クトゥルフ神話TRPGやろうずWiki

・・・私は、生きているのだろうか？

いや・・・そんな筈はない。私は、あの時確かに自らの死を知覚した。

目の前で私のとっての、最大の禁忌を犯した、あの忌々しき化物(フリークス)を殺そうとして、
返り討ちに遭うという、自らの無力さを呪い殺したくなるほどの最悪の結末で。

肉を抉られる感覚、骨が砕かれる激痛、ぶち撒けられる臓腑、薄れていく意識。
あの永遠の苦痛とも呼べた時間が、嘘であったはずなど、決してありえないことだ。

ならば、何故だ？
何故、私はこうして思考することができる？
何故、この体は五体満足に動かすことができる？
何故、無くしたはずの私の相棒(サックス)がこの場にある？

尽きぬ疑問、されど、それはすぐにただ一つの感情に塗りつぶされる。

その感情の名は、歓喜。

「ふ、はは・・・ははは・・・ははははははははははははははははははははははははははははは
　はははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは
　はははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは
　はははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは
　はははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは
　はははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは
　はははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは
　はははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは
　はははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは
　はははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは
　はははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは
　はははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは！！！」


笑う。


嗤う。


哂う。


听う。


わらう。


呵う。


唖う。


ワラウ。


咥う。


哄う。


唹う。


粲う。

狂ったように笑い続ける。
当然のことだ、これ程の喜び、嗤わずにはいられない。
今ならば、神というものに感謝してもいいと思えるほどの、僥倖。
私は、得られたのだ。
何よりも得がたき機会、復讐の機会を！

理由など、些細なこと。
疑問など、些細なこと。

そんなどうでもいい事よりも、今こそが全てに勝る。

「私に・・・否、この俺の前で、どれだけの女性を殺した・・・
　ククク・・・何故だろうな・・・何故か理解できた、お前の所為で、全世界の女性が死に絶えた。
　許されざる、罪悪だ、その全てに、死をもって報いてもらうぞ、化物(フリークス)」

無意識のうちの、その言葉が漏れる。
そして、その言葉は、宣誓となる。
無意識の誓い、無意識の呪い、無意識の狂気、無意識の悪意となりて。
そして、無意識のうちに気付いていた、私は最早人ではないということに。

「３４億９７５１万７５３９・・・それだけの死を、貴様に叩き込む」

ならば、その為に、
どれだけの時をかけようと、
どれだけの犠牲を払おうと、
どれだけの卑劣な手段であろうとも、最早躊躇わない。

「俺の前で、女性を殺した数だけ、貴様にも死を与える。
　待っていろ、化物(フリークス)!!!」


人から外れた一人の化物が今この瞬間、生まれたのだった。
復讐の賛歌を、盛大に鳴らしながら・・・。


ただ、一柱の邪神の気紛れによって。

はい、どうも皆さんお疲れさまでしたー！リベンジの燃えた今回の卓、盛大に失敗して大惨事となる結末で残念無念です。
今回は結局何も出来ぬまま終わってしまった感が強いですね、せめて死ぬにしても誰かをかばって格好良く死にたかった・・・。
まぁ、そう上手くいかないのがクトゥルフの醍醐味ともいえることではありますが。
後日談では、勝手な結末を迎えたので、このPCはいずれ何処かでラスボスとして登場することでしょう。
また、いずれはつみさん卓に参加させていただきたいです。今度こそ悲願の生還を・・・！！
それでは、またどこかで。ではでは　ノシ

お腹が膨れていく
あまりの痛みと苦痛の最中ふと気がつく
「(私あの逞しい触腕で… そう、妊娠していたのですのね)」
アルワッサとの交わりの中感じた冒涜的な気配を思い出す。
「(この子があのお方と私の・・・)」
やがてソレは姿を現す。
私のお腹を引き裂いて…

そこで私の意識は薄れていく。強引に引き裂かれたお腹からの大量出血によるものだろう。
「(あぁ。 私の赤ちゃん)」
そこで冒涜的な雄叫びを聞く
「(元気な産声ね‥ この子なら安心かしら)」
一緒に居た誰かがジュニアに襲いかかる。
しかしジュニアに取ってその人間は大した障害ではなかったようだ。
「(せめて… 抱きしめたか…）」

そして私は夢をみる。
この子がすくすくと成長し、やがて飛び立ち
そしてわずかに残った正気の人々を絶望の渦へと陥れる夢だ…
　〜狂った愛〜 Fin

どうもー リベンジ失敗悔しいです。
本当は従者になって生き延びようと思ったのですが、
まさかの妊娠 死亡ENDとなってしまいました。
この件については奇妙な性的嗜好を選んだ時から覚悟していたので本望です

