最終更新:ID:Ftfst5A74g 2013年05月02日(木) 17:33:30履歴
2月下旬。日常を過ごしていた探索者たちは、突然悪夢の世界へ引きずり込まれる。
そして、悪夢の世界を進む探索者たちは、ある1つの真実にたどり着く。
全ては、1人の女の子の悲痛な思いが生んだ悲劇だった。
探索者たちは、夢の世界の最下層で心を閉ざす少女に語りかける。
やがて少女は覚悟を決めて、一歩前に踏み出し探索者たちとともに歩き出す。
悪夢は終わった。逃げるのももう終わり。これからは前を向いて歩き出そう。
―大事な友達と共に。
【ハッピーエンド・悪夢の終焉】
そして、悪夢の世界を進む探索者たちは、ある1つの真実にたどり着く。
全ては、1人の女の子の悲痛な思いが生んだ悲劇だった。
探索者たちは、夢の世界の最下層で心を閉ざす少女に語りかける。
やがて少女は覚悟を決めて、一歩前に踏み出し探索者たちとともに歩き出す。
悪夢は終わった。逃げるのももう終わり。これからは前を向いて歩き出そう。
―大事な友達と共に。
【ハッピーエンド・悪夢の終焉】
無事に解決し夢からの開放をされ一安心した所で問題はかなり有った。
下級生の子たちに友人になってもらうきっかけを作り、そして仲良く過ごしてもらうことだった。
桜が積極的に動いてくれたため割と苦労せずにことが済みそうだ。
あとは誠の姉さんの件だがただの風邪らしく、無事に元気になり、婚約者らしき人とデートをしてるのを見かけた。
これで、問題は残ってないか・・・・。
最後に残った誠の縁、どうやらあの最後に居た女は誠と因縁があるらしい。
あいつは俺らを巻き込まないようにするだろうな・・・。
だが、またあの事態になったら俺らはあいつの力になりたい。
それを手紙に書き留め転校先で落ち着いた後に送る。
・・・鳥がなき木々のざわめきがする・・・。
「・・・ん・・・夢か」
前の地でやり残したことをやり、こっちへ転校してきた。
山や自然も多く冒険する先は尽きない。
ただあの時の救われ、終わった夢、そしてまたおかしな事件に巻き込まれる夢を最近見るようになった。
[何かの前触れかねぇ・・・まぁ冒険は楽しいからいいのだが周りは巻き込まんで欲しいなぁ」
とつぶやくと向こうから昔からの付き合いの幼馴染の声がする。
「おっと、あいつが来たか・・・。」
彼女の転校で別れる、あいつを一人で行かせるという事ができなかった。
「甘えさせてるのかな。。。まぁ最後まで責任は取らないとな・・・。」
よっと樹から降り、幼馴染を迎える。
「今日もいい天気だ、いいことがあるといいな」
下級生の子たちに友人になってもらうきっかけを作り、そして仲良く過ごしてもらうことだった。
桜が積極的に動いてくれたため割と苦労せずにことが済みそうだ。
あとは誠の姉さんの件だがただの風邪らしく、無事に元気になり、婚約者らしき人とデートをしてるのを見かけた。
これで、問題は残ってないか・・・・。
最後に残った誠の縁、どうやらあの最後に居た女は誠と因縁があるらしい。
あいつは俺らを巻き込まないようにするだろうな・・・。
だが、またあの事態になったら俺らはあいつの力になりたい。
それを手紙に書き留め転校先で落ち着いた後に送る。
・・・鳥がなき木々のざわめきがする・・・。
「・・・ん・・・夢か」
前の地でやり残したことをやり、こっちへ転校してきた。
山や自然も多く冒険する先は尽きない。
ただあの時の救われ、終わった夢、そしてまたおかしな事件に巻き込まれる夢を最近見るようになった。
[何かの前触れかねぇ・・・まぁ冒険は楽しいからいいのだが周りは巻き込まんで欲しいなぁ」
とつぶやくと向こうから昔からの付き合いの幼馴染の声がする。
「おっと、あいつが来たか・・・。」
彼女の転校で別れる、あいつを一人で行かせるという事ができなかった。
「甘えさせてるのかな。。。まぁ最後まで責任は取らないとな・・・。」
よっと樹から降り、幼馴染を迎える。
「今日もいい天気だ、いいことがあるといいな」
不思議な悪夢の数日間を終えて、人と人との間でおきる感情のすれ違いなんかを沢山見ることができた。
自分に言い聞かせる為にとっておいた言葉だとかを人にぶつけてみたり、その人たちの感情と自分の中にある感情とかを照らし合わせてみたり
人を好きになったり嫌いになったりって・・・すっごい難しくて、すっごいややこしくて・・・そして想いが通じ合うとすっごい暖かい事だったり
少しばかり過激で・・・私にはまだ分からないようなのもあったけど、色々と自分の気持ちも見直せるいい体験だったんじゃないかな?って思う
そんな気持ちで色々と考ていると自分の中にもある感情が胸焼けのような気分にさせる・・・いつも無理やり押し込めてたけど、今日ばっかりは
素直に考えこんでみようって思えた。この前の夢の件もあるけど・・・それ以外にも理由があったから
『3年生になると同時に引っ越すかもしれない』。そう告げられたのが夢の件の数日前 ※この卓の参加希望と同時に幼怪日記卓(別高校卓)にてこのPCを参加希望でだしていた為
姉が転勤で一緒に過ごせなくなり、叔父の家に預けられるとか・・・場所は都会より遠く離れた自然豊かな場所らしい
私にとってあまりにも辛い宣告であった、せっかく作れた友達も、仲良くなれた先輩達とも・・・大好きな幼馴染とも別れなきゃいけないだなんて
マサに言えないまま居る中でこの事件に巻き込まれて、なんとか気が紛れてたけど・・・親しい友達や仲間が増えるたびに少しずつ心が痛くなってた
岸辺さんみたいに現実から逃げたいって思う気持ちが痛いほど分かった。私だってそんな現実を夢で変えるなんて言われたら・・・どうなってたのかな?
