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黒姫心4

「…………」 (どこ?)  頭が、いまいちすっきりしない。心は横になったまま、辺りを見回した。  ふつうのキングサイズよりさらに大きい、天蓋つきの巨大なベッドのうえに、清潔な白いシーツと これまた白いフワフワの綿毛布に包まれて、柔らかな枕に半分うずもれるように寝ている。  空調が万全に施されているのだろう、暑くも寒くもなく、すごし易い室温だ。  天蓋から下ろされたレースのカーテンから、向こう側が、部屋の中がかすかに透けてみえる。 (ここ……この感じ)  どことなく、この部屋を見たことがある…

https://seesaawiki.jp/tsf/d/%b9%f5%c9%b1%bf%b44... - 2011年09月18日更新

橘悠

『悠ーーー起きなさーーい!!学校遅れるわよーー』 一階から母親の声が聞こえて来る、その声に反応するように俺は布団の中でうごめいた。 『う〜ん……』 起きようとはするが、眠気が意識を夢の中に戻そうとする。 『悠、早くしなさい』 そのまま布団にいると反応の無い俺に痺れを切らしたのか母親がやってきた。 「バンッ」 と扉を開けると共に部屋中に声が響き渡る。 『悠!遅刻したくないんでしょ!』 怒鳴り声で一気に目を覚まし跳び起きる。 『い、今起きるとこだったんだよ……』 何とか言い訳を言い母親を…

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格闘ゲームに強制女性化する技はある

 目の前の人外の者が笑う。月の光を背景にそれは優雅にマントを翻す。 「今宵はイイ月だ…そうは思わないかね?」魔性の徘徊者は口元から垣間見える牙を 隠そうとしない。対峙する者はその闇の気配にジリ…と僅かに後ずさる。 「こんな美しい夜に、拳を振るうなど野暮の極みだ」楽しんでいるかのような口調で 闇の者は話しかける。ダンスのステップのように歩を進め、人の子の傍らへ。 「…ハッ」いつの間にか視界を覆うほどの接近を許し、男は我に返る。月の光と放た れる魔力に幻惑されていたと気付き、愕然とした。 「も…

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カイト分岐4

気が付くと、カイトは♂カイトの部屋に戻されていた。「ほんとに手の掛かるメイドだな〜、なにかんがえてんだよ〜 トイレで寝ちゃうなんてな〜。さっきのことと言い、お仕置きだな。」 「エ!何をするの、やめて〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」 「ふふ、お前はまだ後ろの方は調教されきってないようだね〜。 だからね、良い物を付けてあげたんだよ、ははは」  (カイトは、かなり太いバイブレ−タをアナルにいれられたのであった、しかも、それは・・・強烈に振動し、くねり、上下に動くバイブなの   である。) 「嬉しいかい、ポチ。…

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カイト4

「う うぅん・・」 かすかな悩ましい声。 あの後、息もたえだえトイレから2階・元自室に用意された自分のスペースへと戻ったカイトは、 そのままタオルケットをかぶって横になった。 一糸まとわぬ魅惑的な姿。 そう、カイトは叔父に剥かれたままの状態、つまり裸だった。 いつもなら寝巻き代わりの体操着を着てから眠るのだが、人間であることを完全否定され、 なおかつ自分でもなかばそれを受け入れてしまっている事に気付かされたカイトに 服を着る気力などあるはずもなかった。 食事の給仕を放棄しているにもかかわ…

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Vスキン

 俺の下で女が喘いでいた。  腰をグラインドさせ、快感を貪る。  女の膣は程よく俺自身を締めつける。 「いくぞ!!」  俺は自らの精を女の中にぶちまけた。  女も嬌声を上げ、達したようだ。  深く息をして満足げに微笑んでいた。 「ねぇ」  女が言った。 「スキンを着けてみない?」 「俺は直が良いんだ。スキンは感度が鈍る。」 「すごいスキンがあるの。あそこの感覚を何十倍にも高められるそうよ。」 「本当か?」 「ねぇ、試しに着けてみない?」 「しゃぁねぇなぁ。そこまで言うんなら着…

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ヴァーチャル・ラバーズ4

 いつもと同じ朝が、またやってくる。  そう。いつもと同じ……。  7月ともなると日中は汗ばむほどの陽気だが、ヒートアイランド現象とは無 縁の緑多きこの家では、夜も八時を過ぎると昼の暑さは嘘のように静まり、肌 にひんやりとしたものを感じるようになる。  だが、亜美が住む別館の一室はむせ返るような妖しい熱気に包まれていた。 「お嬢様、いけません!」  かおりは言葉こそ否定してはいるが、口調がどこか甘えたようなものなのを、 本人も自覚している。 「もう、かおりさんったら固いんだからぁ………

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蘇芳卓哉3

数日経った。 朝起きると……体の調子がいつもとおかしい事に気付いた。やたらと体が軽い。 「………………?」変だな……と、むくッと起きる。 ベッドを降りて横を向き、窓にかすかに映る自分の姿をみる。 懐かしい姿。コレは……見覚えがある。これは……これは……。 「………!?」 ドバダダダダダ!凄い足音を立てて浴室に駆け込む。 勢い良く鏡の前に立つ。バン!鏡に手を付き、揺れる視線を合わせる…… そこには……男。懐かしい男の姿。そう、以前の自分が。鏡のなかの自分の顔がぱぁっとほころぶ。 あの邪魔…

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