最終更新:ID:Q4I1UCmmDQ 2013年03月31日(日) 18:41:57履歴
PCより
PLより
「くそ、どこに逃げやがった」
「まだ近くにいるはずだ。草の根分けてでも探し出せ」
俺が今さっきまでいた部屋から編集たちの怒号が響き渡る。
危なかった、あと三秒奴らが俺の家のカギをピッキングする音を聞き逃していたら捕まるところだった。
もはや居留守は奴らには通じないか。
最初のころは幻の6人目以上の影の薄さやミスディレクション(他人の視線に敏感なぼっち故に身に着けたスキル)を利用して奴らをまいていたがもはやそれも出来ん。
なんだ、今は第四クウォータなのか、もしくは奴らホークアイでももってやがるのか。
最近編集の俺追跡スキルが格段に進歩しているような気がするな・・・まあおかげでこっちも逃げおおせるためのスキルが成長してるが(運転)
さあ今回はどこに逃げよう、今までの流れだと何か変な事件に巻き込まれるからな。
図書館はだめ、山もだめ、電車はこの前えらい目にあったしな。
さあどうするか・・・
「まだ近くにいるはずだ。草の根分けてでも探し出せ」
俺が今さっきまでいた部屋から編集たちの怒号が響き渡る。
危なかった、あと三秒奴らが俺の家のカギをピッキングする音を聞き逃していたら捕まるところだった。
もはや居留守は奴らには通じないか。
最初のころは幻の6人目以上の影の薄さやミスディレクション(他人の視線に敏感なぼっち故に身に着けたスキル)を利用して奴らをまいていたがもはやそれも出来ん。
なんだ、今は第四クウォータなのか、もしくは奴らホークアイでももってやがるのか。
最近編集の俺追跡スキルが格段に進歩しているような気がするな・・・まあおかげでこっちも逃げおおせるためのスキルが成長してるが(運転)
さあ今回はどこに逃げよう、今までの流れだと何か変な事件に巻き込まれるからな。
図書館はだめ、山もだめ、電車はこの前えらい目にあったしな。
さあどうするか・・・
PCより
PLより
……はあ。最後に怪奇現象に遭遇したのは5年前。ついに平和な生活が……訪れなかった。
今度は電車の中で、か。もはやどこでも安心は出来ない。
ああいった現象に近づきすぎたのだろうか。
いや、しかし私は、黙ってやられるつもりはない。
いつも私が生徒達に言ってきた言葉「知は力なり」を、今こそ実行する時だ。
そういうわけでこのようなことに関する本を探していると、アーカムという街で「ネクロノミコン」という本を手に入れた。
内容は前評判や噂とは酷く異なっていて、怪しげな魔術を一つ覚えただけだった。
もっと凄いものと聞いていたのだが……まあこんなものか。
次は「エイボンの書」とやらがイギリスにあると聞いたので、そこに行ってみよう。
英語でなかったら……まあ勉強するなり、友人の学者連中に読ませるなりすればいいか。
今度は電車の中で、か。もはやどこでも安心は出来ない。
ああいった現象に近づきすぎたのだろうか。
いや、しかし私は、黙ってやられるつもりはない。
いつも私が生徒達に言ってきた言葉「知は力なり」を、今こそ実行する時だ。
そういうわけでこのようなことに関する本を探していると、アーカムという街で「ネクロノミコン」という本を手に入れた。
内容は前評判や噂とは酷く異なっていて、怪しげな魔術を一つ覚えただけだった。
もっと凄いものと聞いていたのだが……まあこんなものか。
次は「エイボンの書」とやらがイギリスにあると聞いたので、そこに行ってみよう。
英語でなかったら……まあ勉強するなり、友人の学者連中に読ませるなりすればいいか。
PCより
PLより
ふぅ・・・描けた描けた。
正直な話こういうモノを描くのは初めてかな。
ガタッ
・・・?
どうやら先輩が勝手に家に来ていたみたいだ。絵を見て出てきたらしい。
あ、それ友達から借りた漫画・・・汚してない?
