元年
- あした待たるる宝船
- 殉死
- 蓄音機(お喋りな人、他人の噂を言い触らす人)
- 諒闇不景気(諒闇とは天皇の喪中の意)
2年
- 阿呆陀羅経(夫に甲斐性が無く、妻は気がきかないの意)
- もしもし(警察官が「おい」「こら」等と乱暴な言葉を使うのを止めて「もしもし」と言うようにと警視庁が各省庁に訓示した為)
- 新しい女?(平塚らいてう?)
3年
- ナッチョラン
- 官僚
- 天佑(第一次世界大戦を元老の井上馨?が「大正時代の天佑」と言った為)
- 劣悪文学(猥褻な小説)
4年
- 銀ブラ?(銀座をぶらつくこと、又は銀座でブラジルコーヒーを飲むこと)
- よくってよ(女学生用語)
- 着陸(男女がラブホに泊まる事)
5年
- 大正デモクラシー?
- ビリケン内閣(非立憲内閣。官僚内閣の寺内新首相がビリケン人形に似ていたので)
- ゴム下駄(ぱっとしない男)
6年
- 長松(田舎者をさす蔑称。当時、好景気で東京に来る人が増えた)
- ペラゴロ(浅草オペラ?の熱狂的なファン)
- 自然主義(公園や川べりなどでデートをすること)
7年
- 平民(原敬?が平民宰相と呼ばれ各地に平民食堂や平民酒場が現れる)
- 女一揆(米騒動の発端が漁師の主婦だったため)
- 人類の敵(嫌いな人のこと。米を買い占めた商店にこの言葉の張り紙が貼られた)
8年
- 新勝色(第1次世界大戦戦勝で月桂冠の深緑色の服やショール、パラソルが売れた)
- サボ(サボタージュから。この年から「サボる」が日常語になった)
- イージー(イージー恋愛の略。学生が繁華街で女学生と知り合うこと)
9年
- 愛国民は麦を食え(原敬首相が食料対策として発言)
- 職業婦人(大戦後不景気で働く女性が増加)
- 都合解傭(リーマンが解雇されること)
10年
- プロレタリア?
- 暖簾の問屋:外務省の役人。ワシントン軍縮会議でのらりくらりと要領を得ない説明をし、暖簾に腕押しの集団といわれた
- 白蓮する?:私と浮気する?という意味。柳原白蓮?の不倫事件が元で喫茶店などで遊び言葉として流行
11年
- 赤化
- プラチナ(銀ブラよりランクが上という意味の女学生用語)
- 惚れ菌(好色な代議士。南方熊楠?が資金集めで「女性が惚れる菌」の後援をしたところ「それをくれるなら寄付する」というのが殆ど代議士だった)
12年
- ジリ貧(不況で業績がじりじりと下がっていく会社)
- 軽井沢心中(有島武郎?と波多野秋子?の心中)
- このさいだから(関東大震災からの復興を目指す合言葉。冠婚葬祭や服装髪型などをすべて略式にして贅沢を改めようとした)
13年
- 三越ね(三越百貨店の味噌の目方不足の報道から、脳みそが少ない即ち頭が悪いという意味で女性に流行った)
- ナオミズム(痴人の性?の主人公ナオミのように性に奔放な女性)
14年
- 日本一面白い(講談社?創刊のキング?が74万部の大売れした。その宣伝文句の一節)
- カルメン(不良少女団のボス少女)
- SS(2人の女性と同時に同性愛すること)
15年
- 赤?
- おらが大将(「おらが」が口癖の田中義一?陸軍?大将)
- モダン・ガール(モガ):洋服を着こなし、切り揃えられた断髪、爪にマニキュアをした流行の先端を行く女性。*1
- ラジオ(無銭または無銭飲食のこと。無線とかけた)
参考文献