夜。
部屋に響く、肉を打つ乾いた音。
モーター音とくぐもった女の喘ぎ声。
ベッドの上で、全裸のアヤがヴィレッタに尻を叩かれていた。
左右の手首を、拘束具でそれぞれの足首に繋がれ、尺取り虫のように体を曲げて、尻を高く掲げている。
目隠しをされ、ギャグボールをくわえた口からは涎が垂れていた。

――バシッ!

「ふぅぅぅんっ!」
張りのある真っ白な尻肉に、ヴィレッタの平手打ちが入る度に、その口から快楽の声が漏れる。
尻がもぞもぞと動くのは、次の殴打をねだっているのと同時に、ぐっしょりと濡れそぼった女性にうずめられたバイブレーターのためでもあった。
――バシッ!バシッ!
「ふぉぉぉぉっ!」
二発連続で叩かれ、アヤは悦びの声を上げる。
平手打ちが止むと同時に、バイブレーターの動きも止まった。
「んうう…んん〜…!」
不満の声を上げ、アヤは赤らんだ尻を振って、おねだりする。
ヴィレッタは口元にサディスティックな笑みを浮かべたまま、手にしたスイッチをONにした。
くぐもったモーター音と共に、バイブレーターが怪しく蠢き、アヤの女性を責め立てる。
同時に容赦ないスパンキングも再開された。
「どう?お尻を叩かれると気持ち良くなるでしょう?」
痛々しいほど真っ赤になったアヤの尻を打ち続けながら、ヴィレッタは楽しそうに語りかける。
「んむう!ふむぅぅぅ〜っ!」
呻くアヤの女性からは、ヴィレッタの言葉を肯定するかのように、愛液がとめどなく溢れている。
「お前はお尻を叩かれると気持ち良いの!お前の気持ち良い事はお尻を叩かれる事なの!お前はお尻を叩かれるのが大好きなマゾ豚なのよ!」
スパンキングを続けながら、アヤの耳元に口を近付け、ヴィレッタは言葉を紡ぐ。
(お尻を叩かれるのは気持ち良い…気持ち良い事はお尻を叩かれる事…私はお尻を叩かれるのが大好きなマゾ豚…)
ご主人様の手と電動器具に責められながら、アヤは頭の中で反芻する。
――再び、スパンキングが中断された。バイブレーターもスイッチを切られ、動きを止める。
ヴィレッタはアヤの頭にヘッドホンを付けると、コードで繋がれたミュージックプレイヤーの再生ボタンを押した。
『ああ…ご主人様ぁ…ぶって…アヤのはしたないマゾケツをぶっ叩いてぇ…』
アヤの耳に響く淫声は、他ならぬ彼女自身の声だった。
『ああん、見て!見てください!アヤのいやらしいお尻を見て!毎日男たちのいやらしい視線に晒される、アヤのエロケツを見てぇ!』
(これ…は…)
毎日のセックスで何度も口にした淫語を録音されていた事を知り、そして、改めてその淫らな内容を聞かされて、アヤは言い知れぬ興奮を覚えていた。
同じ言葉でも、自分で言うのと、後から聞かされるのでは全く違った。

――バシッ!

そして、再び始まるスパンキング。
『あひいいいっ!好きっ!アヤはお尻を叩かれるのが大好きっ!』
それに合わせるかのように、アヤの耳に自らの淫声が響く。
『好きなの!お尻を叩かれるのが大好きっ!お尻を叩かれるだけで乳首がビンビンに勃起しちゃう!おマンコぐちょぐちょに濡れちゃうのおおおっ!』
「んううっ!」
バイブレーターも再び動き出し、更にヴィレッタの手でピストンされて、より激しい刺激が加えられる。
『はぁぁぁぁん!凄いの!お尻叩かれると気持ち良いの!アヤはお尻叩かれて感じるケツマゾ奴隷なのおおおおおっ!』
『叩いて!真っ赤になるまで叩いて!年中盛りの付いたドスケベな雌猿に相応しいエロケツに作り替えてぇええっ!』
『アヤのお尻は叩かれるために存在しているの!ご主人様に叩かれるためのお尻なの!』
『いじめて!アヤのマゾケツをいじめて!ムチムチのエロケツをメチャクチャにぶっ叩いて!お尻叩かれる度にグチョ濡れスケベマンコからマン汁垂れ流すスパンキング大好きなマゾ雌豚に調教してええええっ!』
尻の皮膚が裂けそうな勢いで続けられるスパンキングと、並行して耳を打つ淫語。
アヤの中で、「お尻を叩かれる事」と「気持ち良い事」がイコールで結ばれる。
『んはあああああっ!いくっ!いくいくいくいくいくっ!マゾケツ叩かれまくっていくううううう!』
「んううっ!んぐんぐんぐぅ〜〜〜!」
ビクビク!と身を震わせて、アヤは絶頂に達した。

――パァン!

