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ルザナイ教最大の異端?とされる宗教運動。主導していた七人のリーダー「七先駆?」は主流派ルザナイ教徒から「七狡人?」と呼ばれ忌み嫌われた。

普遍的な平等を説きつつも、ルザナイ教の各宗派がそれぞれ抱えていた歪みに苦しんでいた人々を掬い上げ、一時は伝統宗派が脅威を覚えるほどの勢力を誇った。
七先駆派の脅威に対抗すべく、チャカ大陸北部で優勢を占める「長子派?」「唯信派?」「法典派」「正塔派?」「歩守派?」の五大宗派が結束した。

思想

七先駆派の思想において特筆すべきは「法術の自由化」「少数者への寛大さ」である。

ルザナイ教の法術は宗派ごと、流派ごとに「使用できない属性」が存在する。例えば女性が使えない法術、逆に女性しか使えない法術、聖職者にしか使えない法術、同性愛者や両性愛者、特定の疾患や障害を持つ人には使えない法術がある。
七先駆派は術式の中身を改変する事で、この制約を解除していった。

もう一つの特徴は「少数者への寛大さ」である。基本的には「神の前での平等」「神の普遍的な愛」を説くルザナイ教だが、罪人や不適者とする対象が存在する。
同性愛者、両性愛者が代表例であり、特定の病や疾患を持つ者は罪人とはされないものの至聖所や聖域に立ち入れない事例が存在する。
これも宗派によって扱いが異なり、正塔派では肉体と精神の性別が違う人(性別違和者)に、「仲介神官」としての役割を与え、任期が終われば肉体を医術や法術で手術し精神の性に合わせる事が許可されているが、他宗派ではそうではなく「同性愛者」として認識され「同性愛を行」えば処罰されてしまう。
長子派では礼拝儀式を主催する聖職者に女性はなれず、歩守派では四肢に障害を持つ人は至聖所への立ち入りが禁じられている。
七先駆派ではこうした禁則も法術における制約のように解除されていった。

各宗派にとって、自宗にはないが他宗にはある制約は宗教的には正統ではない、が、他宗派の制約に口を出す事はご法度であり、もしやめさせようとするなら流血沙汰はまず避けられない。
近代に入り宗教が相対化される遥か以前、聖典と伝統において定まった事に口を挟むというのはそれほどの地雷であった。
この地雷を踏み抜き、既存宗派から信者を引き抜き制約順守を止めさせてしまう七先駆派は凄まじい憎悪の対象となった。

歴史

当初は各宗派がめいめいで迫害を加えていたが、やがて他宗派とも交流のある高位宗教者たち、学識者たち、名士たちによる取り持ちがなされ、引き続き「他宗派の制約には口を出さない」という暗黙の了解のもと宗派間同盟が成立。
各宗派の連携が行われ、武僧集団も投入され迫害は成果を上げていくようになる。最後には七狡人が全員討ち取られ、残党もほぼ壊滅。残った信徒は地下に潜ることになる。

地下に潜った信徒たちは六グループに分かれ、伝統宗派との抗争の中で磨き抜かれた新形式の法術の有用性をもとに密かに大きな力を獲得した。
しかし表の世界では憎悪の対象である事に変わりなく、加入の条件は厳しくなり、やがて始祖たちの思想とはかけ離れた「選ばれたエリートの集団」という顔を持ってしまう。

近代になり既存のルザナイ教とその宗派が相対化されていくにつれ、再び表の世界での露出を増やしていく。
既存の有力者との繋がりを保ち生かしつつ、ヅアート英雄協会?(のちの全世界英雄協会)といった将来性のある新グループにも技術や資本の提供を行い、その影響力を確かなものとしていった。

メンバー

七先駆(七狡人)

エブグルブ・バフォウ
ムンノハッタカッターイー・ロア
ハーツァブラール・ネシュ・アミ?
ガフ・ダンリウ?
カッター・メグジャニヤ?
シャーリス・ペンネカ?
ヌチャリカ?
七人目の七狡人?

その他信徒

オ=ルングト・ヴァウラク?
ナフローテ・エルー?
ティナ・ランタルボ・ペレクク?

後継六グループ

地下に潜った信徒たちは六つのグループに分かれ、七先駆派のうち六人の名をリーダーの称号として「襲名」していった。

堅牢な虹晶の雀?」:ガフ・ダンリウ
見えない貨幣の塚?」:カッター・メグジャニヤ

敵対者、対抗勢力

マムリカ・ペレクク?

既存宗派が投入した武僧集団

デュキュローンの信仰防衛隊?(長子派)
ノサイタンの審問兵団?(法典派)
フドウィギの倫理騎士団?(正塔派)
ピィケマの善悪峻別会?(歩守派)
雷の蛇?(唯信派)

他宗教

プルーガ―・バウティス・リジュアリズ?]

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