「お疲れさま、アイビス!」
「ありがとう!でも、汗かいちゃったから、まずはシャワーね」
「じゃあ、私も入る!」
戦闘後のアイビス、イルイとお風呂に。そこへ、スレイが現われる。
「何だ04、そんなにべたべたして。母娘でもあるまいに。矢張り、趣味か?」
「だから違うわよ!イルイはあたしの恩人だし、もちろん好きだけど…」
「言い訳なら、なんとでもなるがな。こんな小さな子供相手に。ツグミだけでは満足できないのか?たいした女だ…」

「だから!もう…」

不安げに二人を見つめるイルイ。

「ねえ、仲間なら喧嘩は…」
「よくないわね。全くあなたたち、相変わらずなんだから!」
「ツグミ!あたしは、別に…。ただ、スレイが…」
「ふん。本当のことだろうに。何をいまさら」

空気は険悪なまま。しかし、ツグミの顔には場違いなほどの笑みが。

「もう!いいかげんにしなさい!幸いここはお風呂だし、そういうのも洗い流しちゃいなさい!できないのなら、私がやるわ」
「ツグミさん、何するの?」

イルイの目を見据え、呟くツグミ。

「イルイ、聞いて。この二人はまだお互いを深く知らないから、こうして喧嘩してしまうの。だから、私がやることを見ておいてね」

振り返り、二人に微笑みかけると、近付いていくツグミ。

「ツグミ、あたし…」
「何をするつもりだ?」
「アイビス。いつも私があなたにしていること、スレイにしてあげて。私がサポートするから。いいわね?」

惚けたように、ただ頷くアイビス。

「な、何をする!放せ!」
「スレイ。あなたももう少し素直にならなくてはね。イルイに嫉妬だなんて…」

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