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結界の六十二妹


姉妹の連絡役。扉職人。ワレリィXIIII、ワレリィ十四世とも。 ゲートルーラー、人参封鎖結界(レッドホットコンシール)といった二つ名がある。
語尾に数字を付けて話す。テンションが高くなると数字も大きくなる。

魔王14歳と同一の存在。
44羽の配下を従える(ワレリィの四十四禽)。

性質

性格

敬語で話す。「〜なのです28」。一人称:ボク、私。

七色の羽

ワレリィの背中には昔、七色のひらひらした翼が生えていた。扉識人となる前の話で、美しく広大な翼で以って自分の体を覆い、世界を渡り飛んでいたと云う。人々が空にも国を作り始めるようになった時代、オーロラはワレリィが異世界へ旅立った時に作られるものだと信じられていた。

或る時七色の羽の大半を失った彼女が、代替手段として得たのが(其の頃人が開発中であった)である。

語尾

彼女の語尾が数字であるのは、彼女がその論理構造内に姉妹の67番目たる『f(w)=58+72i468-4^7115』を有しているからである。

ワレリィがその全身を扉化させて尚『覗き見る狂人』に至っていないのは『f(w)=58+72i468-4^7115』を安定剤として用いることで意識を肉体に固着させているからだ。

もし『f(w)=58+72i468-4^7115』がワレリィの論理構造から抜け出すことがあれば、過度の扉化が進んだ彼女の全身は瞬く間に多元宇宙の何処かに飛ばされてしまうだろう。

アレの巫女

ディシルセス派では、キュトスの姉妹のワレリィはアレの霊廟の番人にして案内人とされている。また彼女はアレ神に仕える巫女であり聖女でもある。
しかしながらヘレゼクシュではキュトスの姉妹は邪悪なる女怪。ディシルセス派が努力空しく異端視されたのにはこのような理由があったのだ。
ワレリィとはそもそもヌト語で「魔王」という意味であるが、ディシルセス派では「ウァレリィ」と読み替え、さらにヌト語とは別の言語で解釈することで「アレの侍女」という意味を与えたのだった。

能力

  • はじまっていない一族?系列の魔術を行える。
  • f(w)=58+72i468-4^7115を意味する扉をワレリィが開いたとき、世界は終わるとされる。

ワレリィが作った扉は彼女しか通ることができない。入るだけなら出来る。問題は出てこれるか。
ワレリィ作の【】は普通の【扉】と区別がつかない。だから余計に危険である。

ワレリィの扉を作る能力はサンズと違い惑星内でしか使えないが、その代わりどんな場所にでも出没する事が可能である。

扉はクレヨンで鼻唄交じりに描いたりします。描き上げたら次は扉の「接続」です。

誰かの作った扉に鍵を掛けて自分の物にする事ができる。

【扉】職人の間ではかなりの知名度と影響力があり、数百名からなる未公認のファンクラブがある。稀少才能者である職人がこれだけの集団を形作るのは珍しい。

遣った事

魔王

 新史前344年?、ある魔界(座標:f(w)=-356w-336i41-323^-323、名称:マルムンドス)へと繋がる扉を発見。7羽の鳥と兎(後の遷珠の七禽?)を連れてこの異界に侵入。この魔界は閉じた平地の世界であり、生息する人間の特徴は緑髪赤目と尖った耳であった。
 魔界社会で暮らす。7羽の鳥の1羽、鸚鵡?カカトゥーア?の変身能力を用いて、自分が子を成し老いて死ぬように偽装していた。魔界の王国アンティガ・マセド?に居を構え、数代を経て貴族階級にのし上がる。
 マセド王歴?616年、初代から数えて13代目であるという設定のワレリィ13世(表向きの名前はオリピア)はマセド王フィリペ2世?と結婚。女王となる。
 620年、女児を出産、サンディアと命名。もちろん女児に偽装した鸚鵡であり、成人してから入れ替わった(ワレリィ14世)。
 690年、父(元夫)が死去し、アンティガ・マセドの王となる。自分の名前をワレリィに改め、マセドの王を略してマ王と名乗るようになる。このころ、側近は魔界の鳥類とパンゲオン世界から連れてきた鳥類を加え44羽となり、後にワレリィの四十四禽と呼ばれるようになる。
 734年、かねてより軍備を増強していたマセドはついに周辺諸国への侵攻を開始する。ティオス(東)の方角にあるナトゥリアへ。グレニコの戦いでワレリィは先陣に立ち、ひよこうけわろす?を駆って勇猛果敢に突撃し、敵将イトリダーテを投げ斧で倒す。この戦いはマセドが有利に進めたが、降伏してきた敵傭兵たちに対しそれを許さず殺戮した。これらの行いにより、ワレリィは国々に恐れられるようになった。735年、イゾの戦いで、ナトゥリアの総力を結集した100万の軍勢を相手に、縦横無尽の破壊を尽くし、またナトゥリア王を急襲して敗走させ、総崩れになったナトゥリア軍を念入りに掃討した。この戦いで趨勢は決し、ナトゥリアはマセドの属国となり、マセド連合王国の誕生となる。
 ナトゥリアからアペライア(南)にあるイリアスとエギトへ侵攻。両国はそれぞれ内紛状態にあり、マセドの支配による安定を求めたため、属国化は平易だった。
 ナトゥリアに軍事拠点を築き、戦力をさらに増強したマセド軍は、さらにティオスの方へと軍を進める。激しい抵抗に遭いながらも兵を進め、セントラシアを平定する。この時、ゲリラ戦を仕掛けられたため、支配地域で虐殺を行い、ワレリィの称号であるマ王は忌み名とされるようになる。
 さらにティオスへ。ンド・アイの覇者ポロレイをヒダスペスの戦いで破り、ンド・アイを手中に収める。これにより大陸の7割を支配。
 久し振りにマセドに帰還したワレリィは、富国強兵政策を実施してこれを成功させ、まおうじょう?を建設。難攻不落の超高難度ダンジョンである。
 この魔界とパンゲオン世界が広く移動可能になり、程なくして世界間戦争が勃発。マ王の忌み名はワレリィの帰省先であるパンゲオン世界にも伝わり、魔王と混同され、ワレリィは十八魔王の1柱として数えられるようになる。

