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30歳になった時の喜びは、まずそこまで生き延びれたこと。
そして反省は、あまり30以降の人生を想像していなかったこと。

保坂和志さんの本のタイトル
「「三十歳までなんか生きるな」と思っていた」





この本を買ったとき
本当にそうなんだ。確かにそうなんだと。よく読まずににタイトル買いをしたことを思い出す。

だから40歳に向けて。その反省をいかそうと思っている。
40歳になったとき
「40歳までなんか生きるなと思っていた」ではなく
「40歳まで生きるかなんてわからんけど、40歳まで生きてしまったときの40代を考えていた」が
30代の私の一つの命題。

実は、タイトルだけではなくこの本を買った理由は沢山ある。
まず帯にはこう書かれている
「結論に逃げ込まずに、「考える」行為にとどまりつづけろ!」
考えるということは結論を出す為だと考えていた20代。
答えなどでないときでもグレーゾーンで考え続けなければならないと知った30代。

そしてまえがきにはこうも書かれている
「考える」ことにとって大事なこととして、「やりそこなった」経験というのがある。
「やりそこなった」という思いを忘れないかぎり、人は生きることに対して
あの頃(誰にも覚えがあるはずのあの頃)と同じ真剣さを持っていることができる。
あの頃を忘れたり、あの頃の外側に立ったりしたら、生きることは自分自身のものでなく、
どこにでもいる人たちの模倣になってしまう。ーまえがきより

 時間をかけて考えないかぎり、絶対に見えてこないものがある。
 読む者を本質的な思考へとさそう「うねる」言葉たち。

考えるということは人が思うより
「うねり」を必要とする行為だと思う。
しかし、考えることが重要なのではなく
考えを形にすることが重要なのだ。
どうやったら、うまくいくのだろう
どうやったら、これは解決できるだろう
と考え、実行した向こうに考えた何かの喜びがあると私は思う。
しかし、それは時間をかけて、考えないと見えてこない何かでもあったりするからたちが悪い。

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