(『もしかしたら・・・私が引っ越すこともない世界だとかも・・・叶えれられたのかな・・・?』)
でも、そういったのが間違いなんだって・・・岸部さんを見て気付けた。逃げてばかりじゃダメなんだって・・・ちゃんと周りを見なきゃって
彼女を説得する為に使った言葉が、今になって自分に帰ってくる・・・
(『わかってるつもり・・・なのに・・・なんで気持ちがこんなに収まらないんだろう・・・』)
今日、マサに伝えようと思う・・・ 学校の帰りにマサの家に帰っていつものように過ごしながら切り出そう
そしてから他の皆にも伝えなきゃ・・・ せっかく友達になれたのに岸辺さんや桧馬さんとも一緒に遊べるのってあと一ヶ月くらいなのかな・・・
ゆたか先輩やタゴさんだってせっかく仲良くなれたのに・・・向こうにいったらもう会えないのかな・・・
・・・・・・マサにちゃんと伝えられるかな、もっと色々言いたい事とか本当は沢山残ってるのに
私の気持ちを・・・マサに伝えられるかな?それとも、また昔みたいにごもって何も言えなくなるのかな・・・
怖い・・・ けど後悔したくない、間違えたくない、すれ違いで終わる様な・・・そんなつまらないものにしたくないから
「・・・・・マサ、どんな顔するかな・・・・?」
※後日、マサに上手く伝えることは出来なかったけど、結果的に思いを伝えることが出来ました(´∀`*)
自分に言い聞かせる為にとっておいた言葉だとかを人にぶつけてみたり、その人たちの感情と自分の中にある感情とかを照らし合わせてみたり
人を好きになったり嫌いになったりって・・・すっごい難しくて、すっごいややこしくて・・・そして想いが通じ合うとすっごい暖かい事だったり
少しばかり過激で・・・私にはまだ分からないようなのもあったけど、色々と自分の気持ちも見直せるいい体験だったんじゃないかな?って思う
そんな気持ちで色々と考ていると自分の中にもある感情が胸焼けのような気分にさせる・・・いつも無理やり押し込めてたけど、今日ばっかりは
素直に考えこんでみようって思えた。この前の夢の件もあるけど・・・それ以外にも理由があったから
『3年生になると同時に引っ越すかもしれない』。そう告げられたのが夢の件の数日前 ※この卓の参加希望と同時に幼怪日記卓(別高校卓)にてこのPCを参加希望でだしていた為
姉が転勤で一緒に過ごせなくなり、叔父の家に預けられるとか・・・場所は都会より遠く離れた自然豊かな場所らしい
私にとってあまりにも辛い宣告であった、せっかく作れた友達も、仲良くなれた先輩達とも・・・大好きな幼馴染とも別れなきゃいけないだなんて
マサに言えないまま居る中でこの事件に巻き込まれて、なんとか気が紛れてたけど・・・親しい友達や仲間が増えるたびに少しずつ心が痛くなってた
岸辺さんみたいに現実から逃げたいって思う気持ちが痛いほど分かった。私だってそんな現実を夢で変えるなんて言われたら・・・どうなってたのかな?
(『もしかしたら・・・私が引っ越すこともない世界だとかも・・・叶えれられたのかな・・・?』)
でも、そういったのが間違いなんだって・・・岸部さんを見て気付けた。逃げてばかりじゃダメなんだって・・・ちゃんと周りを見なきゃって
彼女を説得する為に使った言葉が、今になって自分に帰ってくる・・・
(『わかってるつもり・・・なのに・・・なんで気持ちがこんなに収まらないんだろう・・・』)
今日、マサに伝えようと思う・・・ 学校の帰りにマサの家に帰っていつものように過ごしながら切り出そう
そしてから他の皆にも伝えなきゃ・・・ せっかく友達になれたのに岸辺さんや桧馬さんとも一緒に遊べるのってあと一ヶ月くらいなのかな・・・
ゆたか先輩やタゴさんだってせっかく仲良くなれたのに・・・向こうにいったらもう会えないのかな・・・
・・・・・・マサにちゃんと伝えられるかな、もっと色々言いたい事とか本当は沢山残ってるのに
私の気持ちを・・・マサに伝えられるかな?それとも、また昔みたいにごもって何も言えなくなるのかな・・・
怖い・・・ けど後悔したくない、間違えたくない、すれ違いで終わる様な・・・そんなつまらないものにしたくないから
「・・・・・マサ、どんな顔するかな・・・・?」
※後日、マサに上手く伝えることは出来なかったけど、結果的に思いを伝えることが出来ました(´∀`*)
というわけで、一週間の間こんなへぼPLとお付き合いしていただき本当にありがとうございました!
とっても楽しくRPできてとても充実した毎晩で楽しかったです!皆、ちゃんと美希の無駄なボケに突っ込みいれてくれたりですっごい嬉しかった(´ω`*)
ただ探索やNPCへの対人関係作りなんかが疎かになってしまったかな?なんて反省もしたり・・・個性もいいけどやることやらなきゃですよね
フレーバーで入れた技能に熱心対応していただけた点、本当に感謝いたします!おかげでよりRPに生かす事が出来ました!
また皆と卓を囲むそのときは是非絡んでいただけるととても嬉しいです!自分もPLとしてさらに精進してRPでまた馬鹿騒ぎしたいですしねw
そんなこんなで一週間お疲れ様でした!これからも皆いいTRPGが出来るよう夢に祈ってますね!・・・どうか皆さん、よい夢を (´∀`*)ノシ
とっても楽しくRPできてとても充実した毎晩で楽しかったです!皆、ちゃんと美希の無駄なボケに突っ込みいれてくれたりですっごい嬉しかった(´ω`*)
ただ探索やNPCへの対人関係作りなんかが疎かになってしまったかな?なんて反省もしたり・・・個性もいいけどやることやらなきゃですよね
フレーバーで入れた技能に熱心対応していただけた点、本当に感謝いたします!おかげでよりRPに生かす事が出来ました!