時間制限厳しいよ！ というのが本音でしょうか
時間のダイスさえ良い目ならば全員生還も夢ではなかったと思うと非常に悔しいです
それでは また冒涜的な時間にお会いしましょう。

ねぇみんな、そんな顔してどうしたの？　私たち、生きて帰ってきたんでしょう？
何でそんな顔をするの？　喜ばないと。
たった一日だけのこと、二泊三日の予定とはだいぶ違うものになっちゃったけど。
まぁ、いいよね、なんとか帰ってこられたことだし！　そうでしょう？
あんな目にあって、怖い思いをして。それでも帰ってきたんだよ、日常に。

え？　私はどうするか、って？　私はこのまま、また旅に出るよ。当たり前じゃない。
私は旅人。旅しない私は私じゃないから。まあ、家は近いからさ。たまに帰るし、来れば会えるかもよ？
あーっと、服どうしよう。着替えに帰ろうかな。いろいろ流されちゃったし、そこも考えないと。
相棒は……あぁ、港の近くに置いてきたんだっけ？　まぁすぐそこだね。
今度はどこへ行こうかな。もともと旅はノープラン、出たとこ勝負。気が向く方向へどこへでも、っと。
わかってるでしょう、それが私の日常だって。


彼女は、無邪気で、そしてどこか歪な笑顔を浮かべ、仲間にそう告げる。
その目は虚ろで、世界を映していない。壊れてしまった、この世界を。

彼女は気づかなかった。
そこに日常はもはやないということに。
彼女は気づかなかった。
世界は壊れてしまったということに。
彼女は気づかなかった。
自らも壊れてしまっているということに。

彼女にとって唯一の救いは、世界が壊れたことを認識しなかったこと。
故に、彼女は日常を演じ続ける。壊れた心のまま、壊れた世界の中で。

最期の瞬間を迎える、そのときまで。

お疲れ様でした。制限時間厳しすぎ吹いた。
世界も全員も、どちらも救うことができませんでした。悔しい。
残SAN一桁って時点で覚悟はしてましたが……最後の最後でやられましたね。
いやぁ、☆5は強敵だった……。

今度はつみさんの卓に参加するときは、無事に帰るんだ……。
そんな風に心に誓いつつ。またどこかでお会いしましょう。ではでは。

追伸
PC後日談はちょくちょく更新されて長くなっていきます。ご注意を。

その男は、冷静だった。
恐るべき怪異と出会った時も、底知れぬ恐怖を味わった時も。
はては、神の前ですら人間以外のものでは心は動かぬなどと言い果せるほど、男は冷静であり続けた。
それは、人類が滅亡したと――自分たちが間に合わなかったと悟った時も、男は冷静だった。

滅亡した世界で男がまず行ったことは、一緒にいた女性の保護だった。
何度も繰り返した世界の果てが、絶望の世界であるという事実に彼女一人では耐えきれず、壊れてしまうであろうという事は容易に想像できたからだ。
男は、彼女を支えることにした。
非情な現実も、悲惨な過去も。
その全てから彼女を守ろうと男は考え、実行した。

男は、どこまでも冷静だった。

――――本当に、そうだろうか。

「天香」

彼は、どこまでも人間を愛していた。
故に人類に希望があったあの時は神ですら恐れるに足らずとすら考えていたほどだ。

「私は」

そんな彼に、人類が滅亡した現実に、彼は一人で耐えきることができるだろうか。
彼女を保護しようとしたのは、本当に彼女を支えようとしていたためだろうか。

「君を」

一人で居ることが耐えられないから、彼女と一緒に居ることで自分を保とうとしているのではないか。
それならば、本当に支えているのは果たして……

「君を――――」

その男は、冷静なように見えた。

皆様お疲れさまでした。
初の★5卓という事で気合いを入れた結果、大回転空回りを決め込みました。ゆべしです。
いやぁ……色々ときつかった……
RPを重視しすぎていたらタイムアップになっていたでござる。
他にも色々なフラグを握りつぶしてしまった……
もっと色々と考えて行動できるように精進しなければ。

非常に難解で面白いシナリオを作ってくださったはつみ芋砂さん。
うまくサブKPを勤めてくださった、えのおんさん。
共に謎へ挑んだ古賀佐助さん、ちなつさん、言葉さん、メーゼさん、雪野さん、コックさん。
ありがとうございました。
またどこかで会えることを楽しみにしております。