「あ、アヤ…!?」
「大尉…」
「…だよな!?」
夕食後の自由時間、ロビーでくつろいでいたマイ、ライディース、リュウセイの三人は、信じられない光景に目を白黒させた。
ロビーに不意に現れたのは、アヤとヴィレッタ。
だが三人の視線を釘付けにしたのは、アヤの服装だった。

黄色の帽子に、水色のスモック、赤のミニスカート。
肩からは、帽子と同じ黄色い小さな鞄を下げ、スモックの胸元にはチューリップ型の名札。ご丁寧に平仮名で「あや・こばやし」と書かれてある。
早い話が、幼稚園児ルックだった。

「…………」
アヤは帽子の下で目を伏せ、耳まで真っ赤になっている。
「どう?可愛いでしょう?」
ヴィレッタがクスクス笑いながら、そんなアヤの肩に手を置き、三人に尋ねた。
「か、可愛いっつーか、何つーか…」
「実に…トロンベです…」
「な、何でアヤが、そんな格好してるんだ?」
当然といえば余りにも当然な疑問を、マイが口にする。
「さっきまで暇つぶしにトランプをやっててね。アヤが負けたから、罰ゲームをやっているのよ。ねぇ?アヤちゃん」
ヴィレッタに耳元でささやかれ、アヤはブルルッと身を震わせた後、コクリと幼い仕草でうなずく。
「じゃあ私たち、もう少しその辺を歩いてくるわ。おやすみなさい」
ヴィレッタは、羞恥の余り声も出ないアヤの肩を抱き寄せ、呆気に取られる三人を尻目に、立ち去って行った。

「この辺で良いかしら?」
ヴィレッタが足を止めたのは、宿舎の出入り口に設けられている女子トイレの前だった。
「さぁ、アヤちゃん。今夜はどんなエッチな下着を付けてるのか、先生に見せてちょうだい?」
――どうやら幼稚園児とその先生という設定らしい。
ヴィレッタは腕を組み、ニヤニヤと笑いながら、目の前にいる22歳の幼稚園児に命令した。
「…………」
しかしアヤは、声も出さずに、プルプルと首を横に振るだけ。
「あら、アヤちゃんは先生の言う事が聞けないの?」
大げさに、驚いた振りをするヴィレッタ。
「そんな悪い子には、お仕置きをしなくてはねぇ?」
お仕置き、という単語を耳にした途端、アヤはうつむいていた顔を、パッと弾かれたように上げる。
「んうっ…!」
そこへ、狙いすましたかのようなタイミングで、ヴィレッタが口づけをしてきた。
アヤの顔を両手で挟み、唇を押し付ける。
舌がなまめかしい動きで、口腔内に侵入してくる。
静まり返った夜の廊下に、クチュクチュと卑猥な音が響き渡った。
「んはぁっ…」
一分近く続いたディープキスの果てに、アヤは足の力が抜けて、ペタンとその場に座り込んだ。
「ふふ、キスだけで立っていられなくなるなんて…」
満足げにアヤを見下ろすヴィレッタ。
「あなたが全身性感帯のオマンコ女である事はわかってたけど、まさか口の中まで性感帯だったなんてねぇ」
言われてアヤは、うつむいてしまう。
「まさにおくちマンコね。今まで何人の男に、そのおくちマンコでご奉仕したのかしら」
「あっ…!」
アヤが不意に声を上げる。
ヴィレッタの靴の爪先が、スカートの中に入り込んだのだ。
思わずスカートを手で押さえようとしたが、それよりも速く、ヴィレッタが足を上げた。
大きくめくれ上がるスカート。
その下には、何もなかった。
陰毛を剃り上げられ、今のアヤの服装に相応な、無毛の割れ目が覗いていた。
「いやっ…!」
アヤは今更ながら、慌ててスカートを押さえ、自身の女性を隠す。
「まぁ!アヤちゃんたら、パンツも穿かずに基地内を歩き回っていたのね!?何ていやらしい子なのかしら!」
ヴィレッタはアヤの羞恥心を煽るように、大きな声を出す。
「そんな…だって隊長がそうしろって…」
「あらあら、自分が変態露出狂なのを先生のせいにするの?つくづく悪い子ねぇ」
鋼を思わせる冷たい声。
しかしその声の冷たさが、逆にアヤの羞恥心と、被虐心をより熱く燃え上がらせる。
「これは持ち物検査の必要もあるわねぇ…アヤちゃん、先生に鞄を渡しなさい?」
「え?…あ、はい…」
着替えた時に渡されただけだった、肩に下げた鞄を、アヤは素直に差し出す。
ヴィレッタは受け取った鞄を開け、中に手を入れると、ニヤリと笑って手を引き抜いた。
「まあ!アヤちゃんこれはなぁに?おチンポじゃないの!」
ヴィレッタの手に握られていたのは、毎晩アヤを責め抜いているペニスバンドだった。
今夜はただのコスチュームプレイだとばかり思っていたのか、アヤも大きく目を見開いていた。
「こんないやらしいオモチャを鞄に入れていたなんて、アヤちゃんはどこまでも救いようのない、セックスジャンキーのおチンポ大好き女なのね」
「あ、ああ…」
仲間たちの前でも、鞄の中にはこんな卑猥な玩具が入っていた…。
そう思っただけで、アヤは体中がカァーッと熱くなる。