また皆と卓を囲むそのときは是非絡んでいただけるととても嬉しいです!自分もPLとしてさらに精進してRPでまた馬鹿騒ぎしたいですしねw
そんなこんなで一週間お疲れ様でした!これからも皆いいTRPGが出来るよう夢に祈ってますね!・・・どうか皆さん、よい夢を (´∀`*)ノシ
あの悪夢が終わってからしばらくして、私はまた彩ちゃんの家にお泊りをしに行った。
前回はあれのせいで心から彩ちゃんで遊・・・彩ちゃんと遊ぶことができなかったので無理を言って押しかけたのである。
そして私の今回の目的は・・・
彩ちゃんの部屋に荷物を降ろした後、私は彩ちゃんに詰め寄った。
「今更だけど、彩ちゃんは無理しすぎだよ。あんな熱が出るまでほっとくなんて」
少し強めの口調で彩ちゃんに言う。普段温厚な私がそのようにいったためだからか彩ちゃんは少したじろいてしまった。
「うん、ごめんね」
彩ちゃんはぬいぐるみを抱きしめてそうつぶやいた。普段クールでかっこいい彩ちゃんだけにこの姿は反則的なまでに愛くるしい。
思わず顔がほころぶ。
彩ちゃんのこの姿を見れただけでも、もうこのあたりで許してあげ手もいいかなと思ってしまう。
いや、だめだ。目的を忘れるな泉ゆたか。あの目的を達成するためにもここで妥協してはいけない。
「この前だって私が休みなよって言ってもバイト行っちゃうし・・・私のいうことなんて彩ちゃんにはどうでもいいんだ・・・」
「ち、ちがう。そういうわけじゃ・・・」
私のすねた演技に彩ちゃんがあわてる。よし、あともう少し。
「ほんとに?」
「本当だよ」
「じゃあ、私のいうことなんでも聞いてくれる?」
「何でも言うこと聞いてくれる?」なんて言葉に「いいよ」と答える人間はまずいない。
しかし彩ちゃんはほんとに純真ないい子だ。この会話の流れで少し引け目を感じている彩ちゃんなら・・・
「うん、いいよ」
よし、計画道理(月さん風)
その言葉を聞くや否や、私は荷物から依然も持ってきた鷹の着ぐるみパジャマ(税込9990円)を取り出す。
「よ〜し言質とったからね彩ちゃん!!とりあえず今日は一日この格好ね。前回は阻止されたけど今回はそうはいかないよ」
「ちょ、ゆたか!?」
私はICレコーダーの電源を切りながら彩ちゃんに迫る。今回は言質もとったし絶対に逃がさない。
「そうだ、今回は一緒におふろにも入るからね。もちろん断らないよね?さっき何でも言うこと聞くって言ったし」
私は満面の笑みでそう告げる。
彩ちゃんの悲鳴が前回来た時より少し広くなった部屋に響き渡った。
彩ちゃんはもうすぐ結婚する。部屋が広くなったのも、少しずつ荷物を運びだしているためだろう。
彩ちゃんが結婚しちゃうのはさみしい。私の一番大切な親友には、もう私以上に大切な人がいるのだ。
そういう意味では、私は今回の事件での桜ちゃんや麻衣ちゃんの心境はわからないわけではなかった。
でも私は彩ちゃんの結婚を心から祝福したいと思う。なぜかって。そんなの彩ちゃんが幸せそうな顔をしているのが一番好きだからに決まってるじゃない。
でも彩ちゃんが結婚してほかの人のものになるまであと一か月ある、それまでは彩ちゃんは私のものだ。
前回はあれのせいで心から彩ちゃんで遊・・・彩ちゃんと遊ぶことができなかったので無理を言って押しかけたのである。
そして私の今回の目的は・・・
彩ちゃんの部屋に荷物を降ろした後、私は彩ちゃんに詰め寄った。
「今更だけど、彩ちゃんは無理しすぎだよ。あんな熱が出るまでほっとくなんて」
少し強めの口調で彩ちゃんに言う。普段温厚な私がそのようにいったためだからか彩ちゃんは少したじろいてしまった。
「うん、ごめんね」
彩ちゃんはぬいぐるみを抱きしめてそうつぶやいた。普段クールでかっこいい彩ちゃんだけにこの姿は反則的なまでに愛くるしい。
思わず顔がほころぶ。
彩ちゃんのこの姿を見れただけでも、もうこのあたりで許してあげ手もいいかなと思ってしまう。
いや、だめだ。目的を忘れるな泉ゆたか。あの目的を達成するためにもここで妥協してはいけない。
「この前だって私が休みなよって言ってもバイト行っちゃうし・・・私のいうことなんて彩ちゃんにはどうでもいいんだ・・・」
「ち、ちがう。そういうわけじゃ・・・」
私のすねた演技に彩ちゃんがあわてる。よし、あともう少し。
「ほんとに?」
「本当だよ」
「じゃあ、私のいうことなんでも聞いてくれる?」
「何でも言うこと聞いてくれる?」なんて言葉に「いいよ」と答える人間はまずいない。
しかし彩ちゃんはほんとに純真ないい子だ。この会話の流れで少し引け目を感じている彩ちゃんなら・・・
「うん、いいよ」
よし、計画道理(月さん風)
その言葉を聞くや否や、私は荷物から依然も持ってきた鷹の着ぐるみパジャマ(税込9990円)を取り出す。
「よ〜し言質とったからね彩ちゃん!!とりあえず今日は一日この格好ね。前回は阻止されたけど今回はそうはいかないよ」
「ちょ、ゆたか!?」
私はICレコーダーの電源を切りながら彩ちゃんに迫る。今回は言質もとったし絶対に逃がさない。
「そうだ、今回は一緒におふろにも入るからね。もちろん断らないよね?さっき何でも言うこと聞くって言ったし」
私は満面の笑みでそう告げる。
彩ちゃんの悲鳴が前回来た時より少し広くなった部屋に響き渡った。
彩ちゃんはもうすぐ結婚する。部屋が広くなったのも、少しずつ荷物を運びだしているためだろう。
