「んっ、ふぅん、んん〜っ!」
   アヤのくぐもった声が格納庫に響く。
   口紅鮮やかな唇は浅黒い肉棒を包み込み、張りのある白桃のような尻には男の指が食い込み、激しく腰を打ちつけられていた。
   豊かな乳房はちぎれんばかりに荒々しく揉まれ、手袋をはめたままの両手も太い肉棒に支配されている。
  「んっ、んっ、んっ……」
   掴まれた頭を乱暴に揺さぶられ、喉奥まで貫かれる激しいイラマチオ。 周囲では、順番を待ちきれない男たちが、彼女の脱ぎ捨てた軍服や下着を肉棒にこすりつけて、弄んでいる。
  「んん……んくん……」
   アヤの口の中で射精が起こり、注がれた精液をアヤは飲み下す。
  「んぶうっ!?」
   だが、飲み干す前に別の肉棒がねじ込まれ、今度は男の腰が狂ったようにピストンして、アヤの口腔内をレイプする。
   両手での奉仕を受けていた男たちが、そんな彼女の赤く染まった頬に白濁をぶちまけた。
   同時に、尻を抱えていた男も子宮にたっぷりと欲望を注ぎ込む。
   次の男は、ムッチリした尻の割れ目を広げ、物欲しげにひくつくすぼまりを貫いた。
  「んおおおおっ!」
   口を犯されながら、アヤは悦びの声を上げる。
   膣内を別の肉棒にかき回され、直腸内をえぐられ、口にはもう一本の肉棒をねじ込まれる。
   絶え間なく、濃厚な精液が真っ白な肢体にぶちまけられた。
   髪。
   頬。
   うなじ。
   肩。
   背中。
   胸。
   脇腹。
   へそ。
   太もも。
   尻。
   全身を精液でてからせながら、アヤは男たちの獣欲にひたすら服従し続けていた……。

  ◆

  「おはようございます、アヤ大尉」
   朝、一人の兵士がアヤに声をかけた。
  「あら、おはよう」
   アヤは朗らかに答える。
   しかし相手は、そんなアヤを見て頬を赤らめているだけだ。
  「どうしたの?」
   彼のその様に愛らしさを感じながら、アヤは尋ねる。
  「あの、ゆうべのアレは……」
  「やだ、見てたの!?」
   アヤの顔が耳まで赤く染まった。
  「もう……あなたも加われば良かったのに」
  「え?」
  「んー、それとも恥ずかしい? でもすぐに慣れるわ。今度からはあなたも一緒に、ね?」
  「いや、あの……」
  「あ、もしかして脅迫されてやってるとか思ってる?」
   アヤの言葉に、彼は黙ってうなずいた。
  「なら、心配いらないわ」
   アヤはニッコリと優しく微笑んだ。
  「私は伊豆基地の男たちみんなの恋人なの」
  「……は?」
  「最初は一人一人順番にお部屋にお伺いしてたんだけど、段々追いつかなくなって……それで週に二、三回くらい、ああやってまとめてお相手してあげてるの」
   朗らかな笑顔のまま、アヤは凄まじい告白をする。
  「次のパーティーは明後日だから、良かったらあなたも参加してね? ……それとも」
   スッとアヤは彼に身を寄せる。
   柔らかな胸の膨らみが、互いの軍服越しに押し付けられた。
  「今この場で、してほしいの?」
   とろけそうなほど甘い声が、彼の鼓膜にねっとりと響く。
  「私のセックスを見ちゃったせいで、興奮して眠れなかったんじゃない?」
   青い手袋をはめた手が、蛇のように股間に伸びた。
   ズボンの下の堅い膨らみを確認し、アヤは劣情に顔を緩める。
  「こんなに大きくしちゃって……つらいでしょう?」
   グニグニとズボン越しに男を愛撫し、その太ももを足で挟むようにしながら、股間をすりつける。
  「慰めて、あ・げ・る」
   その声が、彼の中の何かを断ち切った。
   気が付くと、男子トイレにいた。
   足下にアヤがひざまずいている。
   自分は彼女の頭を掴んで、勃起した物を口の中にねじ込んでいた。
   腰が勝手に動く。
   口の中全体が吸い付き、腰が抜けそうなほどだった。
  「んう……んう、んむぅ……んうぅ〜……」
   口を犯されながら、アヤは悩ましげに呻いていた。
   目尻に涙を浮かべた顔は、悦楽の色に染まっている。
  「大尉が悪いんだ……僕を誘惑したアヤ大尉が……」
   彼は自分に言い聞かせるようにつぶやきながら、腰を振り続けた。
   その後ろに、三人の男たちが順番を待って並んでいた。

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