最後に、ヴィレッタはトドメの一打ちを入れた。
ヘッドホンから響く声と、アヤの胸の内の声が重なった。

『はぁぁぁ…お尻叩かれて…いっちゃったぁ…』


「うぐぅ!むううんっ!」
アヤの、先程とは違った呻き声。
今度は体を起こされ、両手を後ろ手に拘束され、ヴィレッタの腰に装着されたペニスバンドを、口いっぱいに突っ込まれていた。
抵抗も許されないまま、頭を両手で掴まれ、喉奥にまで疑似男根をねじ込まれる。
何度もむせ返り、口からは唾液がダラダラと流れ落ちた。
それでもヴィレッタの口虐は終わらない。
バイブレーターは未だに女性の中で蠢き、ヘッドホンからも淫語が流れ、アヤの聴覚をレイプしていた。
『ああん、おチンポ美味しい…隊長のぉ…いえ、ご主人様のガチガチ勃起チンポ大好きぃ…』
目隠しをされているせいで聴覚が鋭敏になってるのだろうか、耳元に流れ込む言葉の響きが、甘やかな刺激となって、鼓膜をなぶる。
口の中でピストンされるディルドーの形も、いつもよりハッキリと感じ取れてるような気がした。
『アヤはご主人様専用のおしゃぶり奴隷です…ご主人様の勃起チンポをお口いっぱいに頬張って、ジュルジュルいやらしい音を立てて、しゃぶりまくります…』
『んおおお…おチンポ様ぁ…アヤはおチンポ様にお仕えするフェラチオ奴隷なのぉ…アヤのお口は、おチンポ様しごきのために存在するお口マンコ…おチンポ様…勃起チンポ様ぁ…』
『犯してぇ…アヤの淫乱口マンコをガポガポ犯してぇ…喉の奥まで使って、チンポしごきさせて頂きますからぁ…』
『しゃぶらせて!おチンポ様しゃぶらせて!口マンコ犯して!勃起チンポ様がお口に入ってるだけで幸せなの!ご主人様のぶっといどサドチンポ様でアヤのマゾ口マンコをイラマチオレイプしてええええええ!』
「んっ!んぅっ!ふうううううんっ!」
ディルドーの先端で喉奥を突かれると同時に、アヤはバイブレーターで絶頂に追いやられた。
涎にまみれたペニスバンドをアヤの口から引き抜いたヴィレッタは、無造作にアヤの頭を離し、投げ捨てるようにベッドに倒す。
「げほ!げほっ!うぇぇっ!ぐふぉっ!ごほっ!はぁっ!はぁっ!」
呼吸すらままならない状態だったアヤは、激しく咳き込みながら、酸素を肺に吸い込む。
――ヘッドホンが、不意に取り外された。
バイブレーターも引き抜かれ、目隠しも解かれる。
「………」
光を取り戻したアヤの視覚がまず求めたのは、さっきまで自分の口を犯していたペニスバンドだった。
唾液でヌラヌラと怪しくテカるその黒々とした物体に、アヤは肉欲にまみれた熱っぽい視線を送る。
「欲しいの?」
ヴィレッタは股間の物をしごきながら尋ねる。
コクリ、とアヤは小さな少女のような幼い仕草でうなずく。
「なら、どうすれば良いかわかるわね?その可愛らしいお口で、私を興奮させるような、とびきりエロい台詞を言うのよ?」
「はい、ご主人様…」
アヤはゴクリと生唾を飲み込み、大きく股を広げた。
女性の入り口が、何かを求めるようにヒクついている。
「ご主人様…アヤは…アヤは愛しいご主人様の勃起チンポ様の奴隷です…その、硬くてたくましい勃起チンポ様を…アヤのこの…はしたない雌豚マンコにぶち込んでください…」
ヴィレッタは小さく笑うと、アヤの股の間に座り、ディルドーの先端を入り口に押し当てた。
しかし挿入はせず、じらすように上下にこすりつける。
「ああ…じ、じらさないで!お願いです!おチンポ様をハメて!アヤのスケベマンコは、おチンポ様をしごくためのスケベ穴なのぉ!」