彩ちゃんが結婚しちゃうのはさみしい。私の一番大切な親友には、もう私以上に大切な人がいるのだ。
そういう意味では、私は今回の事件での桜ちゃんや麻衣ちゃんの心境はわからないわけではなかった。
でも私は彩ちゃんの結婚を心から祝福したいと思う。なぜかって。そんなの彩ちゃんが幸せそうな顔をしているのが一番好きだからに決まってるじゃない。
でも彩ちゃんが結婚してほかの人のものになるまであと一か月ある、それまでは彩ちゃんは私のものだ。
皆様、1週間にもわたるセッションお疲れ様でした!o(・x・*)o
中々時間管理が上手くできなかったり、甘いキーパリングがあったりしましたが、少しでも楽しんでもらえたのなら幸いです。
今回は、私のPC「正木誠」と「正木彩」のその後のシナリオを作りたい!という思いからこのシナリオを作りました。
しかし中々うまくまとまらなく、流そうとしたいたところSKPをしてくださった水壱さんのお力により、当初よりもいいものになったと思います。
あと、神話生物をいっぱいだすことができて、とても嬉しいですw(´∀`*)
PLの皆様、本日は当卓に参加してくださってありがとうございます。皆さんのPCそれぞれ個性的で、RPや行動の1つ1つにホッコリしたり、ギョッ!?と驚いたりしておりました(笑)
SKPの水壱さん。今回はSKPをしてくださってありがとうございます。貴方のフォローやアイディアがあったからこそ、この卓は完成することができました。
まだまだ未熟な私ですが、またどこかの卓でお会いすることがあればよろしくお願いします。皆様本当にお疲れ様でした!ヾ(。・ω・。)ノ゙
中々時間管理が上手くできなかったり、甘いキーパリングがあったりしましたが、少しでも楽しんでもらえたのなら幸いです。
今回は、私のPC「正木誠」と「正木彩」のその後のシナリオを作りたい!という思いからこのシナリオを作りました。
しかし中々うまくまとまらなく、流そうとしたいたところSKPをしてくださった水壱さんのお力により、当初よりもいいものになったと思います。
あと、神話生物をいっぱいだすことができて、とても嬉しいですw(´∀`*)
PLの皆様、本日は当卓に参加してくださってありがとうございます。皆さんのPCそれぞれ個性的で、RPや行動の1つ1つにホッコリしたり、ギョッ!?と驚いたりしておりました(笑)
SKPの水壱さん。今回はSKPをしてくださってありがとうございます。貴方のフォローやアイディアがあったからこそ、この卓は完成することができました。
まだまだ未熟な私ですが、またどこかの卓でお会いすることがあればよろしくお願いします。皆様本当にお疲れ様でした!ヾ(。・ω・。)ノ゙
皆さんお疲れ様でしたー!ヽ(´∀`)ノ
7日間のセッションでしたが、個人的にはあっという間の楽しいひと時でした。
今回初めてSKPを務めさせていただきましたが、いやはや反省する点がモリモリ出てきてしまって、
「こんなSKPじゃ駄目ダメだーヾ(:3ノシヾ)ノシ」とモニター前で悶絶しておりました。
ですが皆さんの探索やRPに癒され、KPの雪兎さんのキーパリングを間近で見て向上心を刺激され、
始終気力をフルチャージしながらがんばることができました。この場を借りて厚くお礼申し上げます。
猫の手ほどでもお役にたてていれば幸いです。|ω・)
初めて雪兎さんからシナリオの内容をお聞きした時、
毎晩やってくる逃れられない悪夢や数種の神話生物の登場などなど、
読んだだけでワクワクしてしまう内容に、これは何としても成功させねばぁ!
と、はりきってサポートに専念させていただきました。
普段見られない視点からセッションを眺めると、とても新鮮な気持ちでしたね。
KPやPLとはまた違う役割、いつかもう一度やってみたいものです。
セッション中、注目していたのが雪兎さんの旧PC正木姉弟と探索者の皆さんの絡み。
懐かしい想いで接していた方もいらっしゃったようで、やはりNPCに顔見知りのキャラクターが
いるのは見ている方も楽しいですね。
雪兎さんの次の卓には誰に会えるのか、もう私は気になって仕方がありません。
最後にPLの皆さん、今回ご参加いただきありがとうございました。
試行錯誤しながら探索する姿はとても素適でした(*´∀`)
またどこかでご一緒できる日を楽しみにしています。
KPの雪兎さん、今回お誘いいただきありがとうございました。
雪兎さんの魅力的な卓が仕上がっていく様を至近距離で見られて幸福の極みです。
雪兎さんのこれからに幸あれと願いつつ、拙いコメントを締めさせていただきます。
それでは皆さん、いずれまたどこかで(・ワ・)ノシ
7日間のセッションでしたが、個人的にはあっという間の楽しいひと時でした。
今回初めてSKPを務めさせていただきましたが、いやはや反省する点がモリモリ出てきてしまって、
「こんなSKPじゃ駄目ダメだーヾ(:3ノシヾ)ノシ」とモニター前で悶絶しておりました。
ですが皆さんの探索やRPに癒され、KPの雪兎さんのキーパリングを間近で見て向上心を刺激され、
始終気力をフルチャージしながらがんばることができました。この場を借りて厚くお礼申し上げます。
猫の手ほどでもお役にたてていれば幸いです。|ω・)
初めて雪兎さんからシナリオの内容をお聞きした時、
毎晩やってくる逃れられない悪夢や数種の神話生物の登場などなど、
読んだだけでワクワクしてしまう内容に、これは何としても成功させねばぁ!
