ゴッドイーターでエロパロスレの保存庫です

ブラッドレイジ――――
それは誓約を以て血の衝動を解き放ち、神機に秘められし圧倒的な力を発現させる新たな感応現象。
一度その力を解き放てば戦場を縦横無尽に駆け抜け、破壊的なまでの攻撃を繰り出せるという。
さらに、短所らしい短所と言えば現時点で使用可能なのがフェンリル極致化技術開発局所属の特殊部隊『ブラッド』の現隊長しかいないという点のみ。
ああ、素晴らしき哉ブラッドレイジ……
だが、このブラッドレイジには研究者たるフェンリル極東支部神機整備班所属の楠リッカじはおろか当人すら知らない副作用があったのである。
その副作用とは――――
ブラッドレイジを使用する毎に人間、いやさアラガミを除く全ての生物が持つ三大欲求『食欲・睡眠欲・性欲』の内の何れかが喚起され昂ぶってしまうのである。
原因はブラッドレイジを発動する際に、神機からのフィードバックによる影響でブラッド隊隊長の細胞が超活性化し、本能が喚起されてしまうことだと推察される。
しかしながら食欲が喚起されて馬鹿食いしたところで周りからは「ああ、すごくおなかが減ってるんだな」と思われるくらいであり、睡眠欲が喚起されて大爆睡したところで周りの反応は「ああ、疲れてるんだな」といったところ。
そして、性欲が喚起されたところで「まぁ、お若いからお盛んなのね」と周りが生暖かい目で見てくるだけで、副作用とは言え大した問題にもならないのでブラッドレイジとの因果関係をスルーされているのだった。
もっとも、実のところ彼の三大欲求の内の性欲が喚起された際には問題を抱えることになる人物が一人いるのだが――――

「……また来やがったか」
青年は男の来訪に大分苛立っているようだった。
「もうお前に付き合ってやるつもりはない。とっとと帰れ」
取りつく島もないとは当にこのこと、青年は男に一瞥をくれると気だるげにドアを閉じようとする。
だが、そうはさせじと男は自らの身体をドアの隙間に滑り込ませてそれを妨害した。
お願いだ、男はか細い声で懇願した。そして、浅ましい肉欲が己が身を焦がす苦しみを青年に切なげに訴えた。
しかし、そんな願いを聞かされてところで青年の心はピクリとも動かなかった。
「帰れ」
尚も追い縋ろうとする男を突き飛ばし、青年は部屋の中へと戻った。
身を投げ出すようにソファに座り込み、このフェンリル極東支部に来る前から愛飲していた酒を青年は呷る。
男が今夜もまた性懲りもなくやってきたことで不快になっていた気分を落ち着かせるかのように。
「……ちっ」
自棄酒をカッ喰らうような呑み方では当然すぐに酒は切れる。軽く舌打ちして青年は別の瓶を捜すことにした。
こんな時に限って、と青年は思う。どうやらあの瓶が最後の一本だったらしく探せども探せども酒は出てこなかった。
ラウンジで適当に何か見繕ってこよう青年はドアを開けた。そこにはまだ男の姿があった。
男の顔が見る見るうちに明るくなっていく。青年が中に入る許可をくれたのだと勘違いしているようだ。
先の件での苛立ち、酒が切れた苛立ち。そして今自分に都合のいい勘違いを起こしている男への苛立ち。
青年の中で何かが――――切れた。
「……本当にイラつくんだよ、今のお前を見てるとな!」
襟首を掴見ながら男を持ち上げると、青年は怒声と共に乱暴に自室へと投げ入れた。
荒ぶる神に由来する人ならざる力で投げ飛ばされた男は碌に受け身も取れずに背中を打ち付けられ、肺に溜めていた空気を吐き出す。
「……お望み通り、犯してやるよ」
まだまともに呼吸ができていない男を押さえ付けながら青年は彼の衣服を無理矢理剥ぎ取った。
只の布きれになったそれの下から出てきたの女が男を誘うときに着るような娼婦の如き扇情的なランジェリー。
それはどう見ても男が身に着けるような代物ではなかった。
「またこんなもん着てやがったのか…… 救いようのない変態だな」
組み伏せた男を罵倒しながら青年は自身の性器を露出させ、もう片方の手で男の下着をずらす。
そして男の尻の窄まりに狙いを定めると、何の愛撫もないままに自身を突き入れた。

