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生き物

天に三つの災いありとされ、其の一つに数えられる。

吸血種?の最強種。

エルネトモランの吸血雲は、アルセスに殺しつくされた『71兄貴』が一、ゼール・コゼーヌの姿を持つ。
ゼール・コゼーヌとは『キュトスの姉妹』への愛を募らせ弾けさせる過程で紀人にすらなったと伝えられる男だ。
エルネトモランの吸血雲は、71兄貴の71の死体の中でも比較的原型をとどめていたゼールを選び
その体を自分のものとした。こうしてゼールの屍はエルネトモランの吸血雲の服となった。
エルネトモランの吸血雲は、いつもこの服装であり、しかもあまり服を脱ごうとしない。

異説

エルトネーモの吸血雲、あるいは、エルトネモランの吸血雲などとも呼ばれるが、どちらも正解。
いわゆる雲人、雲上人などと呼ばれる天空の住人は気体と水分が肉体の大半を占める種族であるが、冷えた水粒の集団がある種のネットワークを構築する時、低確率でバグのようなものが発生することがある。
こうした、脳を分散させて維持するタイプの知性体に希に見られる精神活動の誤作動は彼らの理性を破壊し、肉体=精神である彼らを全く別の生命に作り変えてしまう。

こうして誕生するのが吸血雲という種である。
吸血雲は一定の確率で誕生し、早期に発見されればコミュニティの中で排除、駆逐されるのだが、一割程度の吸血雲は外部から認識する限り変化が見られないいわゆる哲学的ゾンビ?であり、そうした吸血雲を発見するのは至難に近い。
気付かれぬままその密度を高めていき、ある日突然『発症』して周囲の生命を吸収しながら膨張し、災害級の怪物と化す。これが世間に認識される吸血雲である。
密度、質量共に高められ膨張し続ける危険な吸血雲はその発生予測地域によって名をつけられる。
これがラザリーのエルネトモランだったり、ハイレスト雲海のエルトネモラン、あるいはエルトネーモ空中庭園であったりするわけだ。

天神クロウサーの帽子を被せられたことによって通常の吸血雲とは一線を画す存在に変質した。
この吸血雲はあろうことか『形のない触手』を持つのである。


例外
アルトモランの吸血雲 こちらは猫であり吸血雲に近い生態をしているだけで別種。
「燃える単眼」バッサルガーフ アウターで、これも厳密には別モノ。生態は極めて近いのだが、そもそも吸血雲とは通常の雲生命の中に発生するイレギュラーであることが定義条件なので除外されるのだ。

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