と、はりきってサポートに専念させていただきました。
普段見られない視点からセッションを眺めると、とても新鮮な気持ちでしたね。
KPやPLとはまた違う役割、いつかもう一度やってみたいものです。
セッション中、注目していたのが雪兎さんの旧PC正木姉弟と探索者の皆さんの絡み。
懐かしい想いで接していた方もいらっしゃったようで、やはりNPCに顔見知りのキャラクターが
いるのは見ている方も楽しいですね。
雪兎さんの次の卓には誰に会えるのか、もう私は気になって仕方がありません。
最後にPLの皆さん、今回ご参加いただきありがとうございました。
試行錯誤しながら探索する姿はとても素適でした(*´∀`)
またどこかでご一緒できる日を楽しみにしています。
KPの雪兎さん、今回お誘いいただきありがとうございました。
雪兎さんの魅力的な卓が仕上がっていく様を至近距離で見られて幸福の極みです。
雪兎さんのこれからに幸あれと願いつつ、拙いコメントを締めさせていただきます。
それでは皆さん、いずれまたどこかで(・ワ・)ノシ
風邪で倒れてから数日後、今ではすっかり完治した。
うん…いくら人手不足でお願いされても、もう少しスケジュール管理しっかりするんだった。
でもまあ、あのストーカー?みたいなのはもういないし、バイトも終わったから後はのんびりしよう。
そういえば、昨日お見舞いに麻衣ちゃんが来た。
私を見るなり麻衣ちゃんはいきなりわっと泣き出して、「ごめんなさい」と何度も謝ってきた。
「(…私、麻衣ちゃんに何かされたっけ?)」
むしろ仕方がなかったとはいえ、約束守れなかった私の方が謝るべきなのに。
でも、麻衣ちゃんは変わらずわんわん泣いてて…。
あと麻衣ちゃんの一緒に来た、えーっと…あ、そうそう。桧馬桜ちゃん。
その子もなぜか私に謝ってくるし…私が寝ている間に何があったんだろう?(@ω@;)
そううろたえていると、反応がなかったのが悪かったのか、二人して大泣きして…
「(え、えー…これはどうしたら…ゆ、ゆたかたち助けて)」
私はこの光景を二人の数歩後ろで見守っているゆたか達に視線を送る。
…いい笑顔で見守られて終わった。薄情ものたちめぇ…
……………と、とにかく…まずは落ち着かせよう。そう決心し、私は大泣きしている2人の頭をなでる。
「…正直、私は貴方達がそんなに泣いて、私に謝るかわからないけど…
私は怒ってないし、それにちゃんと反省して謝っているんだから、私は2人を許すよ。それで…私の方こそごめんね」
…こんな無難なことしか言えない自分がなさけない。
私は気まずさをごまかすように、わしゃわしゃと2人の頭をなでる。
泣き止んでくれるかな?…そう思っていたけど…現実は甘くなかった。
岸・桧「「……ひ、くっ……うわあぁぁあああああああん!!!!!!」」
「!?え、えー!?」
まさかさらに号泣されて、それで抱きつかれるとは思わなかった…。
私はタックルのような抱きつきにひっくり返りそうになったけど、何とか踏ん張って頭を撫で続ける。
…状況に追いつかない。私はおろおろしつつも、でもこれだけはわかった。
「(…麻衣ちゃん。よかったね)」
あまり詳しくは聞いてないけど、麻衣ちゃんは学校でいじめに遭っていた。
本当に辛そうで、私もできる限り力になれるように頑張ってけど、結局事態を解決できなくて歯がゆい思いをしていた。
でも、麻衣ちゃんにはこうして傍に寄り添ってくれる友達が、見守ってくれる人ができた。
…ゆたかや蜂間君とかと、どういう経由で仲良くなったのはちょっと気になるけどね。
「(麻衣ちゃん。もう貴方は一人じゃないよ)」
貴方の傍には、自分だって泣いているのにハンカチを差し出してあげてる桧馬さんが。
この子たちを涙目になりつつも見守っている真部さんが。
我慢できなくなったのか、「私もー」と私達に抱きついてくるゆたかが。
その勢いでついにひっくり返った私達に、「大丈夫ですか?」と聞いてくる剣持君が。
起き上がろうとした私に笑いながらも手を貸してくれた蜂間君が。
この光景をオロオロしつつも、でもほほえましそうに見守る誠がいる。
「まったく…あぁ、そうそう。2人とも涙吹いて。あと、これから外に出よう」
私はあの人から借りたデジカメを手に取って、みんなを呼ぶ。
…まだ、桜の季節には少し早いから…梅の木の前で、みんなで写真を撮ろう。
私は久しぶりに晴れた気持ちで外に出て、みんなの案内をする。
梅の花の花言葉は、「忍耐」
桜と違って、咲き方も散り方もゆっくりな花。
寒い冬の合間に咲き始め、私たちに春の訪れを教えてくれるのだ。
私は、ようやく艶やかに咲き誇ったこの花が散らぬよう、見守ることにしよう。
うん…いくら人手不足でお願いされても、もう少しスケジュール管理しっかりするんだった。
でもまあ、あのストーカー?みたいなのはもういないし、バイトも終わったから後はのんびりしよう。
そういえば、昨日お見舞いに麻衣ちゃんが来た。
私を見るなり麻衣ちゃんはいきなりわっと泣き出して、「ごめんなさい」と何度も謝ってきた。
「(…私、麻衣ちゃんに何かされたっけ?)」
むしろ仕方がなかったとはいえ、約束守れなかった私の方が謝るべきなのに。
でも、麻衣ちゃんは変わらずわんわん泣いてて…。
あと麻衣ちゃんの一緒に来た、えーっと…あ、そうそう。桧馬桜ちゃん。
その子もなぜか私に謝ってくるし…私が寝ている間に何があったんだろう?(@ω@;)
そううろたえていると、反応がなかったのが悪かったのか、二人して大泣きして…
「(え、えー…これはどうしたら…ゆ、ゆたかたち助けて)」
私はこの光景を二人の数歩後ろで見守っているゆたか達に視線を送る。
…いい笑顔で見守られて終わった。薄情ものたちめぇ…
……………と、とにかく…まずは落ち着かせよう。そう決心し、私は大泣きしている2人の頭をなでる。
「…正直、私は貴方達がそんなに泣いて、私に謝るかわからないけど…
