一話

1

「美少女コンテスト?」
5人はその聞きなれない言葉に口を揃えて目の前の射命丸に聞き返した。
「はい。妖精と草の根妖怪の中から1番可愛い女の子が選ばれる大会です。元々、草の根ネットワークの妖怪の方から『自分達の知名度が上がる催し物をしたい』と言われていたんですよ。そこで投票制の美少女コンテストをしようと第1回文々。会議で決まりまして」
「会議ってあんた1人でしょ、それにそのコンテストってのは、よーするに何をするのよ?」
チルノが一歩前に出て、射命丸に質問する。
「私がカメラかカメラマンを用意しますので、写真をたくさん撮り、それを印刷し投票権が付いた小冊子にして新聞と一緒に里に配ります。1週間後の里の夏祭りの項目に「美少女コンテスト」の時間を頂いたのでそこで1番可愛い子を投票で決めます。商品もありますよ」

2

「ん?なんで事前に写真を撮るの?」
ミスティアが疑問を射命丸にぶつけた。
「まぁ、夏祭りの項目のひとつとは言ってもそこまで時間を貰えなかったので、事前に大体決めてもらうためです。どれだけ撮ってもいいですよ」
「ふーん、天狗もいろいろ大変なんだねー」
リグルはまじまじと射命丸を見つめながら呟く。
「文さんの後ろにいる男性の方々がカメラマンの方ですか?…私たちと人数が合わないような…」
大妖精がおずおずと聞くと
「あぁ、すいません。ちゃんと写真のセンスや技術がある天狗があまりいなかったものでして。まぁ、二人組参加でも良いですよ」
とばつが悪そうに答えた。
「大ちゃん、一緒に組もう!」
とチルノが大妖精の手を握り、大妖精はこくりとうなづく。
「じゃあ、大会でまた会おうね」
ルーミアが言うと、「またね」とそれぞれカメラマンを連れて去っていった。

3

夜も更け、森の中に小さな灯りがともる。
ミスティアの屋台の灯りはまるで誘蛾灯のように、空腹の妖怪やら人間やらを引き寄せるのだが、今夜はそこに二人の人影しかいなかった。
「ミスティアちゃんは、他の子より大人っぽいからその和服はいいと思うよ」
青年の天狗はカウンター席の長椅子に座り目の前でお酒を注ぐ少女をパシャリとカメラで撮影した。昼間とは全く違う大人っぽい雰囲気に少し圧倒される。
「ふふ、やはり私のアイディアは正解でしたね。お店の宣伝にもなりますし」
「じゃあ、後は料理してるところとかかな」
「うーん、料理ですか。作った分は食べてもらいますよ」
「それはもう全然構わないよ。それにここの料理は美味しいって天狗の里でも有名だよ」
「本当ですか⁉︎」
ミスティアは無邪気な笑顔でそう答え、天狗がお世辞のつもり等なかったがために、その笑顔にドギマギしてしまう。

4

「じゃあ、私の得意料理のヤツメウナギの蒲焼き作りますね」
ミスティアは手際よく、調理器具を用意しヤツメウナギを捌いていく。たすき掛けで見える真っ白な腕や、炭の熱で僅かに赤らむほっぺたや唇に、天狗は目を奪われ頭を振り煩悩を払った。
(おい、俺!しっかりしろ!まだ寺子屋に通ってるくらいの見た目の子じゃないか!このままだと文さんみたいにロリコンになっちまうぞ!)
「あれ?どーしました?」
「いや、何も…」
天狗はごまかすように写真を撮り、料理が出来るのを待った。
「お待たせしましたー」
天狗の前には先程注がれた冷酒と蒲焼きが置かれ、たれが焼き焦げた香ばしい匂いと
冷酒の米の甘い香りが食欲をそそる。

5

「私もそっちに座っていいですか?」
ミスティアは天狗の横に座り、ぴったりとくっつくと襟をはだけ
「今夜も暑いですねー」
と服をパタパタさせた。
桃色の小さな突起がチラチラと見え、あばらが浮いた胸は腕と同様に陶器のように白かった。
天狗は慌てて目を背け、ごまかすように冷酒を一気にあおる。しかし、料理の匂いに混じってミスティアの汗と少女特有の甘い匂いが鼻をくすぐる。
「あ、お酒無くなりましたね。じゃあ、もう一杯」
とミスティアは身体をさらに押し当てお酌をして、空の容器に冷酒を注ぐ。天狗は押し当てられた身体の熱さに心臓の鼓動が加速し、一気にあおった冷酒が身体の火照りをさらに熱くした。

