大正まとめウィキ

広島県世羅郡甲山町（現世羅郡世羅町）に本店があった銀行。
明治31年5月に資本金6万円、払込資本金1万5千円で設立。
広島県北では三次貯蓄銀行に次いで古い銀行。

頭取	和気清太郎	西大田村
取締役	田村九郎	東大田村
同	正田堯太郎	甲山町
同	栗原省三	西大田村
同	植田庄助	東大田村
監査役	山口譲三	甲山町
同	長寿彦	吉川村

いずれも地元の素封家や地主。和気は西大田村の戸長、村長、衆議院議員、世羅郡会議長、県農業会長等を歴任しており、大正9年に逝去するまで同行の頭取を23年間務めた。
和気の依拠後は山口、栗原、毛利隆等が頭取に就いてきた。
銀行の経営は堅実だったが、昭和4年1月、県の斡旋もあり、尾道銀行、山岡銀行と合併して備南銀行となった。