「お願いします。プロレス部への入部を認めてください。」
高田光は担任の河田綾子に頭を下げた。
ここ日那簾高等学校にはプロレス部があり、全国大会でもトップクラスであった。
部員たちは当然ながら、実績に見合うだけの厳しいトレーニングが課せられていた。
その部員たちも中学までに、レスリングはじめ各種スポーツで優秀な成績を残している者が大半であった。
光自身、身長170センチとプロレスをするには少々向いていない体格ではある。
中学まで続けたレスリングでは、県大会ベスト4と好成績を残しているに関わらず、スカウトに引っかからないのはそれが原因であった。
しかし若者の情熱はハンデがあってこそより熱く滾る。
光はプロレスにかける情熱は他者に負けないと自負している。
毎日の肉体トレは勿論、プロレスジム通いも欠かさない熱心な高校一年である。
普通に入部を願い届けても門前払いは分かりきっている。
そこで自分の担任で、プロレス部顧問の河田先生に取り次いでもらおうという狙いであった。
顧問といっても、名門プロレス部には専属のコーチが複数いて、河田は事務的な取次ぎを行っているに過ぎない。
(何とか先生を説得して、入部試験をセッティングしてもらえれば・・・)
普段から親しくクラスに接してくれる河田先生なら、自分の熱意を汲み取ってくれる・・・
縋る思いで担任を見つめる光。

対する河田の思いは・・・
(高田君・・・本当にプロレス好きなんだね。でも体格のハンデはどうにもならない・・・)
「あなたの熱意はわかったわ・・・
でもね、このまま入部すれば大怪我は免れないわ。
自分の生徒がそんな羽目に陥るところは見たくないの。
今回の入部の件、残念だけど諦めてくれないかな・・・」
河田は高田の思いの丈を知った上でやさしく拒絶した。
教育者として生徒の安全は守らねばならない。
しかし光も引き下がらず、ついに根負けをしてしまう。

「わかったわ。今日の放課後、部の道場に来て。入部試験をそこで受けてもらいます。」
河田は渋々入部試験を快諾したのだ。
「ありがとうございます。先生!」
深く頭を下げる光。
内心、飛び上がりたいほどにうれしかった。
光は職員室を後にして放課後の試験に備える。
(いったい誰が試験の相手なんだろう?)
不安もある。名門に挑戦するのだから当然ハードルは高い。
今はただ、自分のこれまでのトレーニングを反芻し全力で試験に臨むだけ。
光は自分の頬を叩くと小走りで教室へ戻っていった。

==放課後==

光は道場に設置されたリングに上がり既に準備を終えていた。
白のパンツ、シューズと白一色のコスだ。
道場には部員たちの姿は見えない。
今日は他校への練習試合に出ているためだ。

「お待たせ高田君」
声をした方へ振り向くとジャージを着た河田が立っていた。
「これから入部試験の一次審査を始めます」
セカンドロープに体を潜らせながら話す河田。
「???」
光は困惑した。自分は入部試験を受けるつもりでここへ来たのに・・・
それよりも目の前の担任は何を始めるつもりなのか?
光の表情から疑念を読み取った河田は続ける。
「職員室でも話したとおり、ここの環境は苛酷なの。あなたが本当に部でやっていけるか私が事前に審査します。」
光はようやく状況を飲み込んだ。
「わかりました。でも先生はプロレスをできるんですか?先生でも審査となれば手加減できませんよ?」
プロレスとはいえ、普段から優しい大人として接してくれる河田との対戦にしり込みしてしまう光。
すかさず河田が返答する。
「心配御無用!私、プロレス歴は高田くんよりも長いのよ?」
するとジャージを脱ぎ捨てる。
河田はジャージの下に黒のハイレグワンピースを身にまとっていた。
ジャージで目立たなかったが、女生徒とは比べものにならない巨乳だ。
水着からこぼれ落ちそうな巨乳、ハイレグからはみ出し気味なヒップ、太もも・・・
青春真っ盛りな男子高校生を誘惑するには強烈過ぎるボディ
光は思わず前屈みしそうになった。
「うふふ、知らなかった?私ね、実はここのOBなのよ!」
「そ、そうだったんですか・・・」
河田の説明に納得する光。
しかし本人はそれよりも担任教師の体に意識を持っていかれている。

