多人数で神話を創る試み『ゆらぎの神話』の、徹底した用語解説を主眼に置いて作成します。蒐集に於いて一番えげつないサイトです。

結界の六十二妹

キュトスの姉妹の33番目。
ロザンディン教授の基準によれば、キュトスの姉妹62番目の妹。

姉妹の中でもかなりのちんちくりん。
しかし自称前衛詩人で、弦楽器をかき鳴らしながらいたるところで歌いまくる。
ミュージシャンとしての腕前は上々。
その歌声に人を惑わす魔力とかは特にない。

ギタリストでヴォーカルであるが、魔法も扱える。
混沌派魔法使いであるが、其の実力はそんじょそこらの魔法使いと変わらない。
しかも音楽してるときはそっちに集中してて、魔法を使ったりはできない。

自律機動家屋。家である姉妹。カラオケハウス?の起源。

口調

「ものすごい真っ向勝負でした。 あそこまで素直な試合展開はそうそうないんじゃないでしょうか」

「つーかさぁ。魔王は十八人いるんだし、ワレリィとそっちの魔王が別人なだけじゃないの?」

楽器

エルトロンデの持つ凍える細笛は人と人の良縁を切る。
この笛の音は優しい感情を繋ぐ精霊だけを眠らせるのだ。
この笛を手に入れた冒険者は吹き鳴らすことで良縁以外の嫉妬や恨みの縁を浮き立たせ、裏切り者を見出すことに使用した。

行い

星見の塔トーナメントこっこ?呪鼠?を招く。

関係

アルセスの情婦、セレブレッタから嫉妬を買っている。
均衡維持者アリアンローザの弟子であり、【穏健な調停】を得意とする。

累卵の記述項

1-33エルトロンデ。

デリートヘル、調停者エルトロンデ。
非常に小柄であり、歌を歌い弦楽器をかき鳴らす前衛詩人。
最古のデリヘル嬢であり、最も先鋭的な性風俗業を営む事で男性の凶暴性を抑制、闘争を減らそうとしたが、そのことが魔女と呼ばれる原因となり殺害される。
直後にヘリステラによって救い出されるが、その時既に彼女の精神と肉体は対魔女の呪詛で崩壊を迎えており、やむを得ずヘリステラは姉妹たちの力を借りてその魂を手近な家屋に転移させる。
こうして家屋の姉妹となった彼女は、自律的に移動し歌う場所を提供する最古のカラオケボックスになった。

しかしその後、その特異な有様に興味を持ったアルセスと親交を持ったが故に妹のセレブレッタの嫉妬を買い、その結果家を駆動させていた核を破壊されて機能を停止する。
哀れに思ったアルセスは家屋を槍で突き刺し、元通りの肉の体を再構成した。
こうして、エルトロンデは再び人型の姉妹になったのである。
一説によれば、この再度の人型への定着の順番が62番目であったが故、キュトスの姉妹研究の権威であるロザンディン教授は彼女を62番目の姉妹だと定義したのだという。

この人型→家屋→人型のプロセスを代替わりだと定義する向きもあるが、しかし事実として魂は失われず、完全な消滅も迎えていないのだから代替わりではないという結論が下されていた。
しかし、近年発覚した事実がその定説を覆した。
エルトロンデが家屋状態であった時に、通称「ノイズレセプタ」、ティシリアなる姉妹が存在していたという事実である。
そして、ティシリアの消滅とほぼ同時期にアルセスによってエルトロンデは人型に復活した。
この事実が何を意味するのか、未だに議論が分かれるところである。

復活後、彼女は舞踊の魔女として名を馳せる事となる。
踊り。
古代より歌と共にあったとされる、民族芸能、つまりは最も古い文化の兆し。
「象る」ことに先鋭化したエルトロンデのダンスは行事・祭儀・神事・習慣のあらゆる行為を象徴化しステップと振り付けによって表現した。
集約された人々の生の概念は、エルトロンデの舞踊によってその本質を掌握されたのである。
およそありとあらゆる文化、それに通じる現象を舞踊の中に盛り込み、それを自らの支配下に置いてしまうエルトロンデは【舞帝】と呼ばれ、人々から畏敬のまなざしで見られたと言う。

想像図

エルトロンデ(by うと)

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