ロイヤルハートブレイカー。
シャインのフェアリオン・Gとラトゥーニ(以下、ラト)のフェアリオン・Sによる
“魅せる”合体攻撃である。
威力こそ合体攻撃の中では最低だが、
武器をフル改造すれば少ないENでアルトアイゼンとヴァイスリッターによる
合体攻撃、ランページゴースト(38話以前)と同じ威力を発揮する。
しかし、習得したばかりの技なのでスタートがうまくいかない。
そこで、この合体攻撃を早くものにするために訓練が行われていた。

ヴィレッタ「5秒前、3、2、1、スタート。」

2体のフェアリオンが同時にスタートした・・・・ように見えたが、

ヴィレッタ「2体ともストップ!」
シャイン「えっ?」
ラト「あっ、はいっ!」

2体のフェアリオンは動きを止めた。

ライ「どうしたのですか?」
ヴィレッタ「シャイン王女、スタートが0.6秒遅いですよ。」
シャイン「えっ、そうなんですの?」
ヴィレッタ「ラトゥーニ、あなたもスタートが0.3秒早かったわよ。」
ラト「あっ、すみません。」
ヴィレッタ「王女は緊張で出遅れ、ラトゥーニはあせりでフライング。
      2人の誤差は0.9秒。
      0.5秒以内じゃないと上手な連携が出来ないわよ。」
2人「はいっ!」
リュウセイ「うわ〜っ、厳しいな・・・・。」
ライ「優しさゆえの厳しさだ。
   2人のことをなんとも思っていないのなら怒りもしない。」
リュウセイ「それはまあ、そうなんだけど・・・・。」

そのあと練習を重ねても2人の誤差はなかなか0.5秒以内に縮まらない。

ヴィレッタ「では、本日の訓練はこれで終了。」
2人「ありがとうございました!!」

2人は部屋を出て行った。

リュウセイ「あ〜あ・・・・。体はきれいだけど心はズタボロだな。」
アヤ「2人には差がありすぎるわ。
   ラトゥーニはスクールで訓練されているから
   素でもその辺の軍人より強いわ。
   逆に王女は訓練どころかまったく戦った事がないのよね。」
ライ「しかしこれは王女自身が決めた事だ。
   半年前のおまえのように生半可な気持ちで望んだわけじゃない。」
リュウセイ「うっ・・・・。」
アヤ「まあ、この問題はわたしたちよりも自分たちで解決しないといけないわね。」

―ラトの部屋

ラト「はあぁぁ・・・・。」

ラトは溜め息をついていた。

ラト「データの整理でもしようかな・・・・。」


カタカタッカタカタッ


ラト「ファイルを一旦パソコンに移動させて、
   記録ディスクを初期化して・・・・。」

味方の機体のデータ、敵機の特徴と弱点、
シュミレーションのプログラム、データは膨大だ。

ラト「えっと、次は・・・・。」


ぴたっ


ラト「あれ? 何かしら、このディスク?」

ディスクには“TOP SECRET”と書かれていた。

ラト「これは、わたしの字・・・・。
   こんなディスク持ってたかしら? とりあえず見てみましょう。
   あっ、その前にチェックしておかないと。」


カタカタッカタカタッ


ラト「ウィルスなし、スパイウェア検出なし。これだけすれば大丈夫ね。」


カタカタッカタカタッ


ラト「パスワード? 確か・・・・。」


カタカタッカタカタッ


ラト「解けたわ。映像ファイル? 専用プレイヤーで開いて・・・・。」


カタッ


ラト「こ、これは・・・・。」

ラトは映像の内容に驚いた。

ラト「セットメニューシークレット、
   コードネーム“クロスコンビネーション”・・・・。
   スクール時代にオウカ姉様から教わった・・・・。」

ラトはしばらく映像を見ていた。

ラト「・・・・王女に教えなきゃ・・・・。」

―シャイン王女の部屋

ラト「確かこの部屋ね。」


コンコンッ


シャイン「どちら様?」
ラト「ラトゥーニです、シャイン王女。」
シャイン「ラトゥーニ? 入ってよろしいですわよ。」
ラト「失礼します。」


ウィ―――ン


シャイン「ラトゥーニ、何か御用かしら?」
ラト「フェアリオンにおけるシャイン王女との連携がうまくいかないので、
   対策を考えておきました。」
シャイン「対策?」
ラト「名前は、セットメニューシークレット、
   コードネーム“クロスコンビネーション”です。」
シャイン「何ですの、それは?」
ラト「スクールに伝わる女性限定の秘密のセットメニューなんです・・・・。
   これは連携のために作られた特別メニューです。
   このセットメニューで連携が上達したチームは10組中9組です。」
シャイン「まあ。それなら今からしましょう。」
ラト「・・・・今から、ですか?」
シャイン「ええ。」
ラト「・・・・わかりました。」

