにかかれば、いかに魔族の精鋭師団でも敵ではなかった……。
魔界軍も完全に撤退し、平和なムードに包まれる帝都スヴァローグ。
《月蝕教団》の陰謀も砕け散り、全ては元に戻ると思われたが……。
再び現れた魔法使いオフルマズドの様子がおかしい。
彼は今まで自分のもう一つの人格を必死に抑えていたことを明かす。
その裏の人格の名は『アフレイマニウス』
《月蝕教団》最高位の大神官であった。
大神官アフレイマニウスの邪術に、ラグナブレイカーは危うく殺されかけるも、まだ残っていたオフルマズドの人格がその邪術を妨げる。
アフレイマニウスを退けることに成功するが、ラグナブレイカーは勝利したわけではない。
終末《ラグナ》を憂い、最後までラグナブレイカーを思って、未来を託した善の魔法使いオフルマズドの心の残滓のおかげであった……。
大神官アフレイマニウスに敗北したラグナブレイカー。
すぐに大神官を追いたい……!
しかし、今戦っても負けるだけ。
おまけに《月蝕教団》の第4位までは倒したものの、第2位、第3位は健在なのだ。
敵を知れば百戦危うからず。
《月蝕教団》、ひいては《月蝕の民》のことを知るために、世界の歴史に詳しい賢者、兎法皇コニーリョの住む天界のラビット庄を訪れる。
しかし、兎法皇コニーリョはすでに《月蝕教団》第2位、背信のタローマティに操られており、魔物を使役してラグナブレイカーに襲いかかってくる。
兎法皇の洗脳を力ずくで解いたものの、善の魔法使いオフルマズドが教えてくれた以上の知識は持ち合わせていなかった。
かわりにコニーリョは、『地上界で最も長く生きている大賢者』が住むという、『地図にない島』の場所を教えてくれる。
『地図にない島』を目指す途中、ラグナブレイカーは旧敵と再会する
それは、かつてアリナスの街で独裁を敷いていた大富豪、ハーヴァーであった。
持ち前の商才で成り上がり、モントラント帝国の『死の商人』として返り咲いていた。
モントラント帝国は、地上界のもう一つの強国、アリアンロッド王国へ戦争を仕掛けており、武器はいくら作っても足りないのだ。
ラグナブレイカーは武器工房の奴隷たちを解放し、ハーヴァーとふたたび対決する。
金にものを言わせて無数の魔剣と魔道具で武装したハーヴァーは、なかなかの強敵だった。
ラグナブレイカーは、両国の戦争は《月蝕教団》の陰謀ではと疑うが、ハーヴァーは一笑に付す。
争い、欲し、殺しあうのが人の業と、ハーヴァーは語り、今度こそこの世を去るのだった。
帝国商人ハーヴァー“卿”を倒したため、追われる身となってしまったラグナブレイカー。
傭兵や賞金稼ぎの手から逃れ、なんとかモントラント帝国の国境沿いの森へ逃げ込むが、すぐ背後に帝国軍最強部隊『不死隊』を率いる豪剣士ジークフリートが迫る。
しかし高邁な武人たるジークフリートは、『死の商人』を倒し、奴隷を解放したラグナブレイカーに対して、どうしても本気で戦えない。
最後にジークフリートは、ラグナブレイカーを英雄と褒め称え、彼をあえて見逃すのだった。
帝国の追撃をふりきり、『地図にない島』へと出航するラグナブレイカー。
しかし、『船の墓場』と呼ばれる恐ろしい海域を通らなければならない。
おまけに、その海域はあの『黒髭』の縄張りなのだ。
魔王も恐れおののく大海賊、黒髭E・ティーチのおぞましき幽霊艦隊が出現し、ラグナブレイカーの船を瞬く間に沈める。
幽霊船に乗り込み、戦い続けるラグナブレイカーだが、敵は無敵のアンデッド。おまけに荒くれぞろいの海賊とくる。
黒髭E・ティーチは、《月蝕教団》第3位、背信のタローマティにしばしの間、操られてしまうが、その呪縛すら跳ね除け、ラグナブレイカーと『約束』を賭け、一騎打ちを行う。
タローマティの呪縛の作用が抜けず、黒髭E・ティーチはラグナブレイカーに敗北する。
しかし、約束は約束。
黒髭E・ティーチは、『地図にない島』までラグナブレイカーを送ってくれる。
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黒髭E・ティーチの幽霊船に送ってもらい、なんとか『地図にない島』にたどりつく。
『地図にない島』と呼ばれる理由も分かるというもの。
逆巻く嵐の海域に囲まれていては、地図を作りに来られるはずがない。
おまけに氷と炎の巨人族がラグナブレイカーの行手に立ちはだかる。
島の最奥には、兎法皇の教えてくれた『大賢者』がいた。
その正体は地上界より古き巨人、スルト。
彼は《月蝕教団》の秘儀を語ってくれる。
《月蝕教団》は超古代に繁栄した《月蝕帝国》末裔たちであり、真の《次元塔》を復活させ、極大の次元上昇を起こす計画を進めているという……!
