書物
物語り
本文曰く、「同性愛を司る悪魔オッキュテスバ・ハサリガーンの悪事と陰謀を暴く書物」。
マイカール・チャーラムが逃亡生活のさなかに書いたとされる。
月刊『男の暴君』の関係者が原稿を発見したと称し、
同誌の934年13月号から935年9月号にかけて連載された。連載終了後、
一冊の本にまとめられ人知れぬ出版社(おそらくはビシャマル書房)から
『暴君叢書』の一冊として刊行された。
物語り
本文曰く、「同性愛を司る悪魔オッキュテスバ・ハサリガーンの悪事と陰謀を暴く書物」。
マイカール・チャーラムが逃亡生活のさなかに書いたとされる。
月刊『男の暴君』の関係者が原稿を発見したと称し、
同誌の934年13月号から935年9月号にかけて連載された。連載終了後、
一冊の本にまとめられ人知れぬ出版社(おそらくはビシャマル書房)から
『暴君叢書』の一冊として刊行された。
これは、同性愛を司る悪魔オッキュテスバ・ハサリガーンの悪事と陰謀を暴く書物である。
私マイカール・チャーラムは、呪われた者ども、唾棄すべき者どもの、吐き気を催すような
邪悪の業(わざ)と企みから目を反らさないことを主アルセスに誓う。
私はこの告発の書を正義への無理解に憑かれた連中から追われている中で少しずつ著していくことに
なるが、この書物の完成の日までは、どうか私が悪魔の猟犬どもの縄に捕らわれませんように。
私マイカール・チャーラムは、呪われた者ども、唾棄すべき者どもの、吐き気を催すような
邪悪の業(わざ)と企みから目を反らさないことを主アルセスに誓う。
私はこの告発の書を正義への無理解に憑かれた連中から追われている中で少しずつ著していくことに
なるが、この書物の完成の日までは、どうか私が悪魔の猟犬どもの縄に捕らわれませんように。
タグ