日本再生に向けた提言/実践集『日本2.0 - 思想地図β vol.3』収録の『新日本国憲法ゲンロン草案』を元に、これからの憲法、"憲法2.0"を模索します。

「国民」と「住民」について

  • 34 morikao morikao - 12/08/02 06:04:43

    素直に読むなら判りやすいというか、耳あたりの良い前文だと思います。
    前文は理念なので、そういう事かもしれない。

    ただ理念ゆえに現在の日本の政治的状況を考えれば考えるほど、
    その解釈の問題がやっかいになると思いました。

    「国政の権威は国民にのみ由来」という部分は保守的には当然という所ですが、
    「国権は国民の信託に基づく国民の代表が、国民および住民全体の幸福のために行使するものであることを確認する」という部分は、後々解釈の部分でもめそうに感じます。
    やはり、住民、特に外国籍をもつ住民に対する解釈の問題が気になります。
    国民の住民に対する義務みたいな部分が、ゲンロン憲法では存在しているように感じます。しかし、その逆はどうかというと疑問です。憲法において外国籍をもつ住民に対してそこまで踏み込むならば、彼らが日本国に対して持つべき義務も明記したほうが公平だと思う。

    というか、現状における在日外国人問題も結局の所、その部分があると思う。
    一部の人々が、外国人の権利、そして外国人に対する日本国民の義務のようなものを叫んでいる中、しかし、外国人の義務と責任はあまり問われない現状。

    そもそも、外国人は外国人であるが故、つまり彼らはゲストであり、その義務のいくばくかを免除され、母国の保護の上で日本に滞在している訳で、外国人に政治的権利を与えかつ政治的義務を課するのはおかしいのですけどね。その場合、日本と外国の政治的連帯が存在し、国家という枠ぐみを超えた共同体が構築されている状況という事になります。

    しかし、現状では日本と諸外国の関係など無視した上で、外国人の政治的権利が叫ばれている訳です。外国人の政治参加を考えるとするならば、もっと用心深く憲法を考えないと危ういと思いました。


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