し〜らな〜いまぁ〜ちぃ〜を あぁるぅいてみぃたぁ〜い♪

 さて、今日の観光名所はアースクレイドルです。
 元はと言えば、このアースクレイドルは人類を未来に残す為に造られたモノです。
 万が一、異星人に全滅させられた時に未来に種を残そうという…
 ……考えてみれば、気が長くて、one or eightのような危険な施設です。
 気づいたら、シャドウミラーなんて言う外部組織も入ってるし。
 大丈夫か、アースクレイドル。

 ああ、そんなアースクレイドルには現在アラドという少年とラトゥーニという少女が連れ込まれてきました。
 どうやら、ニャンニャンし終わった直後に、このアースクレイドルの中核の一人
 オウカ・ナギサに捕獲されてきたようです。
 そのアラド君は現在、アギラという婆様に色々されているようですが、今回の話はちょっと違います。
 数字は厳しいのです。

「ふぅん…スクールの少年ねぇ」
 レモン・ブロウニングはこともなげに呟いた。
 現在客分として、アースクレイドルに住を置いているシャドウミラーの人間である。
 シャドウミラーは成せば長くなるので割愛するが、要はもう一つの地球みたいなモノ。
 そこから訪れた人間で、ラミアなどの、「Wシリーズ」の生みの親である。
「スクールなど俺には関係ない、レモン、俺に何のようなのだ」
 それに応えたのは、同じくシャドウミラーのアクセル・アルマー。
 現在、目の前のレモンと恋人関係継続中……だったっけ?
 Aのストーリーの方を覚えてる俺にとってはそうなんだけど…そうだよね? ちがったっけ?
 閑話休題。
 とりあえず、恋人関係継続中なのである。
「そうねぇ、特にこれと言ってはないんだけど」
 呼び出したのはレモンなのだが、こんな事を言いだした。
 無論、呼び出された方はたまったモノではない。
「人を呼びだしておいてそれか!
 俺はベーオウルフを撃つという宿命もあるんだ! つまらないことで呼び出すな!」
 そう言い放ち、アクセルは部屋から出ようとする。
「まぁ、人の話は最後まで聞くものよ。あのベーオウルフを撃つ為の良い案があるんだけど?」
 そういい、胸元の谷間から一枚のディスクを取り出す。
 どこにしまっているんですか、レモンさん。
「なにぃ…?」
 普段の柄の悪い目つきが、さらに悪くなった気がした。
「そうねぇ、ただで見せてあげるのもいいんだけど…ちょっと条件でも出してみようかしら」
 そう言いつつ、ディスクを一枚フリフリさせる。
「今夜、部屋に一人で待っていてくれない?」
 今夜一人で部屋に待っていてくれない?
 即ち、それまではベーオウルフに逢いに行けないと言うことでもある。
 考えてみれば、アクセルのヒゲマシンは前回の出動でラミアに落とされたのだ。
 …手加減抜きで来いと入ったものの、ホントに手加減無しで来るとは。
 思い起こせば、アンジュルグの矢がコックピットすれすれを貫通したのだ。
 アレで、直撃しなかったのは運がいいとも言えよう。
「遅い、遅いぞ、レモンの奴」
 言われたとおり、素直に待っているアクセルが居た。
 アクセル自信、何故レモンが夜に時間を選んだか…は、何となく予想が付いている。
 久々に抱いてでも欲しいと言うつもりなのだろう?
 こちら側に来てからは一度も抱いたことはなかったレモンの肉体。
 たまにはいいのかも知れない。

 コンコン…

 原始的な手段で、扉から音がする。
「入れ…」
 実はちょっと期待感にまみれながら、アクセルは言う。
 だが、返答されてきた声は別人だった。
「失礼しますでございますことよ」
 緑の髪、体を強調するようなタイツ系の服を着た少女が居た。
 W17、いや、ラミア・ラヴレスであった。
「W17……何故貴様が?」
 アクセルの疑問はもっともだ。 現在ラミアは特殊任務を帯び、連邦の組織にいるはずなのだ。
 アースクレイドルに彼女ガイル理由は、どうせ、レモンの指示なのだろう。
 人形はいつもこうだ。 任務中であっても創造主の言葉があり次第、どんな指令でもこなす。
 ATAなどは、その究極系のようなものだ。
「レモン様の言いつけでございますですの」
 ほぉ… 口笛を軽き吹きながら言った。
 あまり説明になっていない一言なのだが、逆にそれが「Wシリーズ」という感もある。
 アクセルは一通りラミアの体を見る。
 つま先、膝頭、腰、胸、上腕二頭筋、鎖骨、首、口、瞳、額、髪…
 特に胸の部分でアクセルの目をひいたもの。
 それは先程のラミアのディスクであった。 レモンと同じく、谷間に挟んでいたのだ。
 そう言えば、手で支えることもなく挟めている……。
 それだけ彼女の胸は、豊満であった。
「ふぅむ……」
 アクセルは品定めを終了すると、ラミアを手元に引き寄せた。
「ただの言いつけという訳ではなさそうだな、内容を話せ」
「はい、日頃の激務に隊長はお疲れのはずです。その疲れを癒す為にも、夜伽を行え…といわれましたでございますことよ」
「それが、ラミアの指示か?」
「はい…」
 ククク…
 喉の奥でアクセルが笑ったような気がする。
 たまにはこんな人形も抱くのも、一興かもな…
 そう思うが否や、乱暴に腕を引っ張り、自分のベッドに寝かせた。
 いきなりのことで不意を付かれたラミアは、抵抗をする余裕もなかった。
 いや、抵抗をするつもりもないんだけど…

