第一話「七小布高校へようこそ!」[6時間程度]
友人(?)であるオカルト部部長の未御武獅(みごむし)に頼まれて、開運魔術の手伝いをすることになる。
第二話「パズリング R.I.P.」[4〜8時間程度]
「噂なんだけどさ、放課後、PC室のパソコンから」
「『うおおおおお!!わからんんんん!!誰かーーー!!!』って声が聞こえるんだって」
「草」
「録音した音源流してるんでしょ」
「なに目的??」
「知らん」
…
そんな妙な噂が流行りはじめた頃、
あなたの携帯端末に送り主不明のメールが届く。
「あなたに心惹かれています。
今日の夜9時、
学校のPC室に来てください。
教卓にあるパソコンの前で待ってます。
…ずっと待ってます」
意味不明な内容ではあるが、メールの内容が気になったあなた達は夜のPC室に向かってみることにした。
第三話「なるなるなる」[4〜6時間程度]
帰国子女のイス=ジーンちゃんの誘いで最近はやりの奇妙なゲームに参加することになった探索者。
「例のゲームに参加した生徒は皆…パリピになるんだ…」
襲い来るパリピと怪異達。
はたして探索者はこの陽キャパニックで生き残ることができるのだろうか。
注意事項
・若干のびっくり要素が含まれます
・「パリピ」「陽キャ」という表現を使っていますが本作に登場するのはただのイカレポンチです。
実在するパリピ達とは何の関係もありません。
・本作は実在するパリピの中傷を目的としていません。
・作者のにわかギャル語とパリピムーヴが飛び出ます。
・メタフィクション要素が含まれますが、PCがそれを認知することはありません(PLの存在や自分たちの存在など)
第四話「神様クラブ」[12時間程度]
夏の夕暮れ時、探索者たちはある男子生徒から依頼をうける。
彼の依頼は「自分の大切な人をたすけてほしい」。
旧校舎で秘密裏に開かれている、とある会合。
その場所にいるその人に会うために、『たそかれとき』、こっそりと紛れ込め。
だれもしらないはずのその場所―― “神様クラブ”へ。
【こんな方にむいています】
ハッピーエンドじゃなくても構わない。
事件解決型のシナリオでなくてもよい。
じっとりとした気色悪い雰囲気を楽しみたい。
陰湿な人間関係を介したホラーを楽しみたい。
第五話「窮猿投林而して過ぐ」[14時間程度]
茹だるような熱が空気に染み付いている。汗ばんだ肌に服が張り付き、蝉の鳴き声は夕立の気配とともに掻き消えようとしていた。
「誰にも見つからない場所に隠してほしいんだ」
或る夏の日、野球部のエースである榊枝翔偉はあなたたちにそんなお願いを持ち掛ける。
「捨てるのも、なんか怖いだろ」
ガムテープで幾重にも封をされた桐の箱は、ひどくいびつで、そして不気味だった。
「――だから、頼むよ」
運命というものは荒れ狂う海原のように強大で、高校生であったあなたたちは、それに押し流されることしかできなかった。
すべてを知ろうなどとするのは結局のところ理想でしかなく、
曖昧で靄がかかった現実こそが、あなたたちのすみかだった。
あなたたちはどれほど時が経っても、決して忘れることはできない。
これは、未熟な猿たちの世界の話だ。
【注意】
後味が悪いシナリオです。軽度の確定後遺症があります。
第六話「-a- ウラメトガメ」[10時間〜12時間程度]
――ほしいものはなんでも手に入れてきた。
たったまばたき一つで、叶えられないものなんてなかった。
お前のせいで――
様々な怪異に巻き込まれ、稀有な夏を過ごす探索者たち。
またオカルト部の部長から妙な話を聞くことになる
「ここ数日、数人の女生徒が髪を切られる事件が起きている、
それがどうも、夜中に学校に忍び込んだやつらばっかり被害に合っているようなんだ。」
探索者たちは、学校内で起きている怪事件について、調査することになる…
第七話「夏の終末思想」[12時間〜18時間程度]
暑い暑い夏の、汗がしたたり落ちる8月最後の週。
空に高く積まれた白い入道雲。渦巻き薙ぎ払う竜巻。
落ちる雷鳴、強く吹く風、それは嵐の始まり。
揺れる大地、押し寄せる波。異常めいた気象。
上がる温度、灼熱の炎。凍てつく温度、包まれる闇。
音と共に世界に訪れたのは破滅の怪談。
大人でも子供でもないあなた達の、おしまいまで残りわずか。
────それでは、良い終末を。
【要素チェック】
・星を見たり見なかったりして楽しむ、星要素が多い
・高校生などエグい目に合う
・NPCと仲良くする必要がある
・ダイス勝負である
・地震などの自然災害の描写がある
・ホラー描写がある
・ご都合主義である
・クトゥルフ神話以外の神話のお話もある
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