多人数で神話を創る試み『ゆらぎの神話』の、徹底した用語解説を主眼に置いて作成します。蒐集に於いて一番えげつないサイトです。

キュトスの姉妹
結界の六十二妹

アルセスに連れ去られた。

存在していない。

累卵の記述項


私の名前は、1-52インクルーザ。
累卵の象  均衡破壊者 白い断末魔 掌握された世界像

永続的な観測者である。  

注:
この「累卵の記述項」は私の主観情報によって書かれたものであり、確かな情報ソースではないことを閲覧者に警告しておく。

###Inclusa 内包物

52から54のいずれかの姉妹であるとされていたが、長年の議論の末、「姉妹の本質論」なる学説が
発表されたことによって52番目の姉妹であると決定した。
巷では均衡維持者アリアンローザの対極の存在だとか、正体不明の魔女だとか言われているが、
その本質はなんのことはない、ただの無能魔女である。
私の能力は、いうならば「数合わせ」である。
何らかのアクションを姉妹が起こそうとした時、動かせる人員が足りないと感じた場合に
徴収され任務に投入される賑やかし。それが私だ。
私に付けられたさも重要そうな二つ名は、敵を警戒させ注意を私に向けさせるためのブラフに過ぎない。
実際の私は、ロウソクに火を灯すくらいの魔術しか使えない役立たずである。

私の破滅について話す。
ある時私は悪魔使いにさらわれたネクロゾーンという妹を救い出すため、
共同戦線を張る事が多かった仲間たちと共に救出に向かい、そこで召還された
悪魔騎士によって完全に敗北した。

仲間のひとりミヒトネッセは一瞬で焼き殺され、パニエリモは魂ごと消滅させられ、
ミストチャイルドが霞と消え、ラ=リスキャニアがバラバラに引き裂かれ、どうしようもない状況に私は絶望した。
結局、おびき寄せた悪魔騎士たちを媒介にして地獄の呪祖レストロオセを
封印してのけた九姉たちの活躍によって私は間一髪で助かった。
囮部隊である以上覚悟していた事態だったが、私を残した全員が死亡あるいは消滅という事態になったことは
私とネクロゾーンの心に暗い影を落とした。

そして、私はその数年後にアールヴ山脈の精樹の枝で首を吊って自殺し、
その魂は今現在もネクロゾーンの周りを漂っているというわけである。
厳密には魂などではなく、残留思念とでも呼べるモノなのだが。
実際の所、私の本来の能力というのは、存在が完全な消滅を迎えた後にバックアップとして
保存しておいた意識体を残留させるというものだったらしいが。
今となってはもう、どうでもいいことだ。

遺稿

犬が彼女の遺した文を捜し当てた。

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