守って守護天使

「さぁナインよ、今日からここがおまえの働く町だ。」
お師匠様にそういわれ僕はこの町に赴任した。
お師匠さまは厳しく厳格な方で任務には人一倍厳しい方だ。
しかし曲がった道理などなく、ただ純粋に天使としてすばらしい人であり、僕はそんなお師匠様を尊敬している。
そんな御方だから、成仏しきれない人の願いをかなえて町につくしていた。
そんなお師匠様が担当なさっていた町を僕が引き継ぐことになった。
愚民はこっそり守護天使がかわったことに気付かず、
『ナインさま〜。』
などと、昨日までのお師匠様はどこへやらで僕の名前を敬う。
なかなか気持ちのいいものではあるが、そんなことは表に出さず、
「はい、一人前になり、お師匠様に負けないように頑張ります。」
と、答えると、
「うむ、その心意気だ。きちんと下界の人間のために尽くすのだぞ。」
と言われ天上に帰っていかれた。
もちろん頑張ってみんなを幸福にするために日々僕も頑張った。
ただグータラするのも性に合わないし、名誉欲というものは持っている。これがなかなか民に、
「ナイン様、今日もありがとうございます。」
と言われるのがたまらないものだ。
それにえーとなんだっけ?なんか幸せな人から出る幸せオーラみたいなのを集めて、天上界の世界樹の木みたいなのに渡さなきゃいけない役目もあるからさぼれないし。
しかし僕だって天使とはいえ男だ。多少の息抜きはする。
たとえば宿屋の娘で、リッカという女の子がいる。なかなか若く気立てもいい。
あえて言うならニートのストーカーがその子にいるぐらいだ。
まぁ毎日殴って天罰を与えてるからそんな奴のことはどうでもいいや。
そのリッカと言う子だが、他の人より信仰心も強く、
「ナイン様、今日もありがとうございます。」
とか
「いつも村に平和を導いてくださり感謝します。」
とか、言ってくれて、なかなか僕のなかでも評価点が高いわけで。
まぁやましい心なんかなく、彼女が風呂に入るときとかに薪が足りなきゃくべてあげて風呂の水が冷たくないかをみたりするわけですよ。
そんなとき、発達しきってない胸とか、薄い毛とかみえたりしますけど、やっぱりそれは不可抗略ってやつじゃないですか。
まぁ働いてる中にも軽い幸せ、みたいな感じでいい息抜きですわ。
また、寒い日とかはちょっと布団をあたためたりとか。
あとは、やっぱり僕は人間からはみえないんですよ。
だから寝てるときとかに少し胸を出してそれをおかずに、とか。
まぁそれをして、僕は最低だ、って気分になったから一回しかしたことないんですけどね。
まぁこんな感じで町の平和と維持を毎日してる自分がお師匠さまに呼ばれ天上界に少し戻ることになりました。
なんの話だろう?と疑問に感じながらも少し町を離れてきます。
2010年02月05日(金) 23:20:34 Modified by khiromax




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