汚してないならいい・・・ってしおりを10ページ前に戻すのは・・・!!
え、それよりこの絵は何・・・?
そうだなぁ、日常的な場所が急に違うものになったって言ったらいいのかな
そんな場所で見たもの達だよ。怖くて悍ましくて・・・でも綺麗だったよ。
多分、僕はこれからこういうのと出会ったら迷わず絵にするだろうね。
正直な話こういうモノを描くのは初めてかな。
ガタッ
・・・?
どうやら先輩が勝手に家に来ていたみたいだ。絵を見て出てきたらしい。
あ、それ友達から借りた漫画・・・汚してない?
汚してないならいい・・・ってしおりを10ページ前に戻すのは・・・!!
え、それよりこの絵は何・・・?
そうだなぁ、日常的な場所が急に違うものになったって言ったらいいのかな
そんな場所で見たもの達だよ。怖くて悍ましくて・・・でも綺麗だったよ。
多分、僕はこれからこういうのと出会ったら迷わず絵にするだろうね。
PCより
PLより
「よっと、お邪魔しますよ。黒姫先輩」
薄暗い店内に入り足元に堆く本、
――それはまあ学の無い私からしたら欠片も理解できない様な内容の物を積んでソファーに座っていた親愛なる先輩に声を掛ける。
返事は無い、というか反応すら無い。ただページを黙々と捲っている。
流石に酷いけど……正直慣れた。
高校の時からこの人はこうだったし、うん。私が悲しい子だとか何だとか、そんなことは無い。そう信じたい。
それから暫くして、具体的には1時間後。
「……ああ、ベアトリス。いたなら声を掛けてくれよ。僕としても友人は饗したいからね」
「そうですよ、数少ない友人にくらい暖かく接しましょうよ」
今更饗しも何も正直無い気がする。まあ、うん。何というか仕方ない。
折角なので、というか本来の目的の会話を切り出す。
「この前骨董品?を見たんですけど分かります? 少し興味が湧きまして」
斯く斯く然々。まさにそんな感じで説明をすると、それはもう模範解答の様な返答をしてくれた。
「へぇ……結構、価値があるものだったんですね」
「そうだね、とは言え価値なんて人それぞれだろう? 僕が今読んでいた本も、誰かからしたらただの紙束さ」
物憂げにそう言って黒姫先輩ははあ、と嘆息するといつも通りに滔々と語りだす。
「価値観、というかそんな物があるとしてそれはどうやって決まるんだろうね。生まれ、育ちとかそんな所だろうけどさ」
「それは不変なのか、そんなことは無いだろう。断言はしないよ、僕は全てを知ってる訳じゃ無いからね」
「人間は成長する、変化する。肉体は勿論、特に精神的にだ」「何かを知って、何かを得て、何かを失って」
「そういう点で見ると、僕達。僕と奏と霄と葵乃と、そしてベアトリス」
「僕達は何か新しい価値観を得る、違うな。価値観が変わる世界に踏み込んだのかもしれない」
最後に「知らないけどね」なんて付け加えて、黒姫先輩は言葉を終えた。
それは、その通りなのかもしれない。最近の他の先輩を見て薄々とは感じていた。
何かを知ってしまった、得てしまった、失ってしまった。それを察してしまった。
「でも、私達の出会いは、人間関係は無かったことにはならないでしょう? 私達が得た関係性は」
「その後に何かを知っても得ても。ましてや失わせなんてしませんよ」「先輩達のこと、愛してますから」
「……ばーか」
そう、これは失ってはいけない物だ。掛替えのない大切な物。大切な人達。
例えまた正気を削られる様な出来事があったとしても。これは私の何よりも大切なものなのだから。
薄暗い店内に入り足元に堆く本、
――それはまあ学の無い私からしたら欠片も理解できない様な内容の物を積んでソファーに座っていた親愛なる先輩に声を掛ける。
返事は無い、というか反応すら無い。ただページを黙々と捲っている。
流石に酷いけど……正直慣れた。
高校の時からこの人はこうだったし、うん。私が悲しい子だとか何だとか、そんなことは無い。そう信じたい。
