小説の短編集

短編集:殺し屋シュウの第七話。

敵地に侵入して、まずはメイク。

冬枯れの森を見渡せば、針葉樹の緑色と残雪の白が半々の割合だ。

携帯用の迷彩ペイントを露出している肌に塗る。

鏡を見て、濃い緑、薄い緑、黒の三色で顔にまだら模様を描いた。



登場人物
  • シュウ:首都大学文学部助手。本名「畑中修(おさむ)」
  • 美加:シュウの恋人。
  • 倉敷征一郎:右翼の大立者。六十九歳。
  • 倉敷皓太:誠一郎の息子。二十一歳。
  • 布部兵介:福島県警暴力団担当の刑事。
  • 安藤瑛子:布部兵介の不倫相手。教師。三十八歳。
  • 成瀬敏哉:暴力団組長。
  • 須藤亮一:皓太と同じ大学の法学部の学生。
  • 須藤博之:亮一の父親。
  • 匠謙造:大企業向けの人材派遣会社の社長。

武器
  • グロック:大部分がポリカーポネート製で、極寒地に最適。
  • AR15AデルタH-BAR:通称「バー」。

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