「っ…… ここに来る前に自分で弄ってやがったな」
にゅるり、と苦も無く男のアナルが怒張を受け入れたことから彼が自身の許に来る前に何をしていたのか青年は瞬時に察した。
濡れていないアナルを無理矢理犯して校門が裂けるくらいに傷めつけてやろうとしていた青年の目論見はあっさりと崩れたのである。
痛がるどころか排泄器官を穿たれる悦びに喜色を浮かべながら喘ぐ男に青年は更に苛立ちを募らせた。
「……ちっ」
何度か腸奥を突き上げる青年だったが、不意に一物を男のアナルから抜き出すとその尻を思い切り蹴飛ばした。
一瞬何が起きたのか理解できていない男が状況を確かめようと顔を上げたその時、彼の左胸に鋭く激しい痛みが走った。
この痛みは何だ、脳裏に浮かぶ疑問。だが、それもまた脇腹に生じた身を裂かれるような痛みに吹き飛ばされる。
三度目の激痛が脊髄を駆け登って脳髄に達した時、男はようやくその痛みを齎す原因を視界に収めることができた。
それは青年の手に握られていたベルト。鞭のようにそれを撓らせて青年は男を打ち付けていたのだ。
痛みがより強くなるように金具の方が男に当たるようにして。
「……ハハッ」
乾いた笑いと風切り音と共にまたも容赦のない一撃が男の身体を鞭打った。赤い鮮血が飛び散る。
男もまた荒ぶる神の力を受け入れたことにより、人であって人でないものになっている。
故にその身体は並大抵のことでは傷つかず、どんなに激しい戦闘にも耐え得るだけの頑強さを持っていた。
だが、青年の膂力もまだ同様に人外のソレ。男の肌は鞭打たれる度に裂け、鋭い激痛に血を泡立させる。
男の口から絞り出される悲痛な叫びが弱々しいものに変わるまで青年の鞭打ちは激しさを増しながら続いた。
力なくベルトを手から落とし、青年は男を見やる。
息は絶え絶え、目は虚ろになってそこに何も映していないかのようで、その全身には幾つもの裂傷があり、肌の色よりも血の色の方が明らかに多かった。
真赤に染まっている男の身体だったが、腹の辺りには濁った白があった。鞭打たれる痛みに快感と興奮を覚えて射精したのだろう。
「……本当にどうしようもない変態だな」
青年の怒張は先程男を犯していた時よりも明らかに凶悪な姿になっていた。かなり興奮しているのだろう。
その昂りの捌け口は無論――――
力なく床に倒れている男の腰を持ち上げ、青年は彼の直腸内へと侵入した。
肛襞を抉られる感覚に反応したのか、力なく項垂れていたはずが再び充血して起き上がる男のペニス。
しかし、それは確かに勃起しているはずなのに固さが余りないかのように青年の腰の動きに合わせてぶらんぶらんと揺れている。
どうやら男のペニスは既に女性を孕ませる力を失っているようで、最早アナルを犯されている悦楽の度合いを相手に教えるためだけに存在しているのだろう。
肉が肉を打ち付ける音と粘液が泡立つ水音が響く。そこにアクセントを効かせるように、消え入りそうな男の喘ぎが混ざる。