彼らを倒せるのは《月の民》の末裔である終末の砕き手、ラグナブレイカーだけなのだ、と。
島から大陸へ戻ると、モントラント帝国とアリアンロッド王国との間に戦争が始まっていた。
ラグナブレイカーは、アリアンロッド王国の子どもたちをかどわかす、謎の道化師に出会う。
かつて出会った魔術師ハーメルンに似たその道化師は、ハーメルンの姉であり、《月蝕教団》第3位。背信のタローマティであった。
彼女は子どもたちを兵士に仕立て上げ、アリアンロッド王国へ攻め入るつもりだった。
アリアンロッド王国の誇り高き円卓の騎士たちは、子ども相手に本気は出せないだろう……。
ラグナブレイカーは、背信のタローマティを撃破するが、彼女は不気味に『次元塔の復活は近い』と言い残す……。
モントラント帝国に《月蝕教団》が協力していることを聖王アーサーに伝えるため、アリアンロッド王国へ向かうラグナブレイカー。
聖王アーサーにこころよく迎えられるも、なぜか円卓の騎士達と御前試合の相手をすることに!
しかし、それはラグナブレイカーの力を見極めるための、聖王アーサーの試練であった。
聖王アーサーら円卓騎士団は、すでに《月蝕教団》の根拠地を発見しており、いずれ全軍を率いて叩き潰す予定であったという。
そんな中、突然のモントラント帝国の宣戦布告……。
聖王アーサーは戦争で動けない自分たちに代わり《月蝕教団》の野望をはばんでくれるようラグナブレイカーに頼み、大神官アフレイマニウスの居場所を教えるのだった。
突如として魔界が謎の瘴気に包まれる。
魔界に潜伏中の《月蝕教団》が本格的に次元上昇の儀式を始めたらしい。
いつも魔界へ落とされてばかりのラグナブレイカー。しかし今度は自らの意志で過酷な暗黒世界へ足を踏み入れる。
おぞましき瘴気の中を逃げ惑う魔物や魔族たちを尻目に、竜王バハムートは意にも介さず、終末《ラグナ》来たれり、と咆哮する。
地上界へ進撃を始めるバハムート。
このままでは次元上昇が始まる前に、地上界は終末《ラグナ》を迎えてしまう。
ラグナブレイカーは命をかけて、バハムートと戦い、竜王の進路をそらす。
濃厚な瘴気の中心部からは竜も魔族も、魔王すらも逃げ出していた。
ラグナブレイカーは最大限の守護の力を発揮して、先へと進む。
最後に待ち構えるは《月蝕教団》第2位瘴気のドゥルジ・ナス。
ラグナブレイカーはドゥルジ・ナスの瘴気を祓い、その蟲の群れと菌類庭園を一掃する。
ドゥルジ・ナスは最後に『父』であるアフレイマニスに全てを託し、死んでいく……。
今まで立ちはだかった神官達、彼らが命を捨ててまで復興を願う《月蝕帝国》とは何なのか。
魔界の最奥、次元塔の跡地、腐れただれた大樹の切り株。▲ページ先頭へ
そこは物悲しい廃墟、偉大な帝国の墓場であった。
待ち受けるは《月蝕教団》最高位、大神官アフレイマニウス。
敵が願うは祖国の再興。
勇者が願うは終末《ラグナ》の阻止。
譲れぬ意志がぶつかりあい、決着を迎える。
数多の戦いで成長したラグナブレイカーの一撃が大神官を討ち滅ぼす。
しかし大神官は勝利の笑みを浮かべる。
膨大な魔力と霊力、すなわち《魂》が次元塔の復活に必要だった。
群像のアカ=マナフは、強力な奇跡の力の持ち主であるリュンヌ王国の聖王女リィスの《魂》を生贄に捧げんとした。
混沌のルドラは質より量を選び、ルゥナー帝国全臣民、帝都スヴァローグ全市民の《魂》を生贄に捧げんとした。
焦熱のタルゥイ、渇きのザルチュは魔界軍とルゥナー帝国軍を激突させ、大量の戦死者の《魂》を手に入れようと画策した。
しかし、そのいずれの作戦も失敗に終わると、邪神官たちは作戦を変更した。
それは『自分たちの《魂》を生贄に捧げること』である。
ただし、《月蝕の民》たる邪神官の肉体は、ある一つの血統を除き、自分でも傷つけることすらできない。
《月蝕の民》たる神官たちを滅ぼせるのは《月の民》の末裔、ラグナブレイカーだけ……。
邪神官たちはあえてラグナブレイカーに立ちはだかり、己の《魂》を生贄に捧げたのである。
まさに今、狙いどおり、七人の神官の魂が生贄として捧げられた……!
かくして次元塔が復活し、その内部に潜む影――《月蝕帝国》は蘇ったのである。
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