ラグライナ帝国将軍。内政官であったが、優れた事務処理能力は前線でも重宝された為、1253年、共和国戦線の主力部隊が駐屯していた
カルスケートに派遣される。
1255年、9周期23日目
フェルグリアの戦いには、自らも兵を率いて参戦し、
ミズハの本陣への工作を
アリサと共に食い止める。
翌年の
第3次モンレッドの戦いでは、
オーディス部隊の副官を務め、
ラヴェリアの突撃を共に食い止める。
その後、
クァル・アヴェリの戦いにも参戦し、
ガルデス共和国首都を目指して進軍したが、その最中
ノスティーライナの戦いにおいて
ラヴェリア自らが指揮する部隊による奇襲を受ける。
かろうじてこれを撃退したが、その直後に
ラヴェリア事件がおきた為、共和国攻めは一旦中断され、帰国する。
キリグアイ事件解決にも貢献するが、その後に勃発した
帝国内乱戦争では、皇帝の証「
リングオブクラウン」を持つ
セリーナの元につく。
しかし、
セリーナとの間に信頼関係を結ぶことはできず、1258年
ハルバートの戦いにおいて、本国の防衛を任されていたが、
ミナの謀略により、「キリカはルディと内通していた為、留守となった帝都を占拠した」という伝令が前線に到着、
セリーナはこれを信じて急ぎ戦場より帰還した。
結果的にこれは謀略であったことが判明したが、「噂を簡単に信じる程度の信頼関係だった」ということが、両者の間に決定的な亀裂を生じさせ、以後キリカは重要な任務から外されていく。
そこに目をつけた
神聖帝国の
ミナは、
ラディスを囮として派手な行動をさせながら、キリカに
リングオブクラウンと帝都
グラディエストの奪取という本命の反乱計画を実行させ、見事に成功させる。
こうして、
ミナと並んで
帝国内乱戦争を終結させた最大の功労者となる。
彼女は長年「帝国の未来の為、穢れ役を引き受けた」と言われているが、実際は
セリーナへの私怨を晴らしただけという説もある。
帝都を追われた
セリーナは、
ルディと共に、キリカへの復讐も最大の目標としていたが、それを
ミナは見透かし、キリカを囮とすることで
セリーナの居場所を突き止め、殲滅させた。
戦乱の時代が終わり、
アレシア連邦の統治時代がくるが、そこでも、黙々と、そして確実に事務処理をこなし続けた。
最初は伊達眼鏡であったが、あまりにも多すぎる書類を休むことなく見続け、いつしか本物の眼鏡をかけていたという。