「審判がいないからオンリーギブ、または失神で負けよ!いいわね。正々堂々と試合しましょう。」
光の欲情に気付かないのか、温かみのある笑みを浮かべ握手する河田。
身長170センチの光にたいして、河田は175センチとやや上回っている。
「は、はい!よろしくお願いします!」
ドギマギしながら答える光。
試合前の精神戦は河田先生に軍配か。

一旦コーナーに戻る河田。
透き通るようなむき出しの白い肌に見とれる光。
「・・・!そうだっ!!」
自分の股間が膨らみかけている光は短期決戦を求めた。

一気に走り出して跳躍!河田の背中にドロップキックを見舞う!!
「がふ!高田君?」
コーナーに正面から叩きつけられる河田。
奇襲を察知できず混乱している。
「プロレスなんだからゴング前の奇襲なんて当たり前ですよね?」
光は攻勢を持続すべくスリーパーホールドを仕掛ける
「んぐ・・・そ、そうね先生油断しちゃった。」
首を絞められながらまだ余裕気味の河田。
プロレス部OBは伊達ではないようだ。

(河田先生・・・たまらないよ・・・)
技をかけている光の方は気が気でない。
自分の顔にかかる河田のロングヘアーのリンスが
同じく股間に密着する突き出された柔いヒップが
光の理性を爆発させようとしている。

リング中央まで引きずると一度スリーパーを解いて、自分の首を河田の脇に差し込む。
腰をロックして・・・
「バックドローップ!!!」
ズダン!
「がふっ!」
河田を後方に叩き落す光。
すかさず引き起こして、腕を捻じる。
「ハンマーロック!」
「いたい!いたいよ!」
光による左腕殺しに河田もなみだ目で悶絶する。
姿勢を調整して技を極め、光は河田に問いかける。
「先生、ギブ?ギブ?」
河田は首を横に振りながら叫ぶ。
「ノー!ノーギブよ!てやっ」
瞬間、河田の放った後ろ蹴り上げが光の股間にヒット!
「ギャゥ!」
河田を解放して股間を押さえ、うずくまってしまう。
距離をとる河田。左腕を振って異常がないことを確認している。
「ごめんなさいね高田君。でも反則は5カウントまでOKよね?」
奇襲の意趣返しだろうか、してやったりという表情だ。
「は・・・い」
クリーンヒットではないようで、すぐに回復して構えをとる光。
試合は仕切りなおしとなった。

光の股間は相変わらずパンツでテントを張っている。
「はずかしい・・・」
顔を赤く染めながら、自分の背後にあるロープへ走る。
この状態で組み技、寝技となったらどうなるか分かったものではない。
とび技や打撃技で仕留めようとしている。
そして光の浅はかな戦略は、経験量で上回る河田に筒抜けであった。
(高田くん・・・やはりその手で来たわね。私のお色気作戦に簡単にはまって・・・かわいいわ。)
河田はクスっと笑うと、腰を落として迎撃体制を整える。
「でやっ!」
光がドロップキックを放った。
それに合わせて、軸をずらし蹴りをよける河田。
中空にある光の胴に腕を回して・・・
「バックブリーカーよ!」
膝に光の背中を叩き付けた。

「ぐはっ」
背骨が砕かれんばかりの衝撃を受けて、思わず息を吐き出してしまう。
河田は容赦せず光の背を反らす。
熾烈な拷問だ。
グググ・・・
河田の膝を当てがわれ、新体操選手の様にしなる光の体。
「高田君!参ったする!?どう?」
光にギブアップを問いながら、両腕に力をこめた。
「ぐええええ・・・」
光は背を反らしながらタップはしない。
まだ余力は残している。
しかし、股間の膨らみが、河田の視線に晒されるのは、我慢できない。
(何とか脱出しなくちゃ・・・)
ジタバタともがくが技は外れない。
「その程度では逃がしてあげないわよ」
河田は光の抵抗など物ともしない。
プロレスのキャリアがリングの上では物を言う。
教師である河田に勝利しようとする光の挑戦は無謀であったか。
「男の人にはこっちの方が効果的よね」
タイツ越しに光のペニスをキャッチすると、優しく撫でてあげた。
「おおおううっ!!」
光の目がカッと開かれ、全身が震える。
(す・・凄い反応ね・・・)
光の反応に仕掛けた河田の方が驚いてしまった。
(いいわ、このまま搾り取って精力を空にしてあげる)
愛撫を続行する河田。
狙いは最初から光を射精させて、体力を奪い取ることだった。
自分の年齢と体力の衰えは理解している。
現役学生と決戦するには大人の戦略が必要であった。
無論、生徒の規範たる教師がこの様な卑猥な真似をしていいのか、彼女なりの葛藤はあった。
しかしそこは元プロレス部員である。
真剣勝負に勝ちたいという欲求が勝った。
「リングの上で教師も生徒も無いわ。悪いけど手加減しないわよ高田君!」
川田の手淫が速度を上げた。

