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[[シン=グロークス]]会長を頂点として以下[[虎善]]副会長、理事長兼会長秘書[[ミハエル・イエスマン]]、[[7大理事]]がある。
英雄の保護及び支援、認定を目的とした組織。国籍、[[宗教]]、人種、[[亜人]]不問ただし[[十訓]]の尊守が条件。 現在1092名所属。

イパフィト・タルムキューサ『世界組織事典』

概要

英雄を保護、支援、認定する組織。と、同時にヅアート英雄協会?から引き継いだ英雄召喚技術を擁する。

人々の中から「英雄」を見出して認定し、「英雄的行動」をするよう働きかけ、また支援する。
「英雄的活動」の際には英雄召喚技術によって召喚された過去の英雄たちも協力する。

文明・文化的多様性、各種族の両性または全性の権利などを擁護する「万民友和」思想を支持する団体でもある。
この思想を支持する様々な国際団体とも協力関係にある。

英雄の解釈

全世界英雄協会において「英雄」と呼ばれるのは、軍人兵士?戦士?などの戦闘員に限らない。文化人学者運動選手?なども含まれる。
彼らの中から選ばれた英雄は、協会や協力団体のもとで援助のもとその才能・技能を存分に発揮する。
生身の者から選ばれた英雄は「こちら側の英雄」と呼称される。

英雄召喚技術で召喚された英雄は「あちら側の英雄」と呼ばれる。彼らは神話・伝説・伝承・歴史に名の見える存在だが、協会としては「本人」とは主張も否定も断言しない。
ヅアート英雄協会時代には「あの世」「霊界」から召喚している、と考えていたが、これについても全世界英雄協会はノーコメントを通している。
英雄がやってくる元の領域のことは単に「あちら側」「異界」「異境」と表現される。

英雄への対応

協会が支持する万民友和思想の中には「あちら側の英雄」の価値観と衝突するものが含まれる。
人口妊娠中絶、避妊、同性結婚の権利、性別違和者をその精神の性で認識すること、(新興宗教含む)信仰・信条の自由等が代表的。

全世界英雄協会とその協力団体は、各英雄の祖国・同胞の社会のルール・法律に干渉し、これを可能にしようとしていることもあり、英雄の中にはこれを許容できない者も少なくない。
国際医療機関と組んだ上での安全な中絶の技術・設備の普及、性感染症対策のための避妊具の大規模配布、このほか「冒涜的」教義を持つ新興宗派・新興宗教の権利の保護、これらを行おうとした際には英雄たちの大規模な違反を招いた。
このさい協会は設備を更に充実させる、一時的な召喚で来てくれればいいと持ちかけるなどの懐柔を行って引き留めた。懐柔が成功した理由としては「あちら側の英雄」には基本的に自力でこちら側に来ることはできず、その手段を提供し、(特に同じ出自の)人々を助ける機会を提供する協会の意向を無下にはできないという理由もある。
それでも全員を引き戻すことはできなかった。

召喚されない英雄

・条件を呑めず契約を成立させられなかった英雄
・制御不能の危険人物(メクセトなど)
・召喚すること自体が協会と外部との無用な政治的・文化的衝突を引き起こしかねない人物(七狡人?など)
技術的には召喚じたいは可能とみられる。

他機関との協働

全世界の運動選手がその技を競う「全世界心技体育大会?」のスポンサーの一つである。この大会における上位入力者「メダリスト?」のうち希望者は、死後、協会の施設「万傑殿?」に霊魂を収められ、末永く英雄として存在し続ける事ができる。見た目の年齢は自由に変える事ができるため、疑似的な「不老不死」とも言える。
「あちら側の英雄」と同様、召喚によって運用されるが、この出自から協会は彼らを「本人」であると認めている。
「万傑殿入り」はメダリスト以外でも可能であるが、選定基準のわかりやすさからメダリストの万傑殿入りはその代表例と見なされている。
この制度は、前述の英雄離反で失われ、取り戻せなかった分の戦力を補填する試みでもある。
ただし、協会の管理下で特別な手順を踏む必要があり、協会のあずかり知らぬところで亡くなった後に召喚され、万傑殿での待機状態となった場合、通常の「あちら側の英雄」と同様「本人」と断言されない待遇となる。

同性結婚や中絶の権利、信仰・信条の自由はそれぞれの国や地域における法律・ルールの問題でもある。先にこれを認めた各国、国際機関と協力して全世界英雄協会はこれらの成立を援助している。
しかし法・ルールを余所者や異教徒に口出しされる事に拒絶感を抱く者は少なくない。その中で実力行使でこれを妨害・転覆させようとする勢力に対するカウンターとして協会は英雄を派遣する。
このため全世界英雄協会は「万民友和思想の暴力装置」と呼ばれることがある。
派遣する英雄の選定をミスった場合、英雄がその場で離反し敵対勢力に渡る事もありうるが、その場合、英雄協会側は召喚の核となる「被召芯」の機能停止という最終手段を持っている。
これをされると英雄は活動体の顕現を保てなくなり、崩壊後に霊魂は万傑殿か「あちら側」に強制的に送り戻される。

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