私は怒ってないし、それにちゃんと反省して謝っているんだから、私は2人を許すよ。それで…私の方こそごめんね」
…こんな無難なことしか言えない自分がなさけない。
私は気まずさをごまかすように、わしゃわしゃと2人の頭をなでる。
泣き止んでくれるかな?…そう思っていたけど…現実は甘くなかった。
岸・桧「「……ひ、くっ……うわあぁぁあああああああん!!!!!!」」
「!?え、えー!?」
まさかさらに号泣されて、それで抱きつかれるとは思わなかった…。
私はタックルのような抱きつきにひっくり返りそうになったけど、何とか踏ん張って頭を撫で続ける。
…状況に追いつかない。私はおろおろしつつも、でもこれだけはわかった。
「(…麻衣ちゃん。よかったね)」
あまり詳しくは聞いてないけど、麻衣ちゃんは学校でいじめに遭っていた。
本当に辛そうで、私もできる限り力になれるように頑張ってけど、結局事態を解決できなくて歯がゆい思いをしていた。
でも、麻衣ちゃんにはこうして傍に寄り添ってくれる友達が、見守ってくれる人ができた。
…ゆたかや蜂間君とかと、どういう経由で仲良くなったのはちょっと気になるけどね。
「(麻衣ちゃん。もう貴方は一人じゃないよ)」
貴方の傍には、自分だって泣いているのにハンカチを差し出してあげてる桧馬さんが。
この子たちを涙目になりつつも見守っている真部さんが。
我慢できなくなったのか、「私もー」と私達に抱きついてくるゆたかが。
その勢いでついにひっくり返った私達に、「大丈夫ですか?」と聞いてくる剣持君が。
起き上がろうとした私に笑いながらも手を貸してくれた蜂間君が。
この光景をオロオロしつつも、でもほほえましそうに見守る誠がいる。
「まったく…あぁ、そうそう。2人とも涙吹いて。あと、これから外に出よう」
私はあの人から借りたデジカメを手に取って、みんなを呼ぶ。
…まだ、桜の季節には少し早いから…梅の木の前で、みんなで写真を撮ろう。
私は久しぶりに晴れた気持ちで外に出て、みんなの案内をする。
梅の花の花言葉は、「忍耐」
桜と違って、咲き方も散り方もゆっくりな花。
寒い冬の合間に咲き始め、私たちに春の訪れを教えてくれるのだ。
私は、ようやく艶やかに咲き誇ったこの花が散らぬよう、見守ることにしよう。
「…はぁ〜」
ようやく終わった悪夢に、僕は安堵の息をもらす。
あの女の人…いや、あれは絶対にあの人だ。
夏頃に、僕や幼馴染そして周囲の人たちを危ない目に巻き込んだ根源。
ニャルラトホテプ…さん。
あの時は男の人だったけど…彼には僕たちの常識で片付く存在ではないから、気にしないでおこう。
問題は、だ…また、あの人のせいで僕の周りの人が傷ついた。
マサや真部さん。さらにはねぇちゃんの友達の泉さんや田吾作さん…そして、僕やねぇちゃんも。
たくさんの人が巻き込まれた。もし…もし、あの人たちが死んでしまっていたらと思うと、ぞっとする。
「(…でも、まぁ……あの人に感謝している部分もあるけどね)」
もしニャルラトホテプさんが今回の騒動を起こさなければ、岸辺さんは壊れていただろう。
桧馬さんもどうなっていたかわからないし…やり方は間違っているにしても、2人に関しては本当に良かったと思ってる。
だけど…あの後遺症を残している人もいるのは事実。
全ての人が幸せになれるとは思ってない。けど…どうしてもやりきれない思いになる。
「(…あの人は、これからもこうした出来事を仕出かすんだろう)」
次がいつかはわからない。
今この瞬間に起こるかもしれないし、1週間後かもしれない。
1年後かもしれない。もしかしたら、もう二度とでない可能性も…いや、それはないな。
だって、あの人自身が「また会おう」と言っていたんだから。
あの人は必ずまた、何かをする。その時、僕が巻き込まれるかどうかはわからないけど…。
「(だけど…マサや真部さんが巻き込まる可能性が減ったのはよかったかな)」
まさか、真部さんが転校しちゃうなんて…そして、マサがそれについて行っちゃうとは…もう、ね…。
寂しいけど、永遠の別れじゃないんだし…大事な友達がこの町を離れるのは、少しだけホッとした。
奇妙な事件が起こる街・赤牟市。
他の場所がどうかはわからないけど、少なくともこの街よりは起こる可能性は低いと思う。
もうこれ以上、大切な人たちは巻き込まれてほしくないから…なんだか薄情なヤツだなぁ…僕。
だけど、僕はただのちっぽけな人間だから…全ては救えない。
必死にくらいついて、足掻いて、それでようやくほんの少し大切なものを守れる。
…強くなりたいな。もっともっと多くのものを救えるように。
途方もない話だけど、僕はそう決心してようやく訪れた平穏をかみしめる。
苦しかった
つらかった
悲しかった
…憎かった
だから、神様にすがった。
本当に神様なのかはわからなかったけど…私の願いをかなえてくれたから、私にとってはあの人は神様だった。
あの人がいなくなればいい
あの人が私の受けた痛みを受ければいい
彩さんと仲いい人は、私だけでいい
最初は、少し痛い目みて私の前に現れなければいいと思っていた。
でも、思いはどんどん歪んで、強くなって…そんな自分が怖かった。
私はいつの間にか…私をいじめたりする、ひどい人と似たものになってしまった。
どうしたらいいかわからなくて、怖くて、私はめをつぶって震えていた。
でも、あの人たちはそんな私に手を伸ばしてくれた。
私を許してくれて、私を友達だといってくれた。
あの悪夢から私を救ってくれた
ありがとう。
色々伝えたいことがあるのに、それでしか私は表現できない。
「(どうしたら、私の気持ちを全部伝えることができるのかな?)」
口下手でだめだめな私だけど、これからは言葉や態度で、大好きな友達に伝えていきたい。
いつか…いつか、伝えきれることができるかな?あの人たちに恩返しができるかな?