それから暫くして、具体的には1時間後。
「……ああ、ベアトリス。いたなら声を掛けてくれよ。僕としても友人は饗したいからね」
「そうですよ、数少ない友人にくらい暖かく接しましょうよ」
今更饗しも何も正直無い気がする。まあ、うん。何というか仕方ない。
折角なので、というか本来の目的の会話を切り出す。
「この前骨董品?を見たんですけど分かります? 少し興味が湧きまして」
斯く斯く然々。まさにそんな感じで説明をすると、それはもう模範解答の様な返答をしてくれた。
「へぇ……結構、価値があるものだったんですね」
「そうだね、とは言え価値なんて人それぞれだろう? 僕が今読んでいた本も、誰かからしたらただの紙束さ」
物憂げにそう言って黒姫先輩ははあ、と嘆息するといつも通りに滔々と語りだす。
「価値観、というかそんな物があるとしてそれはどうやって決まるんだろうね。生まれ、育ちとかそんな所だろうけどさ」
「それは不変なのか、そんなことは無いだろう。断言はしないよ、僕は全てを知ってる訳じゃ無いからね」
「人間は成長する、変化する。肉体は勿論、特に精神的にだ」「何かを知って、何かを得て、何かを失って」
「そういう点で見ると、僕達。僕と奏と霄と葵乃と、そしてベアトリス」
「僕達は何か新しい価値観を得る、違うな。価値観が変わる世界に踏み込んだのかもしれない」
最後に「知らないけどね」なんて付け加えて、黒姫先輩は言葉を終えた。
それは、その通りなのかもしれない。最近の他の先輩を見て薄々とは感じていた。
何かを知ってしまった、得てしまった、失ってしまった。それを察してしまった。
「でも、私達の出会いは、人間関係は無かったことにはならないでしょう? 私達が得た関係性は」
「その後に何かを知っても得ても。ましてや失わせなんてしませんよ」「先輩達のこと、愛してますから」
「……ばーか」
そう、これは失ってはいけない物だ。掛替えのない大切な物。大切な人達。
例えまた正気を削られる様な出来事があったとしても。これは私の何よりも大切なものなのだから。
まずは御疲れ様でした! PLのみなさんのおかげで、私も楽しい時間を過ごせましたことを、まずは御礼申し上げます!
渡 航さん……RPも素敵でしたが、パズル御正答一番乗り素晴らしかったです。リアルアイディアの成功もCoCの醍醐味の一つですよね。
鈴木 俊郎さん……半ば魔術師さんなのに非常に常識的なRPで、逆に印象に強く残りました。逃げ遅れたり美味しい場面が多かったですね。
吉城 ナルさん……重要な役を引き受けて頂く形になりましたね。今回の事件はナルさんの絵の良きモチーフになれたでしょうか?
ベアトリス・キルヒアイゼンさん……亡霊との遭遇も、イカヨピコロレーダーも印象に残っていますが、1D6+1D4最大値のキックのインパクトたるや。
まだまだ未熟な者ですが、また同卓することがあれば、そのとき私がKPにせよPLにせよ、是非是非よろしく御願い申し上げます!
ではまた御会いする日までノシ
渡 航さん……RPも素敵でしたが、パズル御正答一番乗り素晴らしかったです。リアルアイディアの成功もCoCの醍醐味の一つですよね。
鈴木 俊郎さん……半ば魔術師さんなのに非常に常識的なRPで、逆に印象に強く残りました。
吉城 ナルさん……重要な役を引き受けて頂く形になりましたね。今回の事件はナルさんの絵の良きモチーフになれたでしょうか?
ベアトリス・キルヒアイゼンさん……亡霊との遭遇も、イカヨピコロレーダーも印象に残っていますが、1D6+1D4最大値のキックのインパクトたるや。
まだまだ未熟な者ですが、また同卓することがあれば、そのとき私がKPにせよPLにせよ、是非是非よろしく御願い申し上げます!
ではまた御会いする日までノシ
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