レックス×タバサ 499@Part16

レックスとタバサはパジャマに着替えながら話をしていた。
「ねえ、おにいちゃん……。」
「なに?」
「私たち、明日から……。」

レックスとタバサは明日6歳になる。
「うん、お父さんとお母さんを探しにいくんだよね。だから今日はもう……。」
「私、怖いの……。もし、お父さんとお母さんを探しているときに……死んじゃったら……。」
タバサは上着だけでなく、肌着も脱ぎ始める。
「タバサ……?」
いつもお風呂で見慣れているはずのタバサの体。
でもなんで今……?
その憂いを帯びたタバサの体がレックスには普段のタバサの体とは別物に見えた。
「ボクがタバサを守る。」
そう言いたかったはずなのにその言葉が出てこない。
タバサはさらに下着まで脱ぎ始めた。

ひんやりした外気に触れていた全身に何か温かくて柔らかいものが触れる。
裸のタバサの体だった。
「お兄ちゃん……世界で一番大事な人とだけすることがあるんだって。もし私が……。だから……。」
言葉にならない部分はたぶん自分にとってもタバサにとっても恐いものなのだろう。
レックスはそう思い、タバサを抱きしめ返す。

レックスは肌着と下着だけでベッドに横たわっていた。
その上にまたがるようにしてタバサがいる。
「お兄ちゃん、バンザイして。」
レックスがその指示に従うと、タバサはレックスの肌着を脱がしにかかる。
肌着から顔だけが抜けた時、タバサとレックスは目があった。

「ん、んん……ちゅう……」
ただ口づけるだけのキスでは足りない。
2人はお互いの口の中に舌を入れていた。

次はレックスの下着を脱がしにかかる。

「お兄ちゃんのおちんちん……大きくなってる……。」
と、タバサは手を伸ばし、被っている皮を下におろそうとする。
「いたっ……」
「お兄ちゃん、大丈夫……?でもこれが大事だって聞いたから……。」
「なんだか……ヒリヒリする……」

「それで次はね……、私の胸をお兄ちゃんが触るんだって……。」

「どう?タバサ。」
「……よくわからない。」
まだ性感体が発達していないタバサの体では何も感じることはできない。
それに性知識もないレックスもとくに何か感じることはないのだが、2人は何か神秘的な秘密を共有している気分になっていた。
「でも、なんだかドキドキする……。」

「それで最後はここにお兄ちゃんのおちんちんを入れるんだって。」
タバサは自身の秘所をレックスに見せながら言う。

レックスはタバサの上にまたがると、お互いに無言で抱き合う。
レックスは自身をタバサにあてがうと、まだ自身がヒリヒリして痛いのをこらえてタバサにゆっくりと侵入させ始める。

「あっ……お兄ちゃ……いたっ……」
「ボ……ボクも……」
だが、2人ともそれ以上の声は出さない。
そうしてしまうとこの神秘的な儀式を壊してしまうような気がしたからだ。

「……どうだった?」
「よくわからなかったけど……でもずっと大事にするからね、タバサのこと。」
「うん、ありがと。」
2013年05月24日(金) 00:03:56 Modified by moulinglacia




スマートフォン版で見る