他に以下のようなことを行っていた。
  • 各地にダンゲオンシティー?と呼ばれる都市を建設し軍事拠点とした。
  • 扉を用いて頻繁にパンゲオン世界と行き来してる。
  • 反乱勢力や敵国の送ってきた精鋭部隊(勇者ご一行)をまおうじょうで迎え撃つ日々を送ったりとか。
  • 大陸の9割を支配。洋を越えて他の大陸に軍隊を送ったりもした。
  • ワレリィの征服行は後の魔界世界に伝説として残り、幾つかの文化に影響を与えている。

功績

ラプンス・ストーリー

「人形姫」ラプンシエルと「小さな騎士」ラプンセルナイトの数々の物語は、ワレリィによって【ラプンス・ストーリー】と呼ばれる冒険譚として編纂され、後世に伝えられている。
ワレリィは扉製作だけでなく古代における文学者・童話作家として有名だが、彼女が物語を紡ぐようになったのはかの人形姫に半ば無理矢理書かされたことが切っ掛けらしい。

外見

  • 少年っぽい。細い。薄い。
  • 緑髪ショートヘアで髪質は直毛だが少し癖があり、赤目、尖った耳、黒い服。黒い手袋。
  • 紫の髪、金のブレスレット、亜猫の刺繍が裏表に入った黒いジャンパーコート。
  • 片目が金色で片目が赤いオッドアイだったという説あり。

文化

紀元神話?のメジャーな地域では、災害・事故をキュトスの魔女に喩えることがあり、ワレリィは交通事故に喩えられる。

累卵の記述項

累卵の記述項
2-14ワレリィ。

「ゲートルーラー」「魔王」

地獄の対となる世界魔界の王。十八魔王の一人。
魔界では年齢がその人物の外見と存在規模に比例するため、魔王である限り永遠に十四歳
ありとあらゆる場所にを形成可能な扉職人であり、世界で最も優れた扉作成能力を誇る。
扉の支配者にして、空間を統べる女王。

配下にが存在する。
猫と竜のように対の概念である両者。
猫が混沌とした様、竜が保たれた秩序を体現するならば、
烏はその主体から見た悪性を司り、兎はその主体としての善性を司る。
猫と竜は絶対的な観念であるが、烏と兎は何を主体として善悪を測るかによって基準が変動する相対的な観念である。

それらを支配下に置くワレリィは、善悪の観念を自在に操作し、価値観を規定する能力を持つ。
彼女は他者の心理構造に扉を開く事で、自らの価値観を流出させ他者の価値観を自己の価値観で埋め尽くすのだ。
この能力によって彼女は全く同じ価値観を持つ他者を多く作り出すことが可能であり、そしてそれこそが彼女を魔王たらしめている要因なのである。
魔界の住人たちに「不毛だから勇者討伐とか侵略とか自重して富国強兵に専念しようよキャンペーン」を実行させ勇者が住人くらい束になってかかっても難攻不落の要塞を完成させたエピソードは有名である。

凄腕の暗殺者、死神シェロン?に暗殺されたが、後にゾンビーとなって復活。
生命活動を行っていないが、昔より元気である。

関連

謎のロシア人ワレリイはワレリィのソックパペットだという説がある。

想像図

画像(by ぐらん)(@PBSS
画像(by ぜの)(@PBSS
画像@PBSS
爬虫類系ワレリィ(by 波野定郎)
殲滅結界(by ぜの)(@PBSS

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