6

「あ♡お兄さんの身体、あったかい♡」
容器に注ぎ終わると同時にミスティアは天狗の目を見て言った。
しかし、天狗は何も返事をしなかった。自分の男根が屹立し、股間に山を作っていることに焦っていた。
こんな、いたいけな少女に劣情を催し、それがバレることを恐れていたのだ。
「あは♡ここはもっとあったかいですね♡」
天狗は目を丸くした。ミスティアが自分の股間の山を衣服越しに触っていることに、驚きを隠せなかった。
「あっえ、えぇ⁉︎」
「ねぇ、お兄さん。ここがこんなになったのはお酒のせい?それとも私のせい?」
「ええええ、えーとっ…」
「実はね、お兄さんみたいな男の人、私のタイプなんだぁ♡いろいろと誘ってたんだよ♡」

7

「もしも、この硬いのが私のせいなら、とっても嬉しいな♡」
「い、いや、そっそんな…」
「お酒のせいにしてもいいよ♡私でおちんぽこんなにガッチガチにしてもお兄さんのせいじゃないし♡私を押し倒してもお兄さんのせいじゃないし♡私に膣内射精してもお兄さんのせいじゃないよ♡」
「ミ、ミスティアちゃん…」
「お兄さんのガッチガチのおちんぽで私をもっと大人にして欲しいなぁ♡」
天狗は言葉もなく、ミスティアを長椅子に押し倒して乱暴に服を脱がしていった。
長椅子の上には、ミスティアが服を下敷きにして寝転がり、両手を頭にまわして腋をみせ、蜜がしたたる秘所を惜しげも無く晒していた。

8

生え始めの陰毛は淫蜜でところどころ束になり、屋台の灯りがミスティアの白い肢体をオレンジ色に照らしていた。
「綺麗だ…」
天狗は思わず呟き、今から自分が穢そうとしているまっさらな肌をしげしげとみつめる。
「ねぇお兄さん、はやくぅ。前戯なんていらないから私のいやらしいここにはやくぶち込んでよ♡」
昼間の無邪気な少女、先程までの大人っぽい少女とは違う、また別の顔。
子種を欲しがるメスの顔になったミスティアは秘所を右手で思いっきり広げた。。

9

天狗は自らの剛直を膣口に軽く押し当て、
「挿れるよ、ミスティアちゃん」
「みすちーって呼んで♡」
「…いっぱい気持ちよくなろうね、みすちー♡」
一気に子宮口まで突っ込んだ。
「あっはぁぁあああぁぁぁああ♡」
ミスティアの甘い嬌声が夜の森に響き、闇に消えていく。
夜の闇と屋台の灯りが作り出した二人だけの空間はなんとも柔らかく甘い空気が包んでいた。
「あっ♡いやぁ♡子宮がキュンキュンしてりゅぅぅう♡もっともっと突いてよぉ♡私にお兄さんの卵産ませてくだひゃいぃぃ♡」
「みすちー、可愛いよ」
天狗はカメラでミスティアのとろけた顔を何枚も何枚も撮った。このミスティアの痴態を切り取って独占するかのようにシャッターをきる。

10

「あっ♡や、やめっやめへぇ♡恥ずかしいぃからぁ♡」
膣の締まりが一気にきつくなり、天狗はカメラを置いて両手でミスティアの身体を掴み、腰の振りを加速させて種付けの準備をはじめる。
「あぁ♡だしてぇ♡私のなかに熱くてこってりした濃厚せーし♡いっぱい射精してぇぇぇぇ♡」
天狗は腰を思いっきり打ち込み、子宮内に劣情の奔流を流し込んだ。
「ああぁぁぁああぁっあぁあっあぁ♡…あはぁ…♡お腹の中あったかいよぉ♡…すごい…お腹の中たぽたぽしてる♡」
ミスティアはわずかに盛り上がったへその下を優しく撫でる。
そのかすかな圧力で子宮の許容量をこえた精液がトプトプと膣口から溢れ出た。

11

ミスティアの身体がピクンッと痙攣して
「あ、でるっ出りゅう♡卵産まれちゃうよぉおおぉお♡」
膣口に白い円が見え、その直径を大きくしながらミスティアの荒い深呼吸と共にゆっくりとせり出してくる。
天狗はカメラを構え、その光景を何枚も写真におさめた。
「はっー♡あっあっぐぅっ♡」
やがてその直径は小さくなり、コロンとミスティアの股の間に卵が転がった。
ミスティアはその卵を右手でとり、顔の近くによせ左手で天狗に向かって震える手でピースした。
天狗は躊躇わずにシャッターを切り、ヒクヒクしてるぽっかりと空いた膣口もろとも全身を撮った。

10

「あはぁ♡この卵、お兄さんの精液でベットベド♡でも無精卵だから、残りの1週間でお兄さんの精子が入った有精卵を産ませてね♡」
そして、震える手でカウンターの会計用の筆と墨を取り、文字を自分の身体に器用に書いていく。
そして、天狗に寄り添い
「二人で写真を撮ろう♡」
と屋台の大人数用のテーブル席を指差す。
天狗はそこにカメラを置いて、ミスティアが股の間に来るように座り、二人はピースをする。
タイマーでシャッターが切れ、写ったミスティアの身体には
『みすちーは、この人のつがいになりました❤︎」
と書かれていた。

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