「うぐぐぐぐ・・・・」
膝へのロックは解かれたものの、顎は変わらず押さえつけられている。
何よりも河田の愛撫攻撃が強烈過ぎる。
教室で授業をしている姿からは、とても想像できない淫乱教師。
普段と変わらぬ優しい笑みを浮かべながら、河田は自分の生徒を攻め続けた。
「ぐがああああ!」
渾身の力を込めて光は体を捩り、バックブリーカーから脱出した。
そのまま横転して河田から距離を取る。
(まさか・・・先生があんな反則をしてくるなんて・・・)
光にとって品行方正を地で行く河田の淫行レスリングが信じられない。
気が動転してしまっている。
(動揺してるわね、高田君・・・)
光の混乱はお見通しの河田。
腰に手を当て胸を張る。
「さあ、逃げてばかりじゃ合格点はあげないわよ!!どんどん攻めてきて!!」
挑発しながら自分の胸を揺らす。
(攻めるしかない!攻めるしか・・・)
光は意を決してロープへ走る。体をロープに預け反動を得る。
仁王立ちの河田の首めがけてラリアート!
どしっ!
「ぐぶっ!」
衝撃で河田の体が宙に浮く!
しかしそれも一瞬ですぐに足腰で踏ん張る。
「く・・・その程度なの?もっときなさい!」
毅然と叫ぶ河田。
(効いてないのか?)
一方の光はうろたえ気味だ。
「くそ・・・せいや!」
ビシぃ!
光は気を取り直して、ローキックで河田の肉付きのよい腿を打ち据える。
「あん!」
これは効いたらしく、痛みに悶える河田。
「それっ!それっ!連続で行くぞ!」
ロー、ミドルを使い分けて、河田を滅多打ちにする。
正面からだけでなく側面から体の各所をけり抜く。

「あう!はんん!いやっ!あぐっ!」
適度に脂肪の乗った河田の体はサンドバッグの様だ。
光は河田の防御が届かない背面にも蹴りを放つ。
「ぎゃん!うがぁ!ひい!」
河田が悲鳴を上げ身を反らす。
特にお尻を蹴られると、一際反応してしまう。
顔を真っ赤にして河田が抗議する。
「や、やめなさい!高田君、先生に何てことするの!」
プロレスをしている最中であることを忘れてしまったのか、的外れな抗議であった。
光は勿論そんな抗議はどこ吹く風だ。
「お尻はこれくらいで勘弁してあげますよ先生!」
河田の背を押して、ロープに振った。
グイン、バウーン
ロープワークをこなして河田が戻ってくる。
「はっ!!」
河田の首に飛びつくと、その勢いに乗って体を捻り、キャンバスに叩きつける。
ズゴーン!!
「ぐぶええええ!!」
光の得意とするスイングDDTが早くも決まった!
強烈な脳天叩きつけに、河田の体は尻を突き出し頭をキャンバスつけた格好で痙攣している。
(・・・これは・・・)
光は河田の惨めな姿にまたしても欲情を抱いてしまう。
全身汗ばんだままハイレグ水着に包まれた臀部が、こちらを向いている
触ればプルンとした感触が返ってきそうな芳醇なヒップ。
水着からはみ出し気味なオーバーサイズの白桃に、むしゃぶりつきたい衝動が湧いてくる。
(股間が熱い・・・全く収まりそうに無い・・・早く決着を・・・)
理性で欲情を封じ込め決着を急く光。
河田の両足を脇に抱えて、その背中を跨ぐ。
さしたる抵抗も無く、両足をそり上げて逆えび固めが完成した。
ぐいいい・・・
「ぐえええ・・・・」
端正な顔つきには似合わないくぐもった悲鳴が漏れる。
「それ、それ、どうですギブアップですか!」
「ノオオ・・・まだ諦めないわ・・・ああああ」
光の問いかけに返答する河田だが、明らかに限界が近そうだ。
教師のプライドか、腕を立て懸命にロープへ這い寄る河田。

