多人数で神話を創る試み『ゆらぎの神話』の、徹底した用語解説を主眼に置いて作成します。蒐集に於いて一番えげつないサイトです。

キュトスの姉妹
結界の六十二妹

エンパスやテレパス系統の能力者。
望む望まざるに関わらず、周囲の精神に感応する。
あくまで受信専用であり、発信はできない。


2-33ティシリア・ハーゼム・ジス・シュトリクト・シズ・メイゼッハ

愛称はティス.

「エィルの魔女」「ノイズレセプタ」「赤の薔薇姫」
エィル公国?建国の立役者。
蜥蜴人ハーゼム家?を後ろ盾に、納豆神群を撃退した名声を糧に、エィルという国の
中枢に入り込んだ。
名誉欲、権力欲の高さは姉妹の中でも屈指であり、「最悪の俗物」と呼ばれる事もしばしば。
エィル公国では英雄として扱われており、かの国では魔女は忌まれる対象ではなく尊敬されるべき対象なのである。

赤く装飾華美なドレスを好んで着用し、エィルの国民の間で大流行した。
ティシリア流のファッションはその後も長く親しまれたが、過剰なフリルやレースの使用は
出費が嵩む為、一般家庭で手に入るものは安物、上流家庭で手に入るものは上物と服飾の格差が明確になり、
ファッションが所得の格差をあらわす一種のバロメータとなった。

ティシリアは周囲の嗜好の雑音を聞く事が出来るという能力を持っていたため、
人間たちの実の所誰も彼も大差の無い思考水準に飽き飽きしていたため
内面よりも外見を重視する傾向があった。
その表れが過剰装飾気味の服装であったが、個性は外側から形成され内に固まる、
という理念を持っていた彼女にとって、真紅の強烈な服装は、猥雑な思考が常に脳内に満ちた自分が
自己を失わないための戒めでもあった。

彼女に纏わる逸話は多い。
「三人の騎士」というエィル王国の破滅と再生にまつわるエピソードに始まり、
「巨人の果樹園」は巨人国の大使の策謀をその異能で打ち破った話。
「酒を飲んだ猫」は同じく来訪した「猫」ラティムカーシャに魔法の酒を飲ませて退治した話。
ただしこの話は後世になって付け加えられた虚構ではないかといわれており、
この手のエィルを訪れた敵対者をティシリアが機知をもって撃退する、という話は類例が多く、大半がその英雄性を高めるための虚構だと推測されている。

そして「魔法の小石」という蒼き肌の民?たちがエィルと戦争になった際、
ティシリアが人質となり和議が結ばれた際のエピソードが存在する。

ちなみにその後ティシリアは蒼き肌の民たちの内紛に巻き込まれて死亡した。

しかしエィルでの彼女の人気はその事実を認めず、実際はその後逃亡し、他人の思考を読み取るだけでなく
精神に関わる魔術を自由自在に扱う事の出来る大魔女としてヘレゼクシュに君臨した、ということになっている。

しかし、ティシリア死亡の直後にエルトロンデが再度の人型復活を遂げたタイミングを見れば、
ティシリアの消滅は明らかであると言えよう。

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