するっ、ぱさっ


ラトはいきなり服を脱ぎ始めた。

シャイン「え、えっ? ラトゥーニ、何をし始めるんですの?」
ラト「何って、今からそのメニューを始めるんです。」
シャイン「それと裸になる事と何の関係が?」
ラト「このメニューをアルファベットにすると、
   SetmenuSecret・
   Codename"CrossCombination"。
   通称Setmenu"CrossCombination"
   Crossは記号で"×(ばつ)"。"×"は"x(エックス)"に置き換えます。
   つまり最初の二文字と"x"を組み合わせると・・・・。」
シャイン「Sex・・・・。セックス!!」
ラト「そうです。セックスをする事でお互いの体や気持ちを理解する事。
   これがメニューの本質です。」
シャイン「えっ、そんな・・・・。」
ラト「あら、『今からしましょう』と言ったのはシャイン王女ですよ?」
シャイン「いえ、やめてとは言ってませんわ。ただ、心の準備が・・・・。」


がばっ


シャイン「!!」
ラト「往生際が悪いですよ、王女。」

シャインはラトの手によって瞬時にベッドに押さえつけられた。

ラト「さてと、下着を脱がせてもらいますよ。」
シャイン「やっ、だめっ・・・・。」


ぷるんっ


ラト「!?」

シャインのパンティーから何かが飛び出した。

ラト「これは・・・・。」

なんとそれは本来女性には存在しないはずのペニスだった。

シャイン「ああっ・・・・。」

シャインは恥ずかしさの余りに両手で顔を覆った。

ラト「くすっ・・・・。」


ぺろっ


シャイン「!?」


ぺろっぺろっ


シャイン「な、何が・・・・?」


ぺろっぺろっ


シャイン「えっ、何かがこみ上げて・・・・。」


どぴゅっ


シャイン「!!」
ラト「わあ、王女いっぱい出しましたね。」
シャイン「は、恥ずかしいですわ。この歳になっておもらしだなんて・・・・。」
ラト「あっ、王女初めてだったんですか?」
シャイン「えっ!?」
ラト「勉強で教わったはずですよ?
   今のが“射精”、初めての射精は“精通”と言うんですよ。」
シャイン「今のが、射精・・・・。」
ラト「そしてこの白いのが、“精液”です。」
シャイン「これが、精液・・・・。」
ラト「あっ、まだ元気ですね。じゃ、おもしろいことをしましょう。」

ラトはシャインのペニスをティッシュで綺麗に拭いた後、その場に立ち上がった。

ラト「行きますよ。」
シャイン「えっ?」


しゅっ


シャイン「ひっ!?」


しゅっしゅっ


ラトはシャインのペニスを編みタイツの足でしごく。
いわゆる“足コキ”というものだ。


しゅっしゅっ


ラト「本来は手でするものなんですけどね。どうですか、気持ちいいでしょ?」
シャイン「あっ、あっ・・・・。」


しゅっしゅっ


ラト「わたしの計算によると後5秒、4、3、2、1、0!!」


びゅるっ


シャイン「あっ!!」
ラト「また出ましたね。それでもまだ元気ですね。
   まあ、12年分溜まってたんだから、無理もないと思いますけど。
   さてと、そろそろ本番行きますよ。」
シャイン「えっ?」

ラトは着ていた服を脱いで全裸になった。

ラト「このメニューは女性が教わって、パートナーの男性とするものなんです。
   だから、女性とはどうすればいいのかなと思ったんですけど、
   王女にペニスが付いていて助かりました。それに・・・・。」
シャイン「それに?」
ラト「王女のこと、大好きですから。」
シャイン「・・・・!!」
ラト「さあ、行きますよ。」


ずりゅっ


シャイン「うあっ!!」


ずりゅっずりゅっ


シャイン「な、何ですの、この気持ち良さは・・・・?」

シャインのペニスがラトのヴァギナの中に出たり入ったりする。
シャインは今までにない感覚に包まれた。


ずりゅっずりゅっ


シャイン「あっ、ああっ・・・・。」

ラトも初めてなので痛いはずなのだが、構わず続けていく。

シャイン「あっ、またっ・・・・。」


びくっ


シャイン「はあっ・・・・。」
ラト「さあ、シャイン王女。」


ぬぽっ


シャイン「あっ・・・・。」

シャインのペニスがラトのヴァギナから抜き取った時、また別の快楽が走った。

ラト「今度はシャイン王女自身が動いてみてください。」

ラトはベッドに寝そべってシャインを誘う。
その顔は本来見せない小悪魔の顔だ。

シャイン「えっ、でも・・・・。」
ラト「やっている内に慣れてきますよ。」
シャイン「・・・・・・。」
ラト「ほら、わたしからあふれ出す液がこんなに・・・・。」
シャイン「・・・・・・。」