そんなことを思いつつ、私は今日を生きていく。
つらかった
悲しかった
…憎かった
だから、神様にすがった。
本当に神様なのかはわからなかったけど…私の願いをかなえてくれたから、私にとってはあの人は神様だった。
あの人がいなくなればいい
あの人が私の受けた痛みを受ければいい
彩さんと仲いい人は、私だけでいい
最初は、少し痛い目みて私の前に現れなければいいと思っていた。
でも、思いはどんどん歪んで、強くなって…そんな自分が怖かった。
私はいつの間にか…私をいじめたりする、ひどい人と似たものになってしまった。
どうしたらいいかわからなくて、怖くて、私はめをつぶって震えていた。
でも、あの人たちはそんな私に手を伸ばしてくれた。
私を許してくれて、私を友達だといってくれた。
あの悪夢から私を救ってくれた
ありがとう。
色々伝えたいことがあるのに、それでしか私は表現できない。
「(どうしたら、私の気持ちを全部伝えることができるのかな?)」
口下手でだめだめな私だけど、これからは言葉や態度で、大好きな友達に伝えていきたい。
いつか…いつか、伝えきれることができるかな?あの人たちに恩返しができるかな?
そんなことを思いつつ、私は今日を生きていく。
正木先輩のお姉さん、彩さんはとても素敵な人でした。
先日、岸辺さんとお見舞いに向かい、二人で今までのことを謝りに行った。
彩さんは記憶になかったようで始終戸惑っていたけれど、すぐに温かい言葉をかけてくださいました。
とても優しい笑顔とやわらかな手の温もり。
岸辺さんと二人して涙が止まらず、私達は久しぶりに人の優しさに包まれました。
あぁ…例え偽物であっても、私はこの人にあんな事をしてしまったんだ…
彩さんだけじゃない。
剣持先輩や真部先輩、正木…誠先輩。そして泉さんや田吾作さんのような心の温かい人達と出会うことができた。
けれど私は、そんな人達に最低な態度をとってしまった。
例え当人達に許されても、自分自信が許せない、後悔ばかりが残る。だから…。
「岸辺さんは被害者であって、今回の原因は私やあの悪い神様なのよ。これ以上何も気にすることはありませんわ。」
悪夢から目を覚ましても、正常な日常生活を送れなくなった人達がいた。
彼らの知人と称して、私はお見舞いのために病院通いを続けている。
周囲には秘密にしていたのだけど、岸辺さんはなんとなく気づいていたみたい。
帰り際に、”私も連れてって”とお願いされてしまいました。
彼女も自責の念に囚われているのでしょう。
けれど私は、岸辺さんにはできればあの悪夢のことは早く忘れて欲しいと思う。
彼女が凶行に及んだのは私達が精神的に追い詰めたから、
被害にあったほとんどの人間はその当人達、自業自得なのだ。
彼女は周囲に振り回されただけ、仕方のない自己防衛だったのだから。
それに、岸辺さんは私の大切な人だから。
今度こそ本当に、私が守ってあげたい。
「後のことは私に任せて。嫌な思い出は、きっと時間が解決してくれますから。」
虐めが無くなり、彼女の周囲には再び人が戻り始めていた。
でも私が彼女の近くによると、自然と空気が重くなる。
当たり前です。岸辺さんの友人に睨みを効かせていたのは、他ならないこの私自身なのだから。
私は、彼女の傍にいないほうがいい…。
でもせめて、彼女の心の重しを取り除いてあげたい。
影ながら見守ることぐらいなら、私にだってできるはず。
「今日も確かアルバイトよね?がんばってくださいね。」
そう言って立ち去ろうとすると、岸辺さんは私の制服の裾をつまんで呼び止める。
少し驚いた。
まだ私に対する恐怖心が残っているせいか、岸辺さんは私の近くに自分から寄ってくることはなく、
むしろ私が近づくと、緊張して身を縮こまらせてばかりだったから。
彼女の方から私に触れてくることなんて、全く想像していませんでした。
どうしたのか聞くと、彼女は遠慮がちに言葉を紡いでいく。
もう誰かに頼るだけの自分から卒業したいこと、
目の前の事から目を背けたくないこと、
そしていつか自分も彩さんや先輩達のようになりたいこと、
ゆっくりと、けれど言葉の内に強い意思を込めながら彼女は語る。
内気だったはずの少女の瞳に力強さを感じる。
それは逆らい難く、それと同時にその意を汲んであげたいという気持ちをそそらせる。
そうですわね、遠ざけることだけが守ることじゃない。
あなたのその決意と意思を尊重し支え続けるのも、私にできる唯一のことかもしれない。
それなら一緒に行きましょう、と彼女に答えた。
そうだ、私も彼女に倣って誓いを立てよう。
私にできることは無いか、やって欲しいことは無いか、岸辺さんに問いかける。
今までのお詫びに何でも一つ、無償で叶えて差し上げますわ。
何でも?と彼女が聞く。
ええ、何でもですわ。と私が返す。
長くかかる、お願いでも…?と彼女が聞く。
一生、永遠にでもかまいませんわ。と私は笑顔で返す。
じゃぁ…私の友達になってほしい…。と彼女が答える。
ずっと一緒にいてほしい、仲良しでいてほしい。と彼女が答えた。
私は返事ができない。
喉から言葉を出すことができない。
代わりに胸の奥がぎゅっと苦しくなって、目の奥が熱くなっていく。
それを堪えるのに必死で、無表情のままその場で立ち尽くしてしまう。
それはそうだ。
そうなって当たり前なのです。
だって、だって今の言葉は…
私が夢にまで見た、彼女から一番貰いたかった言葉なのだから…。
頬を伝う何かを見られたくなかったのか、
それとも単に愛おしくてそうしたくなっただけなのか、
気が付けば私は岸辺さんを強く抱きしめていた。
突然のことに彼女が狼狽える。
「もちろんです、もちろん…構いませんわ。けれど、それには一つ条件があります。」
