クトゥルフ神話TRPGやろうずWiki

「ああ、マドカはやっぱり可愛いわ」
オペラハウスを後にした琴子は早速お疲れ様メールを打つ
『今日も可愛かったよ！特にあのラストシーンなんか、あたし、感動して涙出ちゃった』

マドカはすっかりベテラン歌手になった。
「今度、スカラ座でカルメンを歌うんだ！」なんて嬉しそうに話してくれた。
それから、騎士様も時々見かける。
マドカと楽しそうに話す姿を見るとちょっぴり妬けちゃうけど、ゾフィーと騎士様を見ているようで、なんだか微笑ましい。
なんだか、あの時の事を思い出すと、あたし達がマドカと騎士様の「ばらの騎士」になったように思えてしまう。
騎士様は声を失って囚われの身、ゾフィーは鳥籠の中。夫人は悪い召使いに唆されて壊れてしまって、はい終わり
そんなお話、絶対嫌
騎士様を救出して、声を元に戻して、鳥籠からゾフィーを出してあげて、悪い召使いにはパンチのお仕置き。夫人は二人を祝福して、ハッピーエンド。
その方が絶対いい。
あたし達が頑張った事で、みんな形は違えど幸せになれた・・・そう思っちゃうんだよね。
・・・ほんと、あり得ない話だけどさ
オペラの世界に入り込んじゃうなんて
上田先生なら「集団幻覚」とか「プラズマの仕業」とか言われるんだろうけど、もしそうだとしても、あたしはあの世界で冒険した事は忘れないな
何より美人なお姉さん二人ともお近づきになれたし
木村さんも、ちょっとかっこよかったしね。

ふとスマホを見ると、マドカから返信が来ていた。
『ありがと！照れちゃうなあ・・・・　片づけが終わったら、いつもの喫茶店でお茶しよう』
添付されてる写真を見ると、マドカが騎士様と並んで笑っていた。
くそう、騎士様、羨ましい・・・
これは負けないようにしないとな。
馴染みの喫茶店が見えてくる。
喫茶店の窓から見知った顔が見え、手を振りながら入口の戸に手をかけた。

どんとこーい！するつもりが百合に夢中になった残念なＰＬです(笑)
趣味全開なＲＰを許してくださってありがとうございます
今回は張り切っていた割には博物学とってないわ、全体的に出目が高いわ、
なぜか集中砲火されるわでちょっと空回りしてしまいました。ごめんなさい
胸ポケットからショートカットで携帯が出てきたり、奇跡的に一回も持ち物が
爆発しなかったりと、探索とあまり関係ないところで幸運でした(笑)
最後の戦闘でたくさん考えて、みんなで答えを導き出せたのが、個人的にすごく
嬉しかったです。ハッピーエンドを迎えられて本当によかった。
本当にありがとうございました！！

ゆっくりとベッドに横たわり、何の気なしに髪を弄る。
最初は何事かと思ったこのハネ具合も案外気に入っている。
今日の感動と興奮は静かな余韻に変わりつつあった。
まどかは本当に素晴らしかった。マミの不在に不満げだった客も、すぐに静かに聞き入っていた。
私たちはまさに、スターが生まれる瞬間に立ち会ったのだ。
…あの時間にしてみれば短い、しかし壮大な冒険の仲間たちと共に。泣いている人もいたっけ。
あの子が無事に帰って来れて、本当に良かった。

そして寝返りを打ち、今日の体験に思いを馳せる。
あの銀髪の少年は、今後どうなるのだろうか？
………あの夫人は、救われたのだろうか。
考えてもきりがないし、仕方のないことだとは分かっている。
彼女の悲痛に、嘆きに触れた時、私は何とも言えない恐ろしさと哀れさを味わった。
彼女のような悲劇は、ひょっとしたら似たような境遇の女全員に起こりえるものなのかもしれない。
しかし、私にはもうどうしようもないことなのだろう。
ただ、ただ、まどかの成功を、少年の幸せを、夫人の救済を願おう。

そうして最後に余韻も落ち着いてくると、自分の目先の問題が気になってくる。
………仕事探さないとなぁ。

書くの遅くなって申し訳ありません。
皆さん三日間お疲れさまでした。
オクタヴィアン助ける所までは結構いい線行ってたのに、まさか最後のRPであやうく止めを刺しかけてしまうとは…。
力を入れたRPも必ずしもいい方向に転ぶとは限らないんだなぁと学んだ三日間でした。
でもこのシナリオ初のハッピーエンド！本当にうれしかったです。
PC唯一の男性として奮闘したたけのこ様、素敵な百合プレイを見せてくださったゆみる様、冷静な大人の女性を演じていた久方様、そしてこのような素敵な卓を用意してくださったKPのニセ様、本当にありがとうございました！
またいずれの卓でご一緒できる機会を楽しみにしております。

あの時とても不思議で怖くて、悲しい体験をした…夢だと思っていたけど夢じゃないみたいだ。
騎士と薔薇と…夫人と囚われたマドカ
あんな不思議体験はもうしないと思う…
マドカの晴れ舞台が見れて俺は嬉しかった、そして自分の夢を一つ叶えた彼女を見て尊敬してしまう。
それに少し嫉妬してしまった。夢の舞台でキラキラ輝く彼女を見て素直に喜べない自分もいた。
俺も夢を叶えたい…あそこで楽しそうにやっている彼女を見て俺は、いつもより強くそう思った。
マドカもたくさん練習してチャンスを手に入れたんだ、むしろ努力しないであの場にいるわけがない…当たり前か
きっとマドカはすごい歌手になると思う、友達にも自慢したいしな！
俺も夢を叶えたい…彼女のようにいっぱい努力したいと…胸の奥がなんか熱くなった…今までは本気で打ち込んでなかったのかもしれないな
だったら、一度本当に本気でやってみたいと思う、本気でやってダメなら諦めもきっとつくだろう。
そういえば、あの時のべっぴんさん3人…
本当に綺麗だったなー
あー付き合いて〜

