ブックメーカー

ブックメーカー(Book Maker)

スポーツを中心に、あらゆる事を賭けの対象にして参加者をつのるもの。
イギリスでは娯楽の一つであり、主催会社の中にはスタンレーレジャーなど、ロンドン証券取引所の上場企業がいくつもある。

なお、日本ではノミ行為として違法となる。

ブックメーカーの運用形態

大きく3つに分かれている。

固定オッズ

運営会社側が提案するオッズ(払い戻し倍率)で賭けに参加する方式。古典的だが現在もこれが主流。この方式そのものを「ブックメーカー」と呼ぶ事もある。
投票時点で倍率が確定する。
オッズが高い賭けに多数の客が投票し客が勝つような事が続くと、ブックメーカー側が赤字になる事もある。つまり、実質的には客と運営会社の戦いとなる。
また、リスクが高まるとブックメーカー自身が他社の賭けに参加して、リスク回避を行う事もある。

  • 運営会社側の予想が上手で客の裏をかく事が出来れば控除率を高く出来る。大手ブックメーカーでは20%強が控除となっている。
  • 顧客がほとんどいない段階から本格的な運用が出来る。
ただ、小資本の会社が参入して支払い出来なくなり、倒産するケースがしばしばある。

パリミュチュエル

ベッティングプール、あるいは単にプールとも言う。
運営会社は投票で集まった資金から一定額(おおむね20%強)を手数料として取り、残りを投票率に応じて分配する方式。日本の競馬・競艇・サッカーくじなどはこれにあたる。
倍率は投票締め切り時まで確定しない。
還元率が低い上運営会社がリスクを負わないため、魅力が薄い。

ベッティングエクスチェンジ

ベットエクスチェンジとも言う。
証券取引と似た方式で、顧客同士が賭けを行う。運営会社は取引場所を提供し、一定の手数料を取る。指値なども使える。
客はある賭けに対して
  1. 特定のオッズで賭ける事を申し出る
  2. または、特定のオッズで賭けを受ける事を申し出る
事が出来、条件がマッチすると賭けが成立する。
そのため、たとえば競馬で「この馬は負ける」と思ったなら賭けを受ける→実際にその馬が負ければ「この馬は勝つ」と思って賭けた客から金を取る事が出来る。

還元率は95%超と、非常に高くなっている。

ベッティングエクスチェンジで騎手やスポーツ選手などが受け手になった場合、単純に「負ける」だけで儲ける事が出来る。
そのため、八百長が起こりやすくなる懸念がある。

外部リンク

サラブnet - (4/14)ベットエクスチェンジの衝撃――競馬産業は生き残れるか?
2006年11月23日(木) 02:35:07 Modified by casino888




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