 ビリっ!

 そしてアクセルは、ラミアのただでさえ薄い服を破る。
 破り、その寝ても強調している胸を荒々しくわしづかみにした。
「はぅ…」
 痛さか、それとも別の何かか、悦のような声がラミアの口から漏れた。
 思ったよりも人形が敏感な反応をするので、アクセルもこのまま抱いても構わない。と思う。
 そうすると、アレだ、男としてどうしてもやってみたいことがある。
 ぱいずり。
 やってみたい、男として生まれたからにはやってみたい。
 反論は許さない、やってみたいよな! な! な!?

 ジィー

 とにかく、欲望を中心としてアクセルの男根は起動した。
 ジッパー下げた瞬間にも、それは大きく空を仰いでいる。
 初めて見る、男性のアレにラミアは興味津々だ。 思わず触れてみようとする。 手を伸ばす。
「手ではない。 コレはお前の胸で挟む物だ」
 内心ドキドキしながら、アクセルは言った。
「任務……了解」
 まずはその、アクセルの伸びているものを何とか胸の谷間に挟もうとする。
 仰向けに寝ている分、ちょっと難しいところもあるが
 アクセルがラミアに馬乗りになることで、何とか可能になる。
「うぉ! こいつぁ…」
 アクセル、心の中でガッツポーズ。
 実はレモンとは何度か夜の営みをしたことがあるものの、パイズリは初めてだった。
 というのも、レモンは本番をすぐ好む女性で、男性に対する技巧は凝らしてくれなかったのだ。
 だから、『奉仕』というのは、アクセルにとっても初の体験ではあった。
「動かしますですの」
 谷間にアクセルの男根を挟みつつ、その豊満なオパーイを上下に動かすラミア。
「ふぅ…はぁ、以外に、気持ちの良いモノだな、コレも」
 そのパイズリの気持ちの良さに満足しかけなアクセル・アルマー。
 初めてのパイズリは魔力だ。 さらに、そんなアクセルに追い打ちをかけるかのように―――
「舐めますですの」
 と言う言葉と共に、ラミアの舌が伸びてきた。
 精神コマンド:直撃はないが、こんな時に直撃を決めるラミアが居た。
「くぉ! こ、こいつ、人形のくせに!」
 既に虜になっているアクセル君にそのセリフは似合わないような気がするぞ。
 ともあれ、竿を胸の圧迫感で。
 そしてその頭を舌で攻められているアクセル。
 この猛攻には、流石にソウルゲインなアクセルの男根でも限界はすぐに訪れるものだ。
「ちっ! このセクサドールめ…!
 お前のような夜の人形の技では、俺の限界だって耐えれるものではない!」
 なんだか、微妙な表現をしていますが、実はただ「射精(で)る!」とでも言いたいだけなのです。
 アクセルはラミアの頭をさらに自分のものに寄せ、胸からその竿を離れさせ、全てをラミアの口の中に入れる。
「出すぞ、この人形!」
 
 ドクン…ドクッ!