シャインはドレスを脱いで全裸になり、
そのままラトの腰をつかんでペニスを挿入する。


ぬるっ


シャイン「うっ・・・・。」
ラト「そのまま入れたり出したりを繰り返してみて下さい。」
シャイン「・・・・行きますわよ。」


ずっ


ラト「あっ。」


ずぷっずぷっ


シャイン「ああっ、気持ちいいですわぁ・・・・。」


ずぷっずぷっ


ラト「ふふっ・・・・。」


ぬるっ


シャイン「あっ、そこは・・・・。」

ラトはシャインのヴァギナを指でいじる。
あふれんばかりの汁で指がすべる。

シャイン「そんな、そこいじられると・・・・。」


ぴくっ


ラト「あはっ、王女のが中で大きくなりましたよ。」


きゅうっ


シャイン「うっ、そんなに締めつけないで・・・・。」


ずぷっずぷっ


シャイン「ラトゥーニ!」
ラト「はいっ。」
シャイン「託しますわ、あなたに!」


どくっどくっ


シャイン「は、あ・・・・。」


どさっ


シャインはそのまま前に倒れこんだ。

ラト「シャイン王女・・・・。」

ラトは天井に向かって両手を伸ばす。

ラト「受け取りました、あなたから・・・。」

ラトは両手でシャインの身体を優しく包み込んだ。

―数分後

シャイン「う、ん・・・・。」

シャインは目を開けた。
正面には部屋の照明が見えた。
すぐに自分が仰向けに寝ていた事がわかった。
しかし頭の中がぼうっとしていて何をしていたのか思い出せない。

シャイン「わたしは、何を・・・・。」
ラト「気が付かれましたか、王女。」
シャイン「あっ、ラトゥーニ。」
ラト「はい、お水です。」

シャインはベッドから体を起こして水の入ったガラスのコップを受け取った。


こくっこくっ


シャイン「ふうっ、おいしかったですわ。」
ラト「そうですか、良かったです。それより、王女。」
シャイン「何ですの?」
ラト「自分の姿を見てください。」
シャイン「?」

シャインは視線を下に落とした。

シャイン「!!」

シャインは自分が全裸だった事を思い出してシーツを手繰り寄せる。

ラト「どうでしたか、感想は?」
シャイン「・・・・言えるわけないでしょう。」
ラト「まあ、そうですね。」
シャイン「・・・・ラトゥーニ。」
ラト「はい。」
シャイン「先程わたしのことが大好きとおっしゃいましたわね。」
ラト「はい。」
シャイン「わたしも、同じです。
     だから、わたしの恋人になってくださいませんか?」
ラト「あれ、ライ少尉は?」
シャイン「天秤のバランスでライディ様のほうが上でしたけど、
     先程の行為であなたのおもりの数が増えて、
     鎖がちぎれてしまいましたわ。
     だから、今はあなたのほうが大好きなんですのよ。」
ラト(あらら、ライ少尉捨てられちゃった。)
シャイン「そういうラトゥーニはリュウセイ様のことはいいんですの?」
ラト「・・・・あんな鈍感男はレビにでもあげますよ。」
シャイン(おかわいそうに・・・・。)
ラト「・・・・王女の言いたいことはわかりました。
   では二人っきりのときはわたしをラトとお呼び下さい。」
シャイン「わかりましたわ。」
ラト「王女、お顔を拝借します。」
シャイン「?」
ラト「恋人同士はキスをするものですよ。」

ラトはシャインのあごを軽くつかんで唇同士でキスをした。
ゆっくり目を閉じると、二人の息が口の中で交じり合った。

―そして

アラド「おかわりっ!!」
ゼオラ「相変わらず良く食べるわね。」
アラド「育ち盛りはいっぱい食べなきゃな。」
ラト「あまり食べ過ぎすぎるとおなかを壊すわよ。」
ゼオラ「あっ、ラト。」
アラド「“腹が減っては戦は出来ぬ”って言うだろ?」
(腹ごしらえをしてかからなければ、よい仕事ができない。)
ラト「“腹も身の内”よ。」
(腹も自分の身体の一部だから暴飲暴食はつつしむべきであるということ。)
アラド「満腹のほうが体調がいいんだよ。」
ラト「“腹八分目に医者いらず”って言葉知ってる?」
(食事のたびに満腹するまで食べていると、体に悪い。
八分目くらいでやめておけば病気になる心配もなく、
医者にかからずにすむ。)
アラド「大丈夫だって、俺の胃袋は鉄で出来てるんだから。」
ラト「本当に鉄で出来ている人は世の中には存在しないわよ。」
シャイン「こんにちは、ゼオラ様、アラド様。」
ゼオラ「あっ、ご機嫌よう、シャイン王女。」
アラド「ち〜っす。ところで、ラトと王女って仲がいいよな。
    なんか秘訣があんの?」
ラト「大きな声では言えないけれど・・・・。」
アラド「小さな声では聞こえない。」
ラト「セットメニューシークレット、コードネーム“クロスコンビネーション”を
   シャイン王女と一緒にしたの。」
ゼオラ「えっ!? それって・・・・。」
アラド「何それ?」
ゼオラ「アラドはまだ知らなくていいの!!」
ラト「今じゃすごく仲がいいの。」

あれからラトとシャインは時々身体を重ね合っている。

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