ご主人様の意地悪に耐えきれず、アヤは自ら迎え入れようと腰を動かす。
しかしヴィレッタは、わずかに腰を引いて距離を取る。
「ああん、どうしてぇ…?」
まだ足りないのだろうか?
ご褒美をもらうには、もっともっといやらしい言葉を言わねばならないのだろうか?
そして、それらも全て録音されるのだろうか?
だがそんな思考も、挿入への欲求が吹き飛ばす。
「おチンポ!おチンポぶち込んで!アヤは!アヤはチンポハメだけのために生きる肉穴女なの!アヤの体中の穴という穴が、おチンポしごきに使われるオナホールなの!この汚らしい人間オナホールで、勃起チンポ様を存分にしごきまくってええええっ!」
「良いわよ…望み通りにしてあげるわ」
ヴィレッタはアヤの両足を抱え込み、腰を沈める。
「んはああああっ!」
待ち焦がれた瞬間の訪れに、アヤは肉の悦びに満ちた声で鳴く。
ヴィレッタの引き締まったウエストに両足を絡め、人工の男性をより深く受け入れようと腰を振る。
ヴィレッタも最初からハイペースでピストンして責め立てる。
二人の激しい腰使いに、ベッドは今にも壊れそうなほど軋んだ。
「んああん!良い!おチンポ様好き!チンポハメ大好きっ!して!毎日おチンポして!アヤのマゾ豚マンコでおチンポして!」
「素敵よアヤ!おマンコが私の勃起チンポをギュウギュウと締め付けてる!奥までグチョグチョのクセに、まるで処女みたいにキツキツだわ!ああ、なんてはしたないスケベ穴なのかしら!」
淫語をかわし合いながら、二人は狂ったように腰を動かし、快楽を貪る。
唇を重ね、舌を絡ませ、唾液を交換する。
ヴィレッタはアヤの乳房を荒々しく揉み、乳首を噛み、吸い立てる。
アヤの頭を抱き寄せ、自分の乳首を吸わせる。
そして再び、息も出来ないほど激しいディープキス。
「うっ…ふぅっ…ふぶぅっ…」
絶え間なく襲い来る快楽の嵐に、アヤは理性を失いかけていた。
目の焦点は合わず、白痴のような顔をさらけ出し、ヴィレッタのされるがままのオモチャと化す。
「良いわアヤ…とっても綺麗よ…」
腰を振りながら、愛おしげにアヤの髪を撫でるヴィレッタ。
「ああ…嬉しい…見て!もっとアヤを見て!アヤを犯して!ドスケベ雌便器でハメまくって!アヤは!アヤはご主人様に愛されれば…もう…もう…何もいらないのおおおおおおっ!」
最後の叫びと共に、アヤの女性は激しく収縮し、アヤは三度目の絶頂を迎えたのだった。

翌朝。
「だ、ダメです…隊長…」
朝の日課として、SRXチーム分隊室の掃除をしていたアヤの尻に、ヴィレッタの手が伸びる。
ミニスカートの上からでも、ゾクゾクと甘い震えが走った。
「あら、どうして?」
「だって…みんなが…来ちゃい…ます…」
言葉とは裏腹に、アヤの尻は更なる快楽を求め、なまめかしく動く。
刺激を同時に与えられる事で、パブロフの犬よろしく条件反射で、触られただけで快感を覚える身体になってしまったアヤ。
調教の行き届いた奴隷のパンティの中に、ヴィレッタは指を這わせる。
「あっ…!」
「あらあら、ちょっと撫で回しただけで、もうグチョグチョ…!」
わざとらしく、耳元でささやくヴィレッタ。
指の蠢きに合わせ、クチュクチュと淫らな音がアヤの股間から漏れる。
「良い子ね、アヤ…愛してるわ、私だけの雌豚…私だけのマゾ奴隷…」
「は、はい…アヤは…アヤは、ご主人様の快楽のためだけに生きている、マゾ豚奴隷です…」
次いで、唇と舌の絡み合う音が、二人きりの分隊室に響き始めた。

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