蛸屋と多々良の後日談
今は夏休みです。そのため蛸屋さんの家にお邪魔しています
久美子ちゃんの事件以来元気の無い蛸屋さんの代わりに夕飯を作っているのですが…
今日も元気が無さそうです。。。
・夕飯時
「―――で、%#$&&#*%であり。。。」
「――さん?聞いてますか、蛸屋さん?」
「・・・・・」
「あ、すまない。ぼーっとしていたようだ。国語の補習、だっけ・・・?」
「はい、何で国語ってあんなに難解なんでしょうか」しょんぼり
「。。。。。。。」
「蛸屋さん、何かあるのなら相談してください。私、調査に役に立てない分
蛸屋さんのお話聞くぐらいしか出来ないんですから」
「・・・・・」
「あの少女の事件からずっと引っかかってるんだ」
「ああいう奴らは変わらない、変わっちゃいけない、日常には戻れない、ああいう風に笑うなんて、ありえない」
「でも、あの子は変わり日常に戻った。とても幸せそうに・・・」
「いや、それ以上にどうして僕は助けたんだ。きっと、助けたところでまた利用され敵の肥やしになるだけなんだ。」
「でも、ほっとしている気持ちもある」
「でも、それはダメだ。そんな気持ち敵に付け入られる隙になる」
「でも・・・・・」
「蛸屋さん」そっと手に触れる
「今はゆっくりしましょう、慌てて物事を整理しようとしても深みに嵌るだけですよ」
「大丈夫です、蛸屋さんには私がいます。一緒に悩んで一緒に答えを出しましょう」
「私にはそれぐらいしか出来ないから」
「それに、蛸屋さんはいつか何が正解か理解できると思います」
「――さんも言っていたから、」と笑って
「・・・・・」
「??どうかしましたか?」
「何でもない、そうだな、これじゃ笑われちゃうな」と自虐気味に笑いながら
「それに悩みすぎてると真夜も落ち込むからね、真夜には笑ってくれてた方がいい」
「あっ、何ですかもしかして口説き文句?!」
「違うに決まってるだろ」
「いきなり蔑むような目で否定しないでくださいよ!」
「すまない、それじゃそろそろ国語の課題見てあげよう」と笑顔で言う
「やったー!。。。あ、先に夕飯食べましょう!あまり箸が進んでないですよ」
「あ、ああ・・・まだちょっと食欲が・・・」
「折角元気そうになったんですから!食欲無くても詰め込まないと!」
この後夕飯を完食し、蛸屋さんに国語の課題を見てもらいました。
ちょっと眠たそうにしてましたが、しっかり勉強できたので安心です。
蛸屋紀次
今日も変わらずカルトの撲滅に励む
でも、何か引っかかりを残しつつ――
CP3へと続く
多々良真夜
蛸屋の心情に目の辺りにしつつ、今は蛸屋と共に調査を続ける
いつか目的を達成するため、いつか蛸屋の気持ちを変えるために
ちなみに国語の補習テストには落ちた
CP3へ続く
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