パワー+1カウンターデッキにおけるサポートカードの1枚。7コストシステム効果キャラクターではあるが帰属と速攻が用意されているなどアタッカー寄りの性能。カウンターデッキの行動範囲を拡大させることができるが召喚コストは重い。
自己召喚コストの置換効果もあるためコスト7としては比較的手出しの難易度は低くはなっているが+1カウンターはあまり残りにくいリソースでありパワーとも共有している為おいそれと消費できるかと言われれば難しい。
パワー+1カウンターで自身の召喚コストを代用できる効果は基本的に
1個=所属を持たない1マナ分の換算として扱われる。テキストからは読み取れない処理になっているので注意したい。
《カノン・ルクセンベルク》と微妙に異なる点としてこのカードの召喚コストは『バトルエリア以外の場所に置かれているパワー+1カウンター』も支払いに使えるという1点。領域等の上にカウンターがあってもコストにする事で無駄を減らすことができる。ただし、本カードには[帰属]がある点には注意。
英雄キャラクターにパワー+1カウンターが置かれた時、その数を1個増やすという効果もあり、これを活用することでマナの消費を抑えつつカウンターの位置調整を行うといったことも可能。シンボルは当然のこと自身の上に置かれる場合でも問題なくトリガーできる。基本的にこの効果だけでも十分に出し得。
複数の英雄に同時にカウンターが設置された場合、それぞれに対して増やす処理を行うため横並び状態でカウンターをばら撒くことができれば非常に強力。特に
《激情の軍神、レグル》や
《砲戦装備、シュウ》のようなカウンターに依存するカードはこのカードによって大きな恩恵を受けられる。
《悠遠の女神像》との相性は言わずがもな良好。何を出してもカウンターが合計2個乗せられるようになる他自身の召喚もサポートできるため併用するシナジーは抜群。ただしカウンターを自身の召喚コストにできる効果は手札からしか使えないという点には注意しておくこと。
ただしこのコスト帯としてはパワー・単独性能はかなり貧弱であり純粋な殴り合いの性能は4コストアタッカーにすら劣る。
加えて+1カウンター活用タイプのデッキの中には純粋なパワーが高く場持ちがよいカードが少なくなく、本カードをアタッカーとして運用する状況がそこまでないため速攻は腐りがちなのも苦しい。パワーを場持ちの良さに繋げサポートに徹するのも1つの手か。