耳元で聞こえる、いま無償でって言ったのに〜、という彼女の反論はこの際無視します。
ええ、心配しなくとも大丈夫ですわ麻衣。
きっとあなたにとっても、そう悪い条件ではないはずだから。
「私を、桜と呼んでください。それが友達になる、最低限の条件ですわ…」
桜の花言葉は精神美、つまり内面の美しさ。
自分に最も足りないものではないかと自嘲してしまうけれど、
”あなた方”を見習うことで、私も祖父母からいただいた名に恥じぬ大人を目指しますわ。
ありがとうございます、私に大切なものを教えていただいた…人生の先輩方。
先日、岸辺さんとお見舞いに向かい、二人で今までのことを謝りに行った。
彩さんは記憶になかったようで始終戸惑っていたけれど、すぐに温かい言葉をかけてくださいました。
とても優しい笑顔とやわらかな手の温もり。
岸辺さんと二人して涙が止まらず、私達は久しぶりに人の優しさに包まれました。
あぁ…例え偽物であっても、私はこの人にあんな事をしてしまったんだ…
彩さんだけじゃない。
剣持先輩や真部先輩、正木…誠先輩。そして泉さんや田吾作さんのような心の温かい人達と出会うことができた。
けれど私は、そんな人達に最低な態度をとってしまった。
例え当人達に許されても、自分自信が許せない、後悔ばかりが残る。だから…。
「岸辺さんは被害者であって、今回の原因は私やあの悪い神様なのよ。これ以上何も気にすることはありませんわ。」
悪夢から目を覚ましても、正常な日常生活を送れなくなった人達がいた。
彼らの知人と称して、私はお見舞いのために病院通いを続けている。
周囲には秘密にしていたのだけど、岸辺さんはなんとなく気づいていたみたい。
帰り際に、”私も連れてって”とお願いされてしまいました。
彼女も自責の念に囚われているのでしょう。
けれど私は、岸辺さんにはできればあの悪夢のことは早く忘れて欲しいと思う。
彼女が凶行に及んだのは私達が精神的に追い詰めたから、
被害にあったほとんどの人間はその当人達、自業自得なのだ。
彼女は周囲に振り回されただけ、仕方のない自己防衛だったのだから。
それに、岸辺さんは私の大切な人だから。
今度こそ本当に、私が守ってあげたい。
「後のことは私に任せて。嫌な思い出は、きっと時間が解決してくれますから。」
虐めが無くなり、彼女の周囲には再び人が戻り始めていた。
でも私が彼女の近くによると、自然と空気が重くなる。
当たり前です。岸辺さんの友人に睨みを効かせていたのは、他ならないこの私自身なのだから。
私は、彼女の傍にいないほうがいい…。
でもせめて、彼女の心の重しを取り除いてあげたい。
影ながら見守ることぐらいなら、私にだってできるはず。
「今日も確かアルバイトよね?がんばってくださいね。」
そう言って立ち去ろうとすると、岸辺さんは私の制服の裾をつまんで呼び止める。
少し驚いた。
まだ私に対する恐怖心が残っているせいか、岸辺さんは私の近くに自分から寄ってくることはなく、
むしろ私が近づくと、緊張して身を縮こまらせてばかりだったから。
彼女の方から私に触れてくることなんて、全く想像していませんでした。
どうしたのか聞くと、彼女は遠慮がちに言葉を紡いでいく。
もう誰かに頼るだけの自分から卒業したいこと、
目の前の事から目を背けたくないこと、
そしていつか自分も彩さんや先輩達のようになりたいこと、
ゆっくりと、けれど言葉の内に強い意思を込めながら彼女は語る。
内気だったはずの少女の瞳に力強さを感じる。
それは逆らい難く、それと同時にその意を汲んであげたいという気持ちをそそらせる。
そうですわね、遠ざけることだけが守ることじゃない。
あなたのその決意と意思を尊重し支え続けるのも、私にできる唯一のことかもしれない。
それなら一緒に行きましょう、と彼女に答えた。
そうだ、私も彼女に倣って誓いを立てよう。
私にできることは無いか、やって欲しいことは無いか、岸辺さんに問いかける。
今までのお詫びに何でも一つ、無償で叶えて差し上げますわ。
何でも?と彼女が聞く。
ええ、何でもですわ。と私が返す。
長くかかる、お願いでも…?と彼女が聞く。
一生、永遠にでもかまいませんわ。と私は笑顔で返す。
じゃぁ…私の友達になってほしい…。と彼女が答える。
ずっと一緒にいてほしい、仲良しでいてほしい。と彼女が答えた。
私は返事ができない。
喉から言葉を出すことができない。
代わりに胸の奥がぎゅっと苦しくなって、目の奥が熱くなっていく。
それを堪えるのに必死で、無表情のままその場で立ち尽くしてしまう。
それはそうだ。
そうなって当たり前なのです。
だって、だって今の言葉は…
私が夢にまで見た、彼女から一番貰いたかった言葉なのだから…。
頬を伝う何かを見られたくなかったのか、
それとも単に愛おしくてそうしたくなっただけなのか、
気が付けば私は岸辺さんを強く抱きしめていた。
突然のことに彼女が狼狽える。
「もちろんです、もちろん…構いませんわ。けれど、それには一つ条件があります。」
耳元で聞こえる、いま無償でって言ったのに〜、という彼女の反論はこの際無視します。
ええ、心配しなくとも大丈夫ですわ麻衣。
きっとあなたにとっても、そう悪い条件ではないはずだから。
「私を、桜と呼んでください。それが友達になる、最低限の条件ですわ…」
桜の花言葉は精神美、つまり内面の美しさ。
自分に最も足りないものではないかと自嘲してしまうけれど、
”あなた方”を見習うことで、私も祖父母からいただいた名に恥じぬ大人を目指しますわ。
ありがとうございます、私に大切なものを教えていただいた…人生の先輩方。
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