皆さん3日間お疲れさまでした!!　そしてありがとうございます！
まずは、あんな役立たず＆地蔵PLで本当に焼き土下座を100回したいくらいですorz
PLの皆さんのRPや立ち回りなどを見て、色々勉強させていただきました＾＾
私はホトンド何もできませんでしたが･･･HAPPY　ENDで私は嬉しすぎて昇天してしまいそうです!
KPのニセ様には本当に感謝してもしきれません･･･
日程を私に合わせていただいての開催本当にありがとうございます。
今回のセッションも色々印象に残るところがあり、一生忘れられないセッションでした!
ありがとうございます!!
また、皆さんと卓を囲める時があればその時はよろしくお願いします!!
駄文で申し訳ございませんでした（焼き土下座

　二人の若者に背を向けて、扉を出ていく女性。
　その背は何よりも気高く在った。

「……ふう。ようやく脱稿、か」
　午後三時に最終稿が届き、内容を確認した。自分にしては珍しく、
〆切の一週間前に草稿が上がったものだ。打ち合わせに次ぐ打ち合
わせで、大幅な変更もあったが、本筋や結末は変えずに済んだ。
『先生にしては珍しく、大衆的な救いがありますね』という担当の
言葉に、思わず苦笑してしまった。
　コーヒーを飲み、原稿の確認を終えると既に二時間が経過していた。
　窓の外には緋色が射している。例えばそれは誰かの恋の色のような。

　あの一件から一躍スターとなったマドカとは、以前ほど連絡を
とりあわなくなってしまった。無論、彼女はこちらが連絡をすれば
真心をこめた返信をしてくれる。ただ、多少気後れはしてしまう。
　ばらの騎士からカルメンへ。彼女はこれからどんどん、輝いてい
くだろう。音楽雑誌のインタビューや、テレビでもたまに彼女を見
かける。
　忙しいだろう。苦しいだろう。けれど、それ以上に、楽しいだろう。
　文字の海を深く潜っていくのと同じように、彼女も作品世界に深く
潜っていく。
　今は、できるだけ遠くから彼女を見守り、そして、一息つくだけ
の余裕がでてきたら、その時はお茶でも飲みながら、彼女の感じた
ものを、得たものを、聞き、私の感じたものを、得たものを話したい
と思う。
　そして、あの少年の様子もぜひ聞きたいものだ。
　きっと、彼らは恋をするのだろうから。

　夕暮れは緋色の緞帳のように降りてゆき、そして群青が訪れる。

　青い蔦の怪物。夫人の引き裂かれた心の半分の増幅した形。心と
いうものが、それを解き放ち増幅する機会を得てしまうとあんな風に
なるのだと、恐怖を感じずにはいられなかった。
　そして部屋に残されていた洋紙。
　傍らに幸福の形があっても、振り向けばある虚無。
　あの時代の死は、今の死よりもずっと早く迫ってくる。青春は短く、
玄冬は色濃い。死へと向かう時間が短いほど、死に臨む心にかかる
苦痛はいや増していくだろう。それでもなお、尊い彼女の慈愛。
　扉を開けて出ていく彼女の背は何よりも気高い。
　あの気高さは、虚ろも嘆きにも手を差し伸べ、受け入れ、そして
愛した人間の心が自分ではない他の人間を愛することを祝福すると
いう、その心からできている。
　
　担当に電話をし、最終稿の確認が済んだことを告げる。いつも
切羽詰まった状況でこの確認は行われるから、こんな風にゆったり
とした空気はなんだか面白い。
　コーヒーの最後の一口は既に冷たくなってしまっている。それを
一気にあおり、窓を閉める。
　原稿を揃え、タイトルを指でなぞる。
『青の孤独』
　結末は、彼女を救うためにある。

皆様三日間お疲れ様でした。そして、本当に有難うございました。
とても楽しく、心に残るシナリオでした。
記憶を消してまたやりたいです！誰か！イス人呼んで！

セッションが終わった後に、ゾフィーとオクタヴィアンと夫人の三重奏を聞いたり、
ばらの騎士の内容を調べたり、画像を見ていたりしたらむくむくと夫人への思いが……
ということで後日談は少々夫人に傾倒した感じになりました。
去りゆく背中の美しさは本当に感動的でしたおろろろろん。

それではまた、お会いすることを願って。

・・・マドカの歌が、聞こえる。
名前以外、ぼんやりしてて何も思い出せないけれどマドカが傍にいてくれるから平気。
ぼくは"ＭＡＧＩＫＡ"っていう所で、召使と同じような仕事をしている。
召使の仕事は難しくて、ぼくが失敗したらマドカが歌を歌ってくれる。
この歌を聞くと、気分がとても落ち着いてくる。
あたたかくて優しい声。マドカが笑うとぼくも嬉しくなる。
前にも、こんなあたたかい気持ちになったことがある気がする。
思い出せないけれど、大事な大事な気持ち。
目を覚ました時、ぼくの傍にいた人達も言ってた。「大事な気持ちだから、大切にしなさい」って。
あの人達は何か知ってるのかな？　マドカも黙ったままぼくの頭を撫でてくれる。
マドカは今度、スカラ座ってところでカルメンを歌う。
すっごく忙しいけれど、すっごく嬉しそうに歌っている。
ぼくも、マドカみたいに歌えるようになれるかな？
マドカの隣でマドカに伝えたい気持ち、全部全部を歌に出来たら・・・




―――その時は、この薔薇を君に贈りたい。
ゾフィーじゃない、あの方じゃない。
僕だけの君に。