ヴィレッタはペニスバンドをアヤの前に放った。
「いつものようにやりなさい」
幼稚園の先生ではない。
淫乱な雌豚を飼い慣らしているご主人様の声で、命令を下す。
「…………」
アヤはゴクリと唾を飲み込み、白魚のようなたおやかな手で、人工の男性を取った。
そして、慣れた手つきで、それをヴィレッタの腰に装着させる。
欲情に潤んだ視線が、物欲しそうにディルドーに絡み付く。
「失礼します」
ご主人様の顔を見上げ、挨拶した後、アヤはディルドーの幹にゆっくりと舌を這わせた。
根元から先端まで舐め上げると、亀頭の丸みに沿って舌を這わせる。
同時に、幹に指を絡ませ、情熱的な動きでしごき上げた。
服装も手伝って、奉仕するアヤの表情はいつになくあどけない。
「相変わらずいやらしい舌使いねえ…」
グポグポと唇での往復運動を始めるアヤを見下ろし、ヴィレッタはつぶやく。
「いったい誰に、こんなエロいテクニックを仕込まれたのかしら…って、覚えてる訳ないわよね。あなたが覚えてるのは、チンポとザーメンの味だけ。今までに寝た男の顔も、名前も、数だって覚えてないのよねぇ?」
整った唇から淫語が流水のように溢れ出る。
その卑猥な言葉が、触手となってアヤの耳をくすぐる。
「んはぁ…ご主人様、お願いです…お慈悲を…」
「あら、もう我慢出来ないの?本当に堪え性のないチンポ豚ねぇ」
口から引き抜かれた、唾液でヌラヌラと光るディルドーで、ヴィレッタはアヤの頬をピタピタと叩く。
「はい…アヤはチンポ大好きな淫乱女です…頭の中はおチンポとザーメンの事でいっぱいのセックスジャンキーです…オマンコに、堅くて太いガチガチ勃起チンポをくわえ込んでいないと、気が狂いそうになる、変態チンポ穴です…!」
こうやって彼女の前で淫語を口にするのは、何度目だろう?
理性など消え去ったアヤにわかるのは、こうして卑猥な言葉を言えば、目の前にある黒光りする男性で貫いていただけるという事だけだった。
「そう…じゃあその変態チンポ穴で、今夜も楽しませてもらうわよ?壁に手をついて、お尻を突き出しなさい」
「はい、ご主人様…」
アヤはノロノロと立ち上がり、言われた通りの姿勢になる。
まるで、これから遠足に行く幼稚園児のように、期待と喜びで目を輝かせながら。
ヴィレッタの手がスカートをめくり上げ、白桃のようなお尻をガッチリと掴む。
そして、アヤの待ちわびた瞬間が、ついに訪れた。
「んおおおおおおっ!」
貫かれた瞬間、アヤの口からケダモノの声がほとばしる。
「あ…はあああっ!…おチンポ、おチンポぉおっ…!」
「ふふふ…嬉しそうに鳴いちゃって…本当におチンポが大好きなのね…」
クイックイッと腰を動かし、軽く突き上げるヴィレッタ。
「んほっ!おぉうっ!すき…すきぃ…隊長のおチンポ様…最高なのぉぉっ!」
「その台詞だって、何人もの男に言ったんでしょう?」
「ち、違います!私、本当に隊長のおチンポが…あおおおおおっ!」
不意にズン!と深い突きを食らって、アヤは再びよがり鳴く。
「あなたにとって最高のおチンポは、その時このエロ豚マンコに入ってるおチンポでしょう!?この見境のない、変態マンコが!」
バシッ!とお尻を平手打ちしながら、ヴィレッタは力強いピストンでアヤを責め立てる。
「ほら!ほら!こうやって!ザーメン臭い!エロ尻を!叩かれるのが!好きなんでしょう!」
「はひ!あひぃ!すきぃ!たたかえうのらいすきぃ!」
舌をだらしなく伸ばし、幼稚園児の服装に身を包んだアヤは鳴き続ける。
ヴィレッタの一撃一撃が、彼女の理性を破壊し、肉欲にふける淫靡な雌豚へと作り替える。
「ふふふ…オマンコもギュウギュウ締まってるわ…いきそう?いきそうなの?お尻叩かれながらディルドーでぐちょぐちょマンコかき回されていっちゃうの?」
「はい、いきそうえす…お尻叩かえていっちゃいそうれすぅ…!」
「良いわよ、存分にいきなさい!私の勃起チンポで…いき死ね!このチンポ狂いの馬鹿雌が!」
一際痛烈な罵声と共に、トドメの一撃が打ち込まれる。
「あ…あおおおおおおおおおっ!」
淫らなケダモノの声を上げながら、アヤは今夜も絶頂を迎えた。

**

「ふふふ…今夜も素敵だったわよ、アヤ…」
性交を終え、ひざまずいて唇と舌でディルドーの後始末をするアヤに、ヴィレッタは満足げに語りかける。
実際に、ヴィレッタは満足していた。
精神的にも、肉体的にも。
その証拠に、今彼女の下着は愛液でグッショリと濡れていた。
ひとしきり舐め終えたアヤが、次の命令を仰ぐように、ヴィレッタの顔を見上げる。
「もう遅いから、今夜はこれでおしまいよ。お部屋に戻って、一緒に寝んねしましょうね」
「…はい」
アヤは子供のように、ニッコリと笑う。
そして、ヴィレッタの腰から取り外したペニスバンドを鞄にしまい、ゆっくりと立ち上がった。

(明日はどんな風にいたぶってあげようかしら…この雌豚…)

すり寄ってくるアヤの肩を優しく抱き寄せながら、ヴィレッタは早くも、明日の調教プランを練り始めるのだった。

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