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ゲノムの不安定性

ゲノムの不安定性

ゲノムの不安定性は大きく2つのレベルに分けられる.
  • nucleotide instability (NIN) or microsatellite instability (MIN)
ミスマッチ修復に関わる遺伝子異常による塩基配列の不安定性

  • chromosomal instablity (CIN)
染色体の構造,数が不安定化

がん細胞はMINかCINのどちらかを示す.
(同時におこると細胞の生存が不可能だそうで、MINとCINを同時に示すことはほとんどない)

たとえば大腸がんでは15%がMIN, 85%がCINを示す.

LOH

染色体部分欠失(interstitial deletion)はがんにおいて腫瘍抑制遺伝子の不活化の重要な原因です.この欠失をp16というがんでよく失われる遺伝子でどのように起こっているかを観察した研究があります(DNA repair 2006; 5: 1273-81).この研究によると同じ欠失でも白血病でみられるものと固形がんでみられるものは異なっているといいます.白血病では相同組み換えを起こすための特殊な7塩基のシグナル配列(heptamer-RSS)にRAG複合体が結合することによる,正常細胞でみられるV(D)J組換えという機序によりますが,固形がんではそのような機序ではなくかなりランダムな位置に二本鎖切断(double strand break)が起こり,それが相同組換えでない機序により修復を受けて欠失が生じているというものです.ただ,全くランダムにおこるかというとそうではなく,MspIという制限酵素に感受性の部分,すなわちヌクレオソームにより固く巻きついていない部分に起こる傾向があります.



http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?db=p...
Nat Genet 33: 238-244, 2003より
2006年11月08日(水) 19:19:53 Modified by ficedula_mugimaki

添付ファイル一覧(全1件)
4496ba32040a9ba8.gif (20.33KB)
Uploaded by ficedula_mugimaki 2006年11月08日(水) 19:15:20



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