 アクセルのものからは、大量の精が流された。
 頭を押さえつけられ、口から吐くことも叶わずに、その精はラミアの口の中に止まり…

 ゴクン…

 嚥下するしかなかった。
 アクセルのものが、ラミアのその可憐な口から話された時には既に、口の中に精は残っていなかった。
「ほう、全て飲み込んだか…さすが人形、自分の意志は少ないと見える」
 強がり強がり。
 さっきまで、ラミアのパイズーリに翻弄されていた人間の言うことか。
「それよりもですの、隊長…」
 猫なで声をあげながら、四つんばいになりつつラミアはアクセルに迫った。
 猫なで声だが、ネコミミは生える事なんてない。 いや、それも萌えるんだけど。
 迫られたアクセルは、そのまま後ろに倒れ込んでしまう。
「まだ、やるつもりなのか、W17?」
 だから、射精しただけで十分なアクセルと、それを飲み込んだだけのラミアでは十分さが足りない訳だってばよ。
「勿論です。 レモン様は『アクセルが満足するまでヤッテね』と言われましたでございます。ですから、私は隊長が出し尽くすまでやらなければいけないのですことよ」
 出し尽くすまで。
 そうか、出し尽くすまでか、ラミア。
「……出し尽くすまで」
 ちょっといやな想像をした。
 今のところ、パイズリで一発。
 これから起こることは予想出来るが、本番で果たして何発出さなければ行けないんだろう…
 ちょっと背中が冷たくなったアクセルが居た。
「では、隊長…」
 ちょっぴし小さくなりつつあった、アクセルのものに息を吹きかけるラミア。
 その冷たい吐息の感覚に再び元気になってしまうアクセル。
「まだ、出し尽くしてはいませんですの?」
「いや、待て、W17ッ!」
 言葉が終わる前に、今度は腰を近づけてくるラミア。
 形的にはアレだ、先程とは逆で、アクセルに馬乗りになるラミア。
 ただ、決定的に違う点、それは
「くぅ…入って……ます、隊長…っ!」
「いちいち報告をするなッ!」
 ラミアの中にアクセルが入ったことぐらいか。
 アクセルも先程までは、人形人形とは言っていたものの
 実はこういう事になってしまうと、その人形に翻弄される自分が微妙だった。
「はぁ…くぅ……ん! アクセル隊長ぅ…」
 切なげな声も、またいとをかし。
「ちっ! 人形だ人形だと思っては居たが…」
 なかなかどうして、レモンも面白い人形を作り出した。
 そういえば、「W16」はウォーダンとか言う男のタイプだったな…
 正解だレモン、17を女にしてくれて助かった。
 と、言おうとしたのだが、快感の波によってそれは遮られる。
「あふ…ん…、駄目です隊長、腰が、勝手に……ン!!」
「ど、どうした……随分と、翻弄、されている、ようじゃないか」
 いや、それお前のことだろ、アクセル。
 精一杯の強がりを言うアクセルだが、ラミアの中は正直キツイ。
「ふわぁん! もっと、もっとです、隊長ぉ…」
 明らかに先程とはスピードも変わってきている。
 腰を動かすと言うよりも、激しく上下に揺れている感じだ。
 そしてラミアはきょぬー。 導き出される計算は、激しく揺れる!
 寝ながら、視線をラミアの顔付近に向けると、その揺れる胸がどうしても目にはいるのだ。
「そういえば…レモンは…こんなに…淫れることは…なかったな」
 息も絶え絶えに呟くアクセル。
「隊長ぉ、もう、駄目です
 なにかが…何かが迫ってきますぅ…」
 既に限界が迎えに来ているラミア。
「ちっ! 人形だけに、イクのも早いな!」
 しかし、そんなことを言うアクセルも限界。
 最後のトドメと言わんばかりに、必死に突き上げるアクセル。
 そして―――

 ドクッドクッ!

 本日二度目の精が発射された。


「ふぅ…レモンもなかなかニクイ演出をしてくれるな」
 満足げにラミアを見ながらアクセルは呟いた。
 無表情で任務をこなすだけの人形と思っていたのだが…
 任務以外のことも、実は使えるように作っていたのだな。
 最後に、その秘所からアクセルの精を流しつつも寝ているラミアを一瞥し普通に眠ろうとすると。
「まだです、隊長、出し尽くしてません」
 急にラミアが目を覚まし、言った。
「出し尽くす…何ぃ、W17、どういうことだ」
「先程も言いましたですの、『出し尽くすまで』と」
 そう言いつつ、今度はアクセルにお尻を…
「ま、待て! 出し尽くすと言っても」
「レモン様の命令ですの」
 果たして……その夜はアクセルにとって想像以上の…
 夜になってしまったのは、言うまでもない。

 −7発までは数えたが、それ以上は覚えてない− アクセル・アルマー談。

 アースクレイドルにも朝は来る。
 地下に閉ざされた空間だが、時間にあわせてライトの点灯はあるのだ。
 そんな空間の中、目を覚ました一対の男女が居た。
 片方はレモンに造られた女性。
「隊長、朝です、起きてください」
 そしてもう片方は、もう一つの側の男性
「隊長って何のことなんだな?と言うか、俺って誰なんだな? どうしても思い出せないんだな」
 …………ん?

(了)

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