バルロスは偉大な皇帝として広く知られているが、同時に彼の詳しい人となりや詳細な記録については驚くほど現存しているものが乏しく、
一時期は初代皇帝
バルフリートや三代皇帝
ロゥガン共々、「架空の皇帝であり、実在した複数の人物の逸話を組み合わせて作られた理想化された人物ではないか」とする説まで存在した(その後、多くの歴史的資料が発見され、研究が進んだことで現在この説は否定されている)。
彼の記録が乏しいのは北方帝国混乱期にその資料の多くが散逸してしまったことによるものであると見られており、
第二次建国戦争以前の貴重な資料の多くは今も研究者たちが血眼で探し求めている。