「……おい、もっとケツの穴締めろよ」
黙々と男を犯す青年だったが、あまりにも反応が薄いのが気に障ったのかいきなり彼の首を絞め始めた。
それと同時に青年は自身の怒張で男の前立腺を強く突き上げた。その刺激に男のペニスがビクンと反応し、ビクビクと痙攣を始める。
ギリギリと締め上げられる首と一物の突き刺さったアナルだけで支えられている身体を上下に激しく揺さぶられながら犯される男。
どう考えても辛く苦しい状態のはずだが、酸素を求める金魚のようにパクパクと口を開けるその顔には明らかに喜色の笑みが浮かんでいた。
腸壁をゴリゴリと擦り上げられ、前立腺をグリグリと抉るように突き上げられ、アナルを掻き回すように激しく貫かれて――――男のペニスはだらだらと愛液を噴き零す。
出血を伴う全身の裂傷の痛み、腸の内側をこそぎ落とされるような強い刺激を伴う責め、気管を圧迫されまともな呼吸ができない酸欠の苦しみ。
鮮血と脂汗の入り混じった液体を全身に滴らせながら、激しい痛みと苦しみでさえも男は
腸の奥と前立腺から激しく押し寄せる肛悦の快感の絶妙なスパイスにしてしまっているのだ。
「……もう変態って言葉じゃ足りねぇぐらいだな。今のお前」
その事実を固く勃起して尖った乳首とぶるんぶるんと縦横無尽にカウパーを飛び散らせている男のペニスが青年に如実に伝えてくる。
男のアナルを引き千切ろうとするかとように押し広げながら青年は彼の腸内を出入りする。
直腸が裏返りそうなほどに腸肉を掻き出し、さらに奥まで潜り込むかのように突き刺し、青年は男のアナルを捏ね回すように大きく捻りながら前立腺を責め抜いた。
酸欠と苦痛と肛悦とで、もう男にはまともな理性など残されていなかったが、アナルはなおも貪欲に快楽を貪ろうと妖しく蠢いている。
腸の奥深くから背筋を駆け昇り、苦しみと痛みを隠し味にした脳髄を焼き切りそうなほどに妖しく悍ましく、それでいて甘美な快感の愉悦に晒されながらも尚。
そう、性欲を喚起された男は男性に暴力的に嬲られ犯されることにどうしようもないほどの快感と充足感を覚えるようになってしまったのだ。
青年もそれに応えるかのように女性器も斯くや、と言った風情でトロトロに解れたアナルの中で青年のカウパーと男の腸液と血液が混ざった液体を撹拌させ、飛び散らせる。
「うぐっ……」
卑猥な音をグチュグチュと響かせながら男と肛門性交を続けていた青年だったが、そろそろ己の限界が近いと感じていた。
首を掴んでいては好きに動けないと、青年はその腕を男の背に回し改めて抱きかかえると一気にスパートをかけた。
「……俺もそろそろイキそうだ。お前もイカせてやるよ」
それは自身の快楽を得るための一方的な行為。だが、青年の怒張で激しく上下に直腸を犯され抉られるだけで男は腸奥から燃え上がるような昏く深い肛門快楽に飲み込まれるのだ。
滅茶苦茶な動きで男の腸肉を抉りながら突き上げ、捏ね回していた青年の怒張がこの日一番に深々と腸の奥深くに突き立てられる。
同時に青年が男の腸内に肛肉を灼きつかせるかのように熱く白濁した精液を激しく吐き出した。
男も青年の精液を腸奥で受け止めながら白目を剥きつつ肛門絶頂した。
口からは涎と泡を吐き出し、肌には血と汗を滴らせ、ペニスからは白く濁った液体を漏らしながら。
その勢いは青年と比べるまでもないほどに弱々しく、それはまるで男は最早オスではなくメスであると主張しているかのようにも見えた。
腰を震わせ溜まっていたものを最後まで全部吐き出して満足した男の腹の辺りに生暖かい感触が襲ってきた。
肛門絶頂で理性を焼き切られた男の膀胱は緩み切ってしまったようで、尿を漏らしながら快楽の余波にその身を痙攣させるのであった。

―――
――

血と何らかの液体まみれになった自分の身体と男の身体、そして部屋の簡単な後始末を終えて青年は一息ついた。
傍らで疲れ切ったように眠る男の肌にはすでに裂傷はなかった。人ならざる身であるが故の尋常ではない回復力のおかげである。
そのおかげで確かに男の身体に傷は残らない。だが、青年の心の中から彼を傷つけたという事実が消えるわけではない。
そもそもの青年の苛立ちの理由はそこにあった。
青年はかつて男の傍でずっと彼を支えてやりたいと願っていた。故に抱いてくれと男に頼まれたとき一瞬の逡巡はあったもののすぐに受け入れた。
しかし、男の欲求はどんどんとエスカレートしていった。普通に抱かれるだけでは満足できなくなった彼は自身を酷く痛めつけるように懇願してくるようになった。
それは青年にとって辛いことであった。
傍で支えてやりたいと思っていた男を自らの手で誰かの支え無しでは立てなくなるほどに痛めつける。望まれて望まぬことをやらされる。その矛盾が青年を苦しめた。
支えてやりたいと思った相手を自らの手で圧し折る。自身の想いとは裏腹な自身の行動。
そんな自分への苛立ちを男にぶつけ、苦しむその姿を見て自身も深く苦しむ。その後男の満足した様子に癒されて、先ほどの自分に酷く苛立ちを募らせる。
そんなドロドロの負の連鎖を青年はこれからも繰り返すのだろう。何度でも何度でも、何度でも。
夜空の遥か向こう側では、金の長髪を持つ小柄な女性と茶の長髪を持つ眼鏡の女性が「ハル×ギルもいいけどギル×主も有り」と鼻血を垂らしながらサムズアップしていた。

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