クトゥルフ神話TRPGやろうずWiki

　交差点にはたくさんのものが転がっている。
　例えば昼の光の中でも煌々と輝く赤信号のLED。
　例えばあと少しで私を轢くところだった車とその運転手。
　例えば意識を取り戻したという双子のニュース。
　例えば人ごみに踏みしだかれるアスファルト。

　例えば、白昼夢の中で出会った人たちとの邂逅。

　唐突に言い渡されたスナーク狩り。詩の謎かけ、血の香り。
　あの船の中、島を見ることも海を見ることも無く、ただひた
すらに問いかけの答えを探して奔走した。
　夢だと理解した今もそれらは鮮明で、随分と物騒な行動をし
たものだと、我ながら苦笑する。ついでにそれを思うがゆえに、
現実で会った「彼ら」にはなんとなく後ろめたくなってしまった。
　お見舞いに行くという彼らのうしろに、口数すくなについて
いったのはまあ致し方のないことだ。夢と同じ人間なのだから
当たり前と言えば当たり前なのだけど、口調も見た目も夢と同じで
少しだけ安堵した。
　双子は意識が回復してすぐだからか、少しおとなしく見えたけれど、
それでも明るく私たちを迎えてくれた。
　冲方さんが差し出したプリンを手にとって嬉しそうに笑う笑顔は
やはりあの夢の中のままだ。
　
　病院を出て、そのまま別れ、一人帰路につく。
　住宅地に入れば東京と言えど暗闇は濃くなる。　
　夢のことを思い返し、家に帰る。家に帰れば原稿が待っている。
　生きていれば、日常も非日常も等しくそこに存在する。

　そのまた後日、担当に連れられて食事に行った。
　注文した料理が運ばれてきて、それを見、思わず顔が引き攣る。
　
　テーブルの上には、鶏の生肉。

自己紹介の時の発言→「PCの性格は比較的冷静で、好奇心旺盛な感じでしょうか」

現実→鶏を捌いてその生肉を食べる、NPCを包丁で脅す、気絶したNPCの服を漁って持ち物強奪
　　　別NPCの部屋のタンスを漁って持ち物強奪

すべてはダイスのせいと言いたいところですが、生肉食べる以外は素の状態でした、久方です。

今回は皆様有難うございました。
冲方さんの子どもたちとの戯れ方、時折覗く殺意の高さ、とても好きです。
土師さんの良いお兄さん！な会話、閃き、とても素敵です。
堂本さんのこれぞ本物の冷静さだ！というRP、行動力、とても格好いいです。
そしてKPのともかずきん様、そろそろ私はともかずきん様のシナリオの中毒になりそうです。

とても楽しい夜でした。本当に有難うございました。
またお会いする機会があることを祈りまして。

目が覚めると、俺はいつもの日常に戻ってきていた。
薄汚れた工場に、錆びついたオイルの臭い。
耳障りな騒音が鼓膜を揺さぶる中、俺は延々と同じ工程をこなし続ける。
そして、実際安いバイト代をやりくりして、どうにか家賃を……いや、やめよう。
なにせ、今日はあの双子のお見舞いに行く日だからな。

「（約束通りプリンを買って、夢の中で出会えた仲間と……）」

そこまで考えて俺は気づいた。プリンを買うためのお金が無い。
財布の中には諭吉さんはおろか、英世くんすらいないのだ。
景気の良いのは、無駄にじゃらじゃらとした音を立てるがま口だけ。
ひっくり返すと出てきたのは、10円、1円、極稀に50円……

「……マズい」

マズいマズいマズい！　こんなんじゃ、またあの双子に嘘つき呼ばわり……
そ、そうだ。こういう時こそ仲間を頼ろう！

「兄さん、姉さん、悪い！　後生だから400円貸してくれぇっ！」

と、言うわけで(？)、皆様お疲れ様でした！
KPさんには、1日という短い時間ながらも、たっぷりと恐怖と狂気を味わわせて頂きました。
そしてPLさん。鈴木さんの行動力、土師さんのリアルアイデア、堂本さんの洞察力……と。
皆様の力のお陰で、なんとかグッドエンドに辿り着く事が出来ました。本当にありがとうございます！
私もオチとボケ担当として、この結末に少しでも貢献できたとしたら幸いです。
それではまた、どこかでお会いしたら、よろしくお願いします。

――あの白昼夢を見てから、俺はすぐにあの双子のことを調べた。
幸か不幸か、件の事故はそこそこ大きく報道されており、
彼らがどの病院に搬入されたか等を調べるのは容易だった。
そしてその病院が、自宅からそう遠くないことも、簡単に分かった。

どうして彼らに会いに行こうと思ったのだろうか。
…実の所、俺は多分、一人暮らしが寂しかったのだ。
船内の探索は、一緒に探索できる仲間がいて、ほっと安心できた。
夢の中ではちょっと鬱陶しかったあの双子も、今ではずっと隣にいてほしいと思ってしまう。
こんな顔の男と一緒にいては迷惑かもしれないが、それでもあの子達と話すのは楽しかった。
実際、俺の心も少し安らいだ。

ブーケ、バースデイ。
脅かすようなこと言って、悪かったな。
けど、これからはもう危ない目に会わないように心がけよう。
でないと、お兄さんが泣いて悲しむからな？

皆様お疲れ様でした！！
今回は個人的に初のGOOD ENDということもあって少々テンションが上がってます。

できるだけPLの皆さんの迷惑にならないように進めてたつもりですが、
探索の中では、なんか質問攻めにしてるみたいでKPさんに負担かけたかなーと反省しております…。
セッション中は冲方さんのボケに笑い、鈴木さんの交渉(物理)に驚き、堂本さんの洞察力に関心させて頂きました。
ラストの謎解きでは色々的外れなことも言いましたが、最後には真相にたどり着けたので良かったかなと思ってます。

久方様、古閑未善様、徳明紀房様。そして何より、KPのともかずきん様。
素晴らしいセッション、ありがとうございました！
また一緒に卓を囲む機会がありましたら、どうかご容赦お願いします。

遅くなりましたがみなさんお疲れ様でした。
今回は初の女性PCを演じることとなりましたが、やってみるとなかなか難しいｗ他の女性PCやNPCのRP見て勉強したほうが良いなと思った次第です。
シナリオではリアル時間の制限がある中で行動し、決断しなくてはならない緊迫感の演出が素晴らしかったです
最後の決断の瞬間はKPの温情と土師さんのリアルアイデアロールに救われたようなものだと私は思っていますが、私の苦し紛れの提案が僅かなりとも閃きの手助けになっていたのなら幸いです

ずっと寝てる間に、ふたりとも、へんな夢をみたよ。
いつの間にか、お船の中にいて、部屋にはおじさんたちがいたけど、
みんなちょっとおかしくって、ふたりで長いことさびしくて、さびしくて。
そしたら、4人のおにいちゃんとおねえちゃんが来たんだよ！！

僕は、頭のいいおにいちゃんと、ちょっとこわいおねえちゃんと探したね。
私は、怖いこというおにいちゃんと、さばさばしたおねえちゃんと探したよ！

えっと、何をさがしたんだっけ？
すなーく？けっきょくスナークってなんだったんだろうねえ。

起きたら、白い服きた先生とかんごふさんがいっぱいいて、びっくりしたね！！
いっぱいお薬のんだり、お注射されたりするからいやだなー。

早く、お外で遊びたいねー。
プリン、食べたいなあ！！