生き物 料理 お菓子
その名の通り、全身がクッキーで出来たシカ
3の月14の日に大量発生する
魔術による生成物とも異世界からの侵略者であるともされる
確かなことは、このシカは、女性を襲って自分を食べさせようとするということだ
そう、食べるのではなく、食べさせるのだ
一説によると、この習性はシカにかけられた因果遡行の魔術に由来するものだという。
それによると、このシカは食べさせた者の過去を改変させて、ちょうど一カ月前の過去を改変することが出来るのだとか。
真偽は不明である。
同属にマシュマロチョコジカとか、キャンディジカもいるらしい。
その名の通り、全身がクッキーで出来たシカ
3の月14の日に大量発生する
魔術による生成物とも異世界からの侵略者であるともされる
確かなことは、このシカは、女性を襲って自分を食べさせようとするということだ
そう、食べるのではなく、食べさせるのだ
一説によると、この習性はシカにかけられた因果遡行の魔術に由来するものだという。
それによると、このシカは食べさせた者の過去を改変させて、ちょうど一カ月前の過去を改変することが出来るのだとか。
真偽は不明である。
同属にマシュマロチョコジカとか、キャンディジカもいるらしい。
クッキージカには四つの生成説がありきゆら大学では、常に覇権を競い合っている。
・クッキージカ火成説 火山評論家白眉のイア=テム
クッキージカは、火から生成されている。
見よ、あの雄々しく立ち上がり、吠えたける火山を。
あれこそまさに、生命の神秘、漢のパッションであるッ!
海中の活火山が生命の源となったように、そしてその火山が海底から島を作りだしたように。
クッキージカも火による焼き入れで、水没した小麦粉という泥から生命となったのだ!
これこそ、熱き漢こそが生命の根源であるという、確たる証拠であるッ!
・クッキージカ水成説 ルサルカ
いえいえ、クッキージカは水から生まれたのよ。
小麦粉と火だけじゃ、クッキーになるわけないじゃない。
クッキーが出来るには、まず水が必要なのよ。
小麦粉のもとの小麦だって、水なしには育たないわ。
クッキーを作るには、クッキーだねが、そして小麦が必要。
火なんてモノは、後からの余計な付けたしに過ぎないわ
生命は、海という水から生まれた。
クッキーも水から生まれたのよ。
・クッキージカ鋳型(イデア)説 ロザンディン教授
どいつもこいつも、何を言っておるのかね、全くもう。
クッキーといえば、まず問題にすべきなのは素材や製法ではないだろう。
クッキージカについて考えるのであれば、まずクッキージカがクッキージカであるために不可欠な要素から考えるべきだ。
火、水、小麦粉、なるほど確かにそれも重要だろう。
だが、諸君らは肝心なことを見落としている。
クッキージカは、まず第一に「シカ」だ。
あの奇怪な生物は、たしかに小麦粉の焼き菓子ではある。
だが、それ以前の問題としてあれは「シカ」という形をとっているのだ。
まず第一に、そこに注目しなくてなんとする!
クッキーを「シカ」の形にするには、絶対に「シカの形」を定める手順が必要だ。
そして、そのためには「型」が、「シカの型」が必要なのだよ!
つまりは、「型」偉大なる理想(イデア)こそが、あのクッキージカの本質、最も重要な部分なのだ!
それが分からないような愚か者はコルセスカ君が作った失敗作のアクィラ・クッキーでも食べているが良い。
素材はどうか知らんが、ロクな型を使ってないから形はボロボロだぞ。
クッキー作りのきっかけになった「よっしー」が誰だか知らんが、ありあわせの型で作ったものなど、こうなるのがオチだ。
まったく、最近の若者はゲームにハマってばかりで、ロクに型を学ぼうとしない・・・・・・・・。
む、ほら首がもげた。
・クッキージカ可能態説(デュナミス) レーラァ
ふぅむ、どうやらみんな分かっていないようだねぇ。
まあいい、ズバっと言ってしまおう。
ボクの見解では、クッキージカの本質というものは無い。
もっと正確に言えば「本質」と決めつけられるような、単一の要素がこの生き物の全てを決定しているわけではないのさ。
なんでそんなことが分かるかって?
そりゃあ、クッキージカが誕生した過程を推測してみれば、簡単さ。
その点だけをとれば、教授もかなり良い線を行っていた。
あの頭の固さのせいで、最後で真相を外したけどね。
クッキージカが産まれた過程とは、すなわち「クッキージカのタネ」が「クッキージカの型」にはめられ、そして焼きあげられた過程だ。
ここまでは、今までのみんなの話から十分に理解してもらえたと思う。
だけど、このどれか一つに注目して、それが「本質」なんて断言してしまうのは、バカげた話だ。
「どれか一つ」ではなく「どれもこれも」が、クッキージカを産み出した要因なんだよ。
ただ一つの中核的な「本質」なんてものは無い。
「クッキージカ」とは「クッキージカを作る要因」全てが揃ったからこそ「クッキージカ」となったんだ。
その過程のどれか一つを崇めたところで、始まらないさ。
ところで教授、アクィラ・クッキーはボクも食べたけど、結構美味しかったよ?
