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夏の夜の夢 2章“馴致"

2章“馴致” ──誰だろう? 小刻みな呼吸音が聞こえる。女の子のものだ。 ハァッ、ハァッ、という呼気。それに混じる鼻にかかった甘い声。 ぼんやりと瞼を開けても最初は濃密な闇に視界が覆われていた。 ずっと喘ぎ声が聞こえている。 すぐ間近なところから……。 「アア……」 甘く腰に響くような声が喉を震わせたとき、はっきりと自覚した。 この甘ったるい喘ぎ声を発しているのがほかならない自分自身だというこ とに。 なんで僕はこんな声を……? 訝しく思う暇もなく、体の中心を甘い快感が走りぬけ…

https://seesaawiki.jp/tsf/d/%b2%c6%a4%ce%cc%eb%a4%... - 2011年09月18日更新

夏の夜の夢 1章“異変"

それはさておき、早起きしてしまった勢いで久々にリハビリ兼ねて短文を 落としてみたいと思います。 リハビリなんで起承転結とかない、その場の思いつき品になりそうですが。 ---- 学校ごと僕らが異次元に取り残されてから、もう丸一昼夜は経ってる計算に なる。時計の針が信用できるならだが。 白い靄がどこまでも続くこの世界には昼も夜もない。時間という概念がある かどうかすら怪しい。 ただひとつ確かなのは、ここが僕らの知る世界でなく、異次元としか形容し ようのない場所だということだ。そこへ僕らは放り…

https://seesaawiki.jp/tsf/d/%b2%c6%a4%ce%cc%eb%a4%... - 2011年09月18日更新

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