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生き物 動物  植物 亜大陸

【ダールヤール】
またの名を「回遊する花園」という。亜大陸大砂漠?を常に移動している。
その正体は花園に誘われ紛れ込んだ動物や人間を喰らう怪物。
喰魔獣モルゾワーネス?の一形態であるという説もある。
不毛の砂漠の生物なだけあって生命力が非常に強く、オアシスにも擬態するのでやっかいな存在だ。
ダールヤールの正確な個体数は判明していないが、少なくとも500を超えているのは確実とされる

名前の意味

ダルヤルという名前は「花をまとった獣」という意味である。
単語を分解して意味を当てると以下のようになる。

ダー(獣)ルユ(〜を身にまとった・装飾した)アル(花)

生態

ダリャル、ダーリャル、ダールヤール、ダルヤル、ダリヤー
この名で呼ばれる獣は大流河大山脈を超えて北へ行くことができない。
本能によるものか、ある種の呪縛によるものなのかは不明だが、彼らは間のトゥルサを通って本大陸に侵入しようとする。
この「花園そのものである獣」の襲来に多くのトゥルサの統治者が頭を悩ませてきた。

骨格

ダルヤルの骨格はその強靭な筋力によって内側に圧迫されている為に、死亡した後、肉体が弛緩することで肋骨がまるで花のように腹を突き破って開く。
骨の色が鮮やかな水色である事からもその死体は花に喩えられる。

花と臭気

ダルヤルは其の異名の通り色とりどりの花を咲かせ、見る者を幻惑させる。
其ればかりではなく、ダルヤルの咲かせる花は季節や地域に拠って異なり、其の地域で其の季節に咲いている花に擬態する。
地域や季節に因る日照時間や湿度の変化等を敏感に感じ取り、咲かせる花を変化させていると考えられる。
ダルヤルの花を仔細に調べれば、其れが変色し、伸び縮みする筋肉の様な組織から出来ている事が判るだろう。

遠くで見ている分には、旬の花を一度に見られて良いが、其の内近くに行って見たいという欲望を抑えきれなくなるだろう。
ダルヤルは人や生き物を幻惑する臭気を放っているが、其の栄養が枯渇すると代謝の悪化に因って更に強力な成分を放つ様になる。
此の成分は媚薬として高値で取引される事があるが、此の成分を発している時のダルヤルは本当に危険であり、市場に出てくるのは非常に稀である

オアシス

ダルヤルは水胞という器官に水を溜め込み、時にオアシスを作り上げるが、主には根を地中深く伸ばし水脈を探り当てて、其処から水を導く事でオアシスを作り上げる。
此の為ダルヤルが通った後に井戸を掘ると、高い確率で水脈を掘り当てる事ができる。
但し、井戸を掘った所で、其処はダルヤルの回遊ルート上に当たる為、数ヶ月或いは数年後にはダルヤルの帰還に因って破壊されてしまうだろう。

ダールヤールに集まる生物

ダクアル

ダルヤルが作り出したオアシスには無数の生物が集まるが、稀に見る【ダクアル】ほど美しい獣はそういない。

ダールヤールとの戦い

ダルヤルはトゥルサを通って本大陸に侵入しようとする。
この「花園そのものである獣」の襲来に多くのトゥルサの統治者が頭を悩ませてきた。

ただ、本大陸の人間にとってはこんな化け物が自分達の住む大陸に入ってこられるのは甚だしく嫌なので(ダリャルの恐ろしさを真近で見聞きした者ならなおさら)、本大陸側の国々にはダリャルの撃退・駆除の協力を申し出るものも少なくはなかった。

ユンダリャー戦士団

獅子王キャカラノートの治世に、ダリャーの撃退・駆除のために集った戦士たちこそが、後に様々な魔獣退治に活躍するユンダリャー戦士団の大元であると伝えられる。

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