(うわ・・・すごい力だ!)
体格からくる差なのか、河田は見る見るロープへ近づいてゆく。
ロープブレイクされるより先に光は技を解いた。
ゲシっビシっ!
うつ伏せの河田にストンピングを連発。
「・・・うぐ・・・」
河田の反応は明らかに鈍っている。
光はフィニッシュのタイミングが来たことを察した。
「勝負を決めましょう先生。」
髪を掴んで河田を立たせるとコーナーへ引き寄せてゆく。
「うう・・・これはまずいわ・・・」
大技を警戒する河田だが、抵抗しようにも体が上手く動かせない。
無理に体を動かそうとした所、足がもつれてしまう。
「うわ!」
体制を崩した河田の体が光に寄りかかる。
ちょうど河田が光に抱きついている格好である。
「ううう・・・」
河田の意識は依然朦朧としてハッキリしない。
(せ・・・先生・・・)
光は思わず抱きしめてしまう。
プロレスなのだから相手と触れ合うのは、当たり前だがこれは異常だ。
二人の体は既にコーナーポスト前にある。
光は河田をコーナーに上げようとする。
それに抵抗するかの様にしがみ付く河田。
二人は激しい攻防を繰り広げているが、傍から見ればペッティングそのものだ。 
時折、光の膨張した男精器が河田の恥部や太腿に触れてしまう。
そのたびに光は声を殺して喘いでいた。
異性とのプロレスとはこんなにもエロティックなのか。
光にこれまでは考えもしなかった新たなる性癖が生まれかけていた。
「あう!」
河田がコーナーに押し込まれ、短い悲鳴を漏らした。
光がやっとのことで河田をコーナーに追い詰めたのだ。
河田をコーナーに向かい合わせにして、一段ずつコーナーを登らせる。
(よし、コーナー最上段から雪崩式バックドロップだ!)
ここまで消耗した状態で最上段からの投げ技を受ければ、大人の河田とてKOは免れない。
技を仕掛けるべく光もコーナーを登ってゆく。

眼前に黒のハイレグ水着に包まれたヒップが広がる。
光にとっては、試合中、何度も誘惑されかけた魔性のヒップである。
この局面においてまたしても、光を淫らな闇に引きずり込もうというのか。
(は!い、いけない!早く技を・・・)
しばらくの間、硬直していた光。
これが試合の明暗を分けた。
河田に十分な回復時間を与えてしまったのだ。
くいっ
光の目の前で、河田の臀部が少し持ち上がった。
次の瞬間、
「でやっ!!」
柔らかなヒップが光の顔面に叩きつけられる!
「むがっ!」
凄まじいスピードで突っ込んでくるヒップアタックに回避が間に合わず、光はコーナー最上段から突き飛ばされた。
ズダーン
「ぎいいい・・・」
マットに叩き付けられ、呼吸もままならずに光はのた打ち回る。
コーナーに四つん這いの格好でいる河田は、それを見て逆襲に成功したと認識した。
「よし!行くわよ、高田君!ここから先、あなたの攻撃を一切させないわ!」
コーナー上で立ち上がると、そこから大ジャンプ!
河田の熟した体が放物線を描いて、キャンバスに・・・否、光の体に吸い込まれる。
ばしぃぃぃぃぃん
「ぐええええええええ」
柔くもしっかりした重量を持つ河田のフライングボディプレスが決まった。
技を受けた光はぴくぴくと痙攣している。
河田は圧し掛かりながら顔を赤くした。
「そんなに重かったかしら・・・」
逆襲に成功しならも傷心気味な河田先生であった。

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