それにアレは、あらかじめ首がとれるように作られているんだ。
別にコルセスカちゃんのお菓子作りの腕や「型」の不備のせいじゃない。
ついでに言えば、それ、右腕もとれるしチョコ味で美味しいよ。
・クッキージカ火成説 火山評論家白眉のイア=テム
クッキージカは、火から生成されている。
見よ、あの雄々しく立ち上がり、吠えたける火山を。
あれこそまさに、生命の神秘、漢のパッションであるッ!
海中の活火山が生命の源となったように、そしてその火山が海底から島を作りだしたように。
クッキージカも火による焼き入れで、水没した小麦粉という泥から生命となったのだ!
これこそ、熱き漢こそが生命の根源であるという、確たる証拠であるッ!
・クッキージカ水成説 ルサルカ
いえいえ、クッキージカは水から生まれたのよ。
小麦粉と火だけじゃ、クッキーになるわけないじゃない。
クッキーが出来るには、まず水が必要なのよ。
小麦粉のもとの小麦だって、水なしには育たないわ。
クッキーを作るには、クッキーだねが、そして小麦が必要。
火なんてモノは、後からの余計な付けたしに過ぎないわ
生命は、海という水から生まれた。
クッキーも水から生まれたのよ。
・クッキージカ鋳型(イデア)説 ロザンディン教授
どいつもこいつも、何を言っておるのかね、全くもう。
クッキーといえば、まず問題にすべきなのは素材や製法ではないだろう。
クッキージカについて考えるのであれば、まずクッキージカがクッキージカであるために不可欠な要素から考えるべきだ。
火、水、小麦粉、なるほど確かにそれも重要だろう。
だが、諸君らは肝心なことを見落としている。
クッキージカは、まず第一に「シカ」だ。
あの奇怪な生物は、たしかに小麦粉の焼き菓子ではある。
だが、それ以前の問題としてあれは「シカ」という形をとっているのだ。
まず第一に、そこに注目しなくてなんとする!
クッキーを「シカ」の形にするには、絶対に「シカの形」を定める手順が必要だ。
そして、そのためには「型」が、「シカの型」が必要なのだよ!
つまりは、「型」偉大なる理想(イデア)こそが、あのクッキージカの本質、最も重要な部分なのだ!
それが分からないような愚か者はコルセスカ君が作った失敗作のアクィラ・クッキーでも食べているが良い。
素材はどうか知らんが、ロクな型を使ってないから形はボロボロだぞ。
クッキー作りのきっかけになった「よっしー」が誰だか知らんが、ありあわせの型で作ったものなど、こうなるのがオチだ。
まったく、最近の若者はゲームにハマってばかりで、ロクに型を学ぼうとしない・・・・・・・・。
む、ほら首がもげた。
・クッキージカ可能態説(デュナミス) レーラァ
ふぅむ、どうやらみんな分かっていないようだねぇ。
まあいい、ズバっと言ってしまおう。
ボクの見解では、クッキージカの本質というものは無い。
もっと正確に言えば「本質」と決めつけられるような、単一の要素がこの生き物の全てを決定しているわけではないのさ。
なんでそんなことが分かるかって?
そりゃあ、クッキージカが誕生した過程を推測してみれば、簡単さ。
その点だけをとれば、教授もかなり良い線を行っていた。
あの頭の固さのせいで、最後で真相を外したけどね。
クッキージカが産まれた過程とは、すなわち「クッキージカのタネ」が「クッキージカの型」にはめられ、そして焼きあげられた過程だ。
ここまでは、今までのみんなの話から十分に理解してもらえたと思う。
だけど、このどれか一つに注目して、それが「本質」なんて断言してしまうのは、バカげた話だ。
「どれか一つ」ではなく「どれもこれも」が、クッキージカを産み出した要因なんだよ。
ただ一つの中核的な「本質」なんてものは無い。
「クッキージカ」とは「クッキージカを作る要因」全てが揃ったからこそ「クッキージカ」となったんだ。
その過程のどれか一つを崇めたところで、始まらないさ。
ところで教授、アクィラ・クッキーはボクも食べたけど、結構美味しかったよ?
それにアレは、あらかじめ首がとれるように作られているんだ。
別にコルセスカちゃんのお菓子作りの腕や「型」の不備のせいじゃない。
ついでに言えば、それ、右腕もとれるしチョコ味で美味しいよ。
タグ