エルギオス×女主

「…イザヤール、この娘…お前のお気に入りのようだな」

ナインの首を掴み、身体を持ち上げるとエルギオスは空いているもう片方の手でナインの胸元を切り裂いた。

「ナイン!」

形の良い両の乳房が顔を覗かせ、ナインの頬が赤く染まる。
床に伏したまま動けずにいるイザヤールは、血が滲むほど強く唇を噛み締める。
そんなイザヤールを嘲笑うかのように、エルギオスはナインの乳房に手を伸ばしていく。

「いやっ!」

ナインは手足をばたつかせ、なんとかエルギオスの戒めから逃れようとする。
だが、次の瞬間――。

「動くな、娘」
「!」

エルギオスの言い放った言の葉が、ナインの身体をその場に縛り付ける。
上級天使に、下級天使は逆らえない。
身体の自由を奪われたナインに、抵抗する術は無かった。

「そのままこちらへ来い」

言われるまま、ナインはエルギオスの腕へその身を預けた。
ナインを自らの前に跪かせると、髪を掴んで顔を上げさせる。
精一杯の抵抗の証として、ナインはエルギオスを睨みつけた。
だが、その瞳からは大粒の涙が零れ、頬を濡らしている。

「…絶望に捕らわれた、実に良い表情だ」
「エルギオス様、ナインだけは――どうかその子だけは」
「この娘でなければ、意味が無い」

イザヤールの必死の訴えは、エルギオスの氷のような冷たい一言に遮られた。

「私の絶望を知れ…イザヤール」
「エルギオス…さま…!」
「娘、イザヤールに色々と仕込まれているのだろう。師の目の前で、その成果を見せてやるがいい」
「ナイン!!」

ナインはぼろぼろに朽ち果てているエルギオスの衣服の、異様な盛り上がりを見せているその部分を手でかきわけていく。
すると、もはや天使のものとは思えない、凶器じみたモノがその姿を見せる。
大きさはもとより、その形状はそれ自体が魔物のように色は浅黒く、牙にも似た突起をともなっている。
ナインは鈴口にちろちろと舌を這わせ、根元から先端までを手で扱いていく。

「目を背けることは許さんぞ? イザヤール」

エルギオスの高笑いが、室内に響き渡った――。
2010年02月05日